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ゲーム『Human:FallFlat』のフニャフニャ人間彫ってみた!

あなたはHuman:FallFlat(ヒューマンフォールフラット)というゲームを知っているでしょうか?

フニャフニャした人間たちがその場にあるものを使いながらゴールを目指す、物理演算を利用した3Dアクションパズルゲームです。

私はゲーム実況者のレトルトさん、キヨさん、牛沢さん、ガッチマンさんの『(自称)TOP4』のゲーム実況を見ていてこのゲームを知りました。

※押したらすぐ流れます※

TOP4の話で1万字書きたいところですが!それはひとまず置いておいて……。
このフニャフニャ人間たち、めっちゃかわいくないですか……⁉︎

グッズがほしい!

グッズ欲しいな……。人形欲しいな……。
あれ?ちょうど手元にシナの木材があるな……、いつぞや購入したカービングナイフと肥後守も……。

ないものは作り出す系オタクの作者。
ということで木で人形を彫ってみました!!
(ちなみにガチャガチャやゲームセンターの景品でちゃんとグッズになってるらしいです)

道具を紹介するぞ!

まずは人形を彫るために必要なものをご紹介します。

試作用の紙粘土
つやだしニス
木材→今回は画材販売.jpで注文したシナを使用。
肥後守とかカービングナイフとか彫刻刀とかいろいろ(下に画像あります)。
金属の細かいやすりセット
紙やすり→#80〜#1000くらいまでのものいろいろ。
手袋→木彫りはちょっと間違うと血が流れます。布とゴムでできた軍手みたいなやつを愛用してます。
ノコギリ
カッターマットなど→ボロボロになるので注意。私はボロボロにしたくないので適当な板をカッターマットの上に敷いています。
作業台
資料(詳しくは後ほど)
エプロン→木彫りは服がめちゃくちゃ汚れます。
掃除機とほうきとコロコロ→木彫りは部屋がめちゃくちゃ汚れます。
防塵ぼうじんマスク→木彫りはやすりがけの時、めちゃくちゃちりが舞います。

作業台。これがあるとちょっと彫りやすい。

粘土で試作してみるぞ!

石橋を叩きすぎて壊す系ビビりの作者。
いきなり彫り始めるのが不安だったので、まずは紙粘土で一番シンプルなキヨさんを試作してみました。

画像はニスを塗った直後の人形。
これくらいかな?と思いながら作ったら大きすぎました。

立体になると構造が分かりやすくてなかなかいいです。
木で彫るときはもっと小さく、脚も短いほうがいいな、頭身も変えよう、などなど改善点がたくさん出てきました。彫り始める際の不安もほとんどなくなりました。

資料を集めるぞ!

彫るぞー!というモードに入りつつありますが、彫る前に資料を集めます。
資料は大切です。「えっ、これ、後ろどうなってるの?」というときが必ず来るからです。
今回はYouTubeの動画から図を書き起こしました。動画はいつもレトルトさんの視点なのでレトルトさんの正面の資料集めに苦戦しました。

図をトレーシングペーパーで写して貼っている。

各パーツの位置を揃えておきます。
この図をトレーシングペーパーで木材に写し彫り始めます。

彫るぞ!

ではいよいよ彫っていきます。
難易度を考え、キヨさん→ガッチさん→牛沢さん→レトさんの順で彫ることにしました。
部分的に敬称を省略させていただきます。

ちなみに作者はウッドカトラリーキットはやっていましたが、人形に関しては見様見真似で彫っております。「木彫の基本がまるでなってないよ!」という方、先に謝っておきます。ごめんなさい。
人形制作に関しては、Instagramで木彫りの人形をアップしている外国の作家さんとダイレクトメールのやりとりをする機会があったので、おすすめの木材について伺ったり、使っているナイフについて教えてもらったりしてました。

①キヨ人形

木材にトレーシングペーパーでアタリを付け、正面から彫っていきます。

作業BGMはもちろんTOP4のHuman:FallFlatの動画。

まずはざっくりと彫って

細かく彫りこんでいきます。

自立します

キヨ人形は紙粘土の試作もしていたので彫りやすかったです。頭身もかわいい感じになって満足です。上手くできたのでキヨ人形を手本にして他3体も彫っていきます。

②ガッチマン人形

ガッチマン人形は衣装がいろいろあって悩みましたが、ジェイソンを採用して手を上げたポーズにしてみました。

③牛沢人形

牛沢人形は下の動画の冒頭に出てくる、隣の人に腕を乗せるポーズにしました。

※押したらすぐ流れます。冒頭下ネタ注意※


④レトルト人形

一本の木材を4等分して進めていました。これが最後かと思うと悲しくなり撮った写真。

レトルト人形はパーツが多い……!!微調整しつつパーツの位置を決めながら慎重に彫っていきます。

細かい部分の造詣には金属のやすりが役に立ちました。

レトルト人形は造詣ぞうけいが細かくて一番彫るのが難しく楽しかったです。

4体彫るのにかかった期間、なんと11ヶ月!(本当に彫った日だけを集めてギュッとしたらたぶん2ヶ月くらいです)
これにつや出しニスを数回塗り完成!
今回はあえて色を塗らないことにしました。

写真を撮るぞ!

かわいい人形ができたので部屋の隅で埃をかぶっていた撮影ボックスを使って写真を撮ることにしました。

ん?

おっと?

おかしいな……。

とりあえず集合写真を撮る。

いや、写真撮るの下手かよ!
撮影ボックスの使い方が絶望的に下手すぎる……。

ということで撮影ボックスを畳み、もっといい写真を撮るべく、外に繰り出すことに。

外で撮るぞ!

秋のよく晴れた公園で撮影しました。

いいじゃん!
この調子で集合写真も!

原っぱに寝てもらう
原っぱに立ってもらう
子どもがいない隙に遊具に乗ってもらう
岩に登ってもらう
木の根元で発見!みたいな構図
木に登ってもらう

写真を撮りながら公園をうろちょろしていると、子持ちの若い夫婦から不審者を見る眼差しを向けられました☆

うまい写真が撮れたとは言えませんが……まぁ、撮影ボックスよりはいいのではないでしょうか……?

写真を加工してみたぞ!

せっかくなので画像編集ソフトで加工してみました。

空が、青いな……!!!
さわやかで良い雰囲気の写真になりました。

まとめ

彫るのとっても楽しかったです!
飽き性なので2人目くらいで諦めるんじゃないかと少し心配していましたが、なんとか完成し、こうしてnoteにもまとめることができました。
試作から数えると約2年もかかりましたけどね!
まとめただけえらいとしましょう。

木を彫る感覚は何ものにも例え難い気持ちの良いものです。
人形の他にもスプーンやフォーク、アクセサリーを彫るのも楽しいです。
興味のある方は血を流さないよう気をつけつつ、やってみてください!

次は何を作ろうかなー。


読んでくださっただけで嬉しいのに……!?まさかサポートまで……!?