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【大人必見】坂本龍馬の名言から,育児のマインドセットを考えてみる

★このnoteでは,

・自分の子どもへの声かけに自信が持てない
・育児がわからない
・子どものためにできることがわからない
など,子どもとの関りに関する悩みを持った方々に向けた内容となっております。



「人の世に道は一つということはない。道は百も千も万もある。」



これは坂本龍馬の名言(らしい)です。

座右の銘を聞かれたらいつもこれを言っています。

座右の銘を聞かれることは,私の短い人生の中で数える程度ですが,私の心の片隅にいつもあり,育児に限らず私の心の支えになってます。

そこで今回は,子どもとの関りとも絡めた解釈「育児のマインドセット」としてお話します。

子どもとの関わりの中で、たくさんの葛藤を感じると思いますが、その葛藤を乗り越えるにはどうすれば良いのでしょうか。

皆さんと共有できればと思います。

言葉との出会い

私がこの名言と出会ったのは、家族旅行で長崎に行ったときでした。


その頃、NHKの大河ドラマ「龍馬伝」が放映されていました。
(たかなし、高校生です)


私自身毎週楽しみに見ていた龍馬伝だったので、旅行も非常に楽しめました。

旅行先で立ち寄ったお土産屋さんで、私は坂本龍馬の名言が記された鉛筆ケースを見つけました。

ケースには10本ほどの鉛筆が入っていて、それぞれに異なる名言が書かれていました。



そのうちの1本に書かれていたのが

「人の世に道は一つということはない。道は百も千も万もある。」

という言葉でした。


坂本龍馬といえば幕末の英雄ですね。

龍馬伝にハマっていたこともあり、気づいたら購入していました。

残念ながら、残り9本に書かれていた名言の内容は覚えていません。

自分なりの解釈を加えながら、たった一つの名言を大切にしてきました。




「人の世に道は一つということはない。道は百も千も万もある。」

さて、ここから私なりの解釈とともに「育児のマインドセット」を紹介していきたいと思います。


この名言を分解して見ると

「人の世」→人生

「道」→選択肢

「百も千も万もある」→「億、兆、京、…、那由他、不可思議、無量大数」→限りなくある

といった感じです。



ですので現代語的にすると

「人生において選択肢は限りなくある(はずだ)」

みたいな感じですね。

それではより具体的に見ていきましょう。



解釈その①:どれが正解なんてわからない

解釈その①は「どれが正解なんてわからない」ということです。

選択肢が、百も千も万もあって、限りなくあるということは、その中から正解なんて見つけられるわけないです。

同じ選択肢を選んだとしても、その時の状況や、それまでの人生の文脈的な解釈によって、正解にも不正解にもありうるのでは無いでしょうか。

そもそも「正解」「不正解」というよりは

「望ましい」「望ましくない」や「より良い」「避けた方がいい」

のようなぼやっとしたニュアンスで捉えていただけると良いかもしれません。



子育てにおいても同じではないでしょうか。

その時の子どもの状況、親の状況、これまでの親子の関係性によって一つ一つの選択話行われていると思います。


例えば、スーパーでお菓子をねだる子どもとその親の一場面で考えてみましょう

ざっくり選択肢としては、お菓子を「買う」「買わない」です。

このどちらが望ましいのかどうかは、子どもの状況、親の状況、これまでの親子関係等の文脈的な解釈によって変わりますよね。

お菓子を「買う」という選択の背景として

・何かを頑張ったご褒美として、買う約束をしていた
・前回の買い物の時は我慢していた
・お菓子が大好きで心の拠り所となっている
・親もお菓子を食べたいと思っている
等々




逆に「買わない」という選択肢の背景としては

・毎日お菓子を食べて栄養の偏りが気になる
・お金がない
・お菓子についているオマケが目当てで、食べずに捨てたことがある
・夕ご飯を食べなくなる
等々です。



背景を考えたらキリがないですが、それこそ百も千も万もあると思います。

背景や状況などがあっての選択なので、どちらが望ましいかどうか、一概には言えませんよね



なので、正解なんてわからないのです。

わからないからこそ、悩むのだと思います。

具体例が「お菓子を買うか買わないか」でしたが、

「習い事をさせるか否か」
「怒るべきか怒らないべきか」
「病院受診すべきか否か」
など、

重要度が異なる様々な案件について、私を含め子育て中の皆さんはたくさん悩み、葛藤し、決断してこられたと思います。

私は、その決断やそれまでの過程を、心からリスペクトしています。

次から次へと迫ってくる、子育て中の決断一つ一つに皆さんの想いがあるのではないでしょうか。



解釈その②:逃げ道もあるはず

解釈その②は、

選択肢が限りなくあるのだとすれば、その中に「逃げ道もあるはず」だ

という解釈です。


嫌なことから逃げ続けてきた私の人生において、この解釈は本当に助けられました。

「逃げる」というのは一見ネガティブに聞こえますが、解釈その②においては、非常にポジティブに「逃げる」を捉えています。



ポケモンのように「にげる」の選択肢があるのです。

「逃げる」ことができた,という経験です。

ですので,ポケモンでも「にげる」を選択した際にも経験値,努力値が欲しいくらいです。



子育てにおいても、しんどいとき、辛いとき、ありませんか。

「逃げたら子どもはどうするんだ!」と怒られるかもしれませんが

このマインドで少しでも気が楽になって欲しいなという私のお節介です。

私自身、子どもと関わりながら、どうしても逃げれないときや、放置できない状況が多いというのは重々承知しております。

「その場から離れる」「一旦考えない」などの選択肢もあるはずです。

道は百も千も万もあるのだから



解釈その③:人それぞれ選ぶ道は違うはず

最後の解釈その③です。

選択肢が限りなくあるのであれば、状況が同じだとしても、同様の選択をする確率は低いだろう。というか被ることはほぼ無いんじゃない?

という感じです。

「人それぞれ」というのも、各家庭でも違うだろうし、兄弟間、友人間でも違うだろうと思います。

特に育児においては、親が思う望ましい選択肢、子が思う望ましい選択肢が違っていてありたまえではないでしょうか

子どもと関わっていると、「なんでこんなめんどくさいことをするんだ」「こっちの方がいいのに」「そんなことしないでくれ」と思うことがあるかと思いますが、その子の中では「望ましい選択」なのかもしれません。

私は子どもと関わっていると、子を愛するがために、どうしても管理しようとしてしまいます。

でもそんなときこそ「人の世に道は一つということはない」を思い出して、反省してます。

危険でないうちは、心穏やかに見守りたいものです。(なかなかできませんが笑)


窮屈過ぎませんか、もっと気楽に子育てしたい

最後に一つ声を大にして言いたいことがあります。

現代における、育児、親の関わりなどについて

「こうあるべきだ」「〜〜してはいけない」がありすぎます

個人の中で、そのようなルールを求めたり、参考にしたりするのは自由だと思いますが、それが浸透し過ぎることで、子育てが窮屈になってしまったり、苦しいものになってしまったりするように感じます。

求められてもないのに、他人が指摘するなんてもってのほかです。

公共の場で泣きじゃくる子どもに対して、親が厳しい口調で怒るのか、優しい口調で諭すのか、それこそ、その親子の関係性だったり、これまでの生活によって選択は変わりますよね。

念のためお伝えしますが、私は、暴力や虐待を容認しているわけではありません。

その子に伝わるのが、もし厳しい口調なのであれば、それも選択肢として十分あり得るのではないか。

ということです。 


「子どもを呪う声かけ」みたいな書籍も目にしたことがありますが、インパクトが強過ぎて、読むのがしんどくなり途中でやめました。



みなさん、毎日の子育て、本当に、本当に、お疲れ様です。



終わりに

以上,
坂本龍馬の名言から,育児のマインドセットを考えてみた内容となります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

みなさんが,子どもたちと心地よく関われる一助となりますように。

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