歳をとるということ。
過ぎていく時間だけで、歳を取ったりしない。
みたいな歌詞は、よく思い出せないが、きっとミスチルだと思う。「人生」や「時間」に対する感覚として、真実の一端を捉えているような気がする。
僕は、47歳になった。50を手前にして、これまで無かったような感覚がある。去年と今年で、一気に歳とってしまった感覚だ。
もちろん、加齢に伴う体力低下もあるだろう。
しかし、それとは関係なく、最近の社会情勢のせいで、生きている幸福を実感する機会が少ない。野外フェス行ったり、プロレスを見て大声で声援を送ったり、県外の友だちに会いに行ったり、時間も気にせず、朝方まで遊んでいるような日がないと、心は枯れていく。
仕事面でも同様ではないだろうか。
リモートでも物事は進むし、モノは納まる。けれども、達成感とか、やり遂げた実感が持てない。心理学者か何かが言っていたんだけど「誰かの役に立っている実感がないと、人間は満足感は得られない」のだそうだ。
想像力の足りない僕のようなタイプは、身をもって体感しないと理解できない。手応えがあっても、目に見える反応がないと実感できない。
つまり「生きてる実感」がないときに人は老け込んでいく。過ぎていく時間だけで、歳を取ったりしない。と言うわけだ。
一応、ここまで書いてみて、ウラをとる意味で、冒頭の、あの歌詞は「ミスチルだったのかな」とググったところ、違った。ジュンスカだった。ショックだった。
僕は、中学生の頃、すべてのインプットが終わっていて、未だに処理し続けているようだ。
そもそも、ジュンスカの歌詞を、ミスチルだとボヤーっと覚えているのだから、途中に出てくる心理学者とかが言っていた「誰かの役に立ってる実感がないと〜」みたいな話も、かなり怪しい。
こうやって、人は歳をとっていくのだろう。
それでは、聞いてください。全部、このままで。
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