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ショールカラー(へちま衿)のカーディガン

toiro knitwearで、3年に一度くらいのタイミングで作るニットアウター。地味に人気です。じわじわと売れています。現在、ほんの少量ですが3カラー全て在庫あり。

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定価24,000円+税

主なラインナップは、基本的に1万円代に抑えています。それは「安くはないけど、無理ではない」というラインで国産ニットを、まずは体感してもらいたいからです。しかし、アウターに関しては、2万円半ば。さすがに良いものを作ろうとすると3万円くらいになっちゃいます。

生産サイドとしては、3万円代にしないとマズいのですが、多少の無理を押し通して2万円代半ばの価格帯。その都合上、毎年は出せない(実は、お得なアイテム)なのです。

購入された方が、2、3年後に「何年も使えて、結果、お得だった」と気付いてもらうことで、toiroをもっと好きになる。そのために、無理してるライン。それがtoiroのニットアウターです。

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女性162cm(size-S着用)/男性187cm(size-L着用

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ショールカラーは、老けて見える?

40代以上の方によく言われるのは「老けて見えませんかねえ?」という心配。いや、着てみると全然、そんなことないと思いますよ。実際、着用イメージ写真を見ての感想は、どうですか。

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ご覧の通り、着用した写真を見れば、そんな心配はご無用なのですが「老けて見えるのではないか」と、おっしゃる理由も分かります。

ショールカラー、いわゆる「へちま襟」のニットは、昔、流行ったんですよね。近いところだと、90年代くらい。

その先入観から「ご年配の方が着るニット」という印象なのかもしれませんが、今は、むしろ、新鮮ではないでしょうか。むしろ、若い子たちの方が、先入観がないので「これ、かわいい!」と絶賛してくれています。

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良いニット(ないしは、高価なニット)が醸し出しちゃう雰囲気。これが「育ちがよく見える」。もしくは「お金を持ってそう」って印象に繋がって、いい感じ。

このニットを着てる人を例えるならば

女性であれば「じっくり選んだものを、丁寧に何年も着てるカフェの女性オーナー」って感じで、男性だと「休日の午前を持て余して、ゴルフの打ちっぱなしに来てる歯医者さん」といった感じ。すいません、勝手な個人的なイメージです。

これ一着、持ってたら、冬が楽しみになる。そんなニットアウター。「結局、たくさん着ることになります」と自信を持ってお薦めしてます。

リニューアルした箇所

前に作ったときから、すべてを細かく調整したんで、リニューアルした箇所はキリがないんですが、大きくは、2つ。まずは「素材の変更」。ふんわりとした、肉厚でスポンディッシュなウール100%に変更。濃淡の異なる2色の糸で編んでます。色の出方も絶妙。

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これは、ファクトリー内では「ぶっ込み」と呼ばれている編み方で。正式名称は覚えてないのですが、ご覧の通り、色の出方が計算できない。もう部分的にボーダーみたいな。ブロックでカラーが出ちゃう。

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計算が出来ないから一着ずつ違うニット。

「こんなもんは、製品として納められない」という「職人たちのプライド」と「いやいや、だからこそ、面白いんじゃないですか?」というみたいな「開発チームのチャレンジ精神」との平行線。その交わる場所、実験的な領域が、ファクトリーブランド「toiro」の魅力の一つですよね。

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工場サイドとしては、敬遠したい編み方。だから、市場では見かけない商品。「その領域に踏み込むのが工場直販ブランドの強みだろう!!」と。「商品化したい!!」と。その心意気。

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しかし、例えば、この画像みたいに、背中に入ったピーっと出てるライン。もう、あえてデザインした、としか思えないんですけど、勝手に編みあがってきたものなんです。怖いですねえ。

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でも、全部が全部、素敵です。だから「世界で一着のニット」なんです。

おおっと、すいません。主なリニューアルの1点目についての説明が長くなってしまいました。そろそろ、まとめます。

隠しボタン&隠しループ

主なリニューアルの2点目は「隠しボタン&隠しループ」によって、襟元をキュッと上まで締められるようにしました。生産地である雪国・新潟県の知恵。寒冷地仕様。

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工場直販の「ファクトリーブランド」という性質上、常に新しいチャレンジを宿命づけられています。つまり、毎シーズン新作を作り続ける。そして完売したら終了。追加生産はしません。

余剰在庫を作らないことが、商品単体の価格を抑えることに繋がり、また、長く着続けられるニットを作ることは、自然環境を考えることにも繋がる。

といった感じで、かなり長くなりましたが、私たちtoiroのチャレンジが詰まったアウトカーデのご紹介でした。ご興味のある方は、是非、商品ページをチェックしてみてください。

https://www.toiro.tv/items/23925924

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