『곧바로』直訳


곧바로
コッパロ
まっすぐに

訳注:
直訳をこころがけた
母音の長短は記していない
濃音はッで表記したが激音は表記していない

남들이 바람타고 동쪽으로 간다고
ナムドゥリ パラムタゴ トンッチョグロ カンダゴ
(他の)人たちが 風に乗って 東がわへ 行ったとして

천리마여 가던길을 우리가 돌았던가
チョルリマヨ カドンギルル ウリガ トラットンガ
千里馬よ あゆんでいた道を 私たちは たがえてしまったのか(いやたがえてはいない)
여は呼格
돌다は曲がるの意
던は未完了の回想、았던は完了の回想(過去完了)
反語とした理由として、千里馬は社会主義建設の象徴であるから、これにたがうような歌詞とは思われない
던가は〜したっけ?の意味をあらわす回想疑問
ㅓの音は本来アとオの中間音だが、方言のためかアとウの間のウ寄りに聞こえるのでカタカナ表記を以上のようにした。以下、オと聞こえた場合はオ、ウと聞こえた場合はウと表記したためハングルの一般的なカタカナ表記とは一致しない部分がある

곧바로 곧바로 수령님의 손길따라
コッパロ コッパロ スリョンニミ ソンギルッタラ
まっすぐに まっすぐに 首領様の さしのべる手(に)したがい
따라は従っての意
의は所有格をつくる助詞でその場合「エ」の音になるはずだが、原曲を聞くかぎり「スリョンニミ」と「イ」の音に聞こえる。他の部分でも同様とした

전후의 재를 탈고 주체의 한길왔네
チョヌイ チェルル タルゴ チュチ ハンギルワッニ
戦後の 灰を はらい 主体(チュチェ)の ひとつ道来たのだ
네はソウル方言では「ネ」だが、ここでは「ニ」のように聞こえる

Re :
너는너는 비약하며 온 세상이 보란듯이
ノヌンノヌン ピヤカミョ オン セサンイ ボランドゥシ
おまえはおまえは 飛躍して 全世上が 見よとばかりに
現代日本語なら全世界が適当だが、世上の語も日本語にあるので原文どおりとした
動詞+(으)며で並列の意味をあらわす。고のほうが口語的

곧바로 달려 왔지 곧바로 달려 왔지×2
コッパロ タルリョ ワッチ
まっすぐに かけて 来て
달다が走る、오다が来るの意

곧바로 오직 곧바로
コッパロ オジッ コッパロ
まっすぐに ひたすら まっすぐに
(Reここまで)

남들이 돛을 달고 서쪽으로 간다고
ナムドゥリ トチュル ダルゴ ソッチョグロ カンダゴ
他の人たちが 帆を 下ろして 西側へ 行ったとしても
冒頭で東側へ行ったことと照応する。冒頭の東側にせよ、ここでの西側にせよ、いずれへも流されず、朝鮮は「主体」の一本道を歩んでいくのであり、その象徴として歌詞にくりかえし「千里馬」があらわれると読むことができる。自力更生の発想と通じる

천리마여 가던 길을 우리가 바꿨던가
チョルリマヨ カドンギルル ウリガ パックォットンガ
千里馬よ あゆんだ道を 私たちは ちがえたのか(いやちがえてはいない)
参考動画の字幕がみえづらいが바꾸다(変えるの意)
ㅆ던は過去完了をあらわし가は既出の疑問形
ㄴ/는가は硬い表現とのこと

곧바로 곧바로 장군님의 령도따라
コッパロ コッパロ チャングンニミ リョンドッタラ
まっすぐに まっすぐに 将軍さまの 領導(に)したがって

선군의 기치 높이 주체의 한길왔네
ソングニ キチ ノピ チュチ ハンギルワッニ
先軍の 旗幟 高く チュチェの ひとつ道来たのだ
의はイの音に聞こえ、またチュチェイでもなく縮まってチュチと聞こえる

(Re)

장군님 가리키신 강성대국 향하여
チャングンニム カリキシン カンソンテグッ ヒャンハヨ
将軍さま さししめされる 強盛大国 向かって
여は하다用言を副詞化する

천리마여 네가 가는 그 길은 변함없다
チョルリマヨ ネガ ガヌン ク ギルン ピョナモプタ
千里馬よ おまえが 行く この 道は かわりない
는は連体形現在。上記で未完了の던があるのはこの部分において千里馬(社会主義建設)がいまなおまっすぐ進行していることを示して、つづく「この道はかわりない」でいっそうはっきりうたわれる

곧바로 곧바로 붉은기를 높이 들고
コッパロ コッパロ プルグンギルル ノピ トゥルゴ
まっすぐに まっすぐに あかい旗を 高く もって

승리의 신심 높이 주체의 한길 가리
スンリィ シンシム ノピ チュチ ハンギル ガリ
勝利の 信心 高く チュチェの ひとつ道 行くのだ
日本語なら勝利の信念となるだろうが、原文のままとした

너는너는 비약하며 온 세상이 보란듯이
ノヌンノヌン ピヤカミョ オン セサンイ ボランドゥシ
おまえはおまえは 飛躍して 全世上が 見よとばかりに

곧바로 달려 가리 곧바로 달려 가리
コッパロ タルリョ ガリ ×2
まっすぐに かけて 行くのだ
ここまでで2回のリフレインがあり、いずれも「かけて来て」と過去形であったところが、決意をあらわす語尾리をともなうことで現在における未来への意志をしめす。

곧바로 오직 곧바로×2
コッパロ オジッ コッパロ
まっすぐに ひたすら まっすぐに
千里馬がまさに「ひたすらまっすぐに」すすむこと、すなわち朝鮮民族が過去から未来を通じて一貫して社会主義を建設してきたことへの自負と、していくことへの決意とが表現される

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