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#Nowplaying「20230318 Hoshikawa’s Wedding Reception」

なんてカッコつけて書いてみたけど実際は「この後カラオケに行きたくなる」ぐらいのプレイリストです。そんな気持ちでノッてくれたらありがたや~で、各々の再会が楽しい時間になったら嬉しかね~である。

僕らより前に披露宴を執り行った新郎の先輩ムラタ君のアドバイスはかなり芯を食っていて曰く「式の準備は積極的に手伝った方が良いばい」とのこと。そもそも“⁠⁠手伝う”⁠という発想自体、当事者意識がないよね、みたいな冷ややかな声が聞こえてくる前に、反面か正面か教師にしながら新郎は得意なことをやろうと思う(気持ちは分かるよショウマ、、!)。ということで昔からJ-POPを中心に浅く広く聞きかじってきた新郎ほしかわが本日の披露宴のBGM選曲を担当いたしました。Check it out☆

・入場 「Ob-La-Di, Ob-La-Da」/The Beatles

この曲のオープニングで思い出すテレビ番組がある方は今日に限らず一生仲良くしていただきたい。そう、「笑う犬の発見」である。実は、少年期の新郎が姉とピアノの発表会で連弾した曲でもあり、姉の披露宴で僕と中座する時に流れていた曲でもある。

・乾杯 「Tokimeki」/Vaundy

SpotifyのCMで「不可幸力」を聞いて耳を掴まれた後、車のCMソングでまたしても耳を掴まれる天才Vaundy。「Just dancing tonight」って今日のこの乾杯にピッタリじゃないですか。なお、配信のみでCD音源のないこの曲を流すのに5,000円の別料金がかかっています。一般社団法人音楽特定利用促進機構(ISUM)のばか!

・ケーキ入刀 「日曜日」/Back number

元々聞いていたけど、新婦と暮らし始めて切に身に響くこの歌詞この曜日感覚。お昼まで寝てられる日曜日の幸せ。美味しいものを食べる幸せ。ケーキ入刀にそんな思いを乗せました。(洗濯物をパタパタ干さなくてよくなったドラム式すごいな)

・新婦中座 「魔法の料理~君から君へ~」/BUMP OF CHICKEN

新婦のおばあちゃまは、料理の先生もされていたほどのプロの腕前で、新婦のお母さまもお料理上手。そして新婦も。歌詞に出てくる“⁠ ⁠叱られた後の晩御飯”⁠が「愛情」だって大人の今なら分かるけど、子どもの自分には言葉にできない複雑な気持ちがあって。大人になった今だから言える、子どもの自分へのメッセージが「君の願いはちゃんと叶うよ」ってこの優しさ。おばあちゃまに感謝を伝える新婦の中座にピッタリだと思いチョイス。

・新郎中座 「POP STAR」/平井堅

中学のクラス替え初日、大学の新歓コンパ、取引先とのカラオケ。全部平井堅のモノマネに助けられてきた。おかげで素人そっくりさんテレビにも出させてもらった。カラオケに行くといつの間にか「瞳をとじて」が入れられているし、何が来てもいいように彼の新曲は全部覚えておいた。たまにインド人みたいな変な曲も出してて困った。そんなKen Hiraiこそが僕のPOP STARであり、授業参観で「どれがほっしーの母ちゃんか一発で分かるわ」と言われ続けてきた同じ遺伝子を持つ母との退席は、もちろん平井堅で決める。

・プロフィールムービー① 「明星」/トータス松本

高校までナンパにEXILEを聞いていても大学1年、自由を前にした野郎どもは例外なく奥田民生とトータス松本に憧れる。と思ってる。「何もかも間違いじゃない」という圧倒的な肯定。Cメロ「汚れずに生きるのは難しい きれいなままで死にたいぜ いや 死にたくないぜ」って笑っちゃうけどめちゃくちゃ真実。お時間があればMVもご覧ください、これがもうちょっとしたプロフィールムービーなので。

・プロフィールムービー② 「にじいろ」/絢香

新婦と同名だから。以上。



なわけない。実はこの曲を作る頃、絢香もひどく落ち込むことがあり、全ての色がなくなるような何も感じなくなる状態になったんだけど、時間が経って腑に落ちて乗り越えられたなと思った瞬間に見える景色、それを“にじいろ”と歌っているのです。ひとつひとつのことがその人になり、ひとつひとつのことが自分になっていく。無駄なことなんてない、って実は明星と同じことを歌ってるんだってさ、今調べました。
https://tower.jp/article/interview/2014/06/10/tower21-2

・プロフィールムービー③ 「ハルノヒ」/あいみょん

付き合って間もない頃に東京の右上に住んでいた新婦とのデートはもっぱら押上、曳舟、そして北千住だった。ご存じクレしん映画主題歌のこの曲の舞台がなぜ北千住かって、実は野原ひろしがみさえにプロポーズした場所が北千住駅なんだそうですトリビア~。僕ら2人の出会いのBGMにもピッタリである。ちなみにクレしん大ファンのあいみょんは北千住駅には一度も行かずに、ひろしとみさえのイメージだけでこの曲を書き上げたので、北千住駅をキラキラした木漏れ日のような場所と思い、空き缶とか全く落ちてないと思っていたらしいけど、北千住全然そんなことないし、なんなら春日部より汚いよあいみょん。今日3月18日も「ハルノヒ」なので選びました。

・お色直し入場 「Change」/Monkey Majik+吉田兄弟

「それ何聞いてるの?」って聞かれてMONKEY MAJIKって返したらかっこいいかなって浮わついた受験生だった新郎は、高3の頃MONKEY MAJIKにハマっていた。そんなんだからリスニングの練習にすらならなかったけど、今でもよく聴くお気に入り。笑福亭鶴瓶師匠の独演会を観に行った時の出囃子がこれで、小走りで出てくる師匠のカッコよさに心を掴まれた。お色直しに、和装に「Change」。

・クイズコーナー
① 「I see...」/乃木坂46
② 「毎日がBrand new day」/乃木坂46 
③ 「ジャンピングジョーカーフラッシュ」/乃木坂46

余興の時間なので、盛り上がる&メッセージ性が少なく適当に聞ける&CDが入手しやすいという3点から選び、アイドルアイドルしていないこの3曲で参加型企画をお楽しみください。CD供給源は前記事の通り、アラカンにして乃木坂にハマった父タージ(タージとは孫娘に呼ばせているニックネーム)。タージの部屋には乃木坂のポスターやら写真集などがあり、孫娘エマちゃんにそれらを指差しながら「これ誰だ?」と聞くと「タージのともだち」と答えるの面白すぎる。

・花束&記念品贈呈 「ありがとう」/SMAP

新婦のご両親がSMAPファンということで1曲入れたくてこちらをチョイス。ほぼ「ありがとう」しか言ってないサビなのに、こんなに心に来るのはなぜなんだろう。いいともの最終回で歌われたり、リオ五輪のテーマソングでも使われたり。人が抱くど真ん中の感謝を歌にすると、きっとこういう曲になるのだと思います。

・ご両家代表謝辞 「Let It Be」/The Beatles

ここまで書いて、タージはきっとファニーなファザーだと想像する人も多いと思うんだけど、息子から見たら生真面目な父親である。親父の部屋にはギターがあって、Beatlesが好きだった。特にLet It Beはカラオケに行った時に僕も歌わされた覚えがある。それなりに音が取れる僕を「才能があるんじゃないか」って褒めてくれたことや、「お父さんも若い頃は高い音が出たんだけど、声変わりしてさ」って言い訳も、今は微笑ましい思い出の1つ。親父、謝辞ありがとう。

・エンドロール 「Hello Song」/星野源

新婦友人みーどんの結婚式のエンドロールで、出始めたばかりの髭ダン「115万キロのフィルム」を初めて聞いてたいそう感動したようで、2人でエンドロールはこだわった。自分もここがこの披露宴のサビだと思って自信を持って選んだ曲です。
人が生まれる、人に出会う、未来に向かって進む。うずくまる事ばかりだけど、少しでも多く僕らは今を作ろう。底抜けに明るいサウンドに乗って「笑顔で会いましょう」は僕ら2人からのメッセージであり、今日を機にして歩き出す2人の意志でもあります。

・退場 「とっておきの唄」/BUMP OF CHICKEN

中学の頃、姉から借りたアルバム「FLAME VEIN」。初BUMPがこのアルバムで衝撃を受けた人も多いと思うけど僕もその1人。「ゆっくりでいいから君が本当に笑って泣けるような2人になろう。」ってストレートな歌詞。「君の大切な犬も連れて」って愛犬家の新婦に重なる。エンドロールと共に、これから2人で歩き出す冒険の始まりをこの曲に託しました。

・送賓① 「happiness!!!」/木村カエラ

新郎のゼミは男2-女8なんだけど、もう1人の男子ノゾエ君ががまぁ爽やかなシティボーイで僕と大違い。そんな彼が高校時代J-Waveでよく木村カエラを聴いていたそうで都会の高校生はJ-Wave聴くのかって衝撃だった(いや、まぁ熊本でもJ-Wave聴けるんだけどね)
基本的に僕の価値観は、繰り返されたり、続いたり、積み重なったり、巡り巡ったりすることが好きなので、この曲に出てくる何てことない幸せの定義が刺さるのです。夢見て歌って笑って、泣いて踊って恋に落ちて。ちっぽけな積み重ね、でも小さくても救いようがあるの。整列退場にご協力いただき、送賓BGMを味わってください。

・送賓② 「This Will Be Our Year」/The Zombies

新郎が好きな映画『WE ARE LITTLE ZOMBIES』内で聞いたのが最初で、ゼクシィのCMにも使われていたことを後で知る。あの例の「結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私は、あなたと結婚したいのです。」のCMなので聞いたことある人も多かろう。This will be our year, took a long time to come. 今年は僕らの年になるよ。ようやくやってきたんだ。

・送賓③ 「Ob-La-Di, Ob-La-Da」/The Beatles

お笑いで言う伏線回収のように、点と点が線になるように、人生は続いていくのさと御披楽喜にもこれを持ってくる。ことわざでもよく言ったものだ、「オブラディオブラダに始まり、オブラディオブラダに続く」と。夫婦としスタートを切った僕ら2人ですが、これからも変わらず皆さんと一緒に時間を過ごしていきたいと思っております。オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ、人生は続くのよ、人生はまだまだ続くのさ。


思いの他、長くなっちゃった。カラオケに行きたくなる前に、トイレに行きたくなるかもしれない。
こんなに左の手の甲を人様に見せながら微笑む機会もないなと思いつつ、耳でも楽しんでくれたら幸いです。

読んでいただきありがとうございます!おかげさまで新郎(と新婦)は今日の日を迎えることができました。これからもおいしく生きてまいりますので、どうぞ温かく見守ってください。