見出し画像

【EDH】《夢の巣のルールス》100枚解説(Ver.240519)

※誤って削除してしまった記事の再投稿です。編集・追記等はありません。

2024年5月20日現在の統率者《夢の巣のルールス》の100枚解説です。

オルゾフカラーの統率者でよく使われる「白黒版ワールドゴージャーコンボ」のパッケージを抜いて、空いた枠に他のカードを入れたらどうなるかという実験的なデッキリストです。

今回のリストでは、空いた枠に主要な勝ち手段である「サルベイジャーコンボ」に至るルートを強化するカードを採用しました。そのルートの解説については、別記事でしたいと思います。

「白黒版ワールドゴージャーコンボ」のパッケージを抜いた分、勝ち手段に何を採用しているかについてですが、このデッキで採用している勝ち手段は以下の2つです。

①「サルベイジャーコンボ」の無限マナからの《歩行バリスタ》または《Lodestone Bauble》。
②《法務官の掌握》で対戦相手の《タッサの神託者》を奪ってからの「デモコンタッサ」。

以降は、100枚解説になります。



【統率者】

《夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den》

【クリーチャー/20枚】

《歩行バリスタ/Walking Ballista》
無限マナからの勝ち手段。

《エスパーの歩哨/Esper Sentinel》
白いリスティックの研究。キープ基準にもなる1枚。

《雨ざらしの旅人/Weathered Wayfarer》
序盤に出して土地の安定を図るためと、《ネクロポーテンス》&《出現領域》のコンボパーツである《出現領域》をサーチするために採用しました。

《セラの高位僧/Serra Ascendant》
対戦相手次第でキープ基準になる1枚。特にcEDHでよく見る《愚者滅ぼし、テヴェシュ・ザット》や《意志を縛る者、ディハーダ》に対しては強い対策になる。

《臓物の予見者/Viscera Seer》
《ルールス》はアドバンテージを取れるパーマネントカードと一緒に使わないと非常に弱くなってしまいます。その枠の数増しとして採用しました。

《ギラプールの希望/Hope of Ghirapur》
対話拒否カード。勝負を仕掛ける前の牽制はもちろん、《ルールス》で使いまわせることがよい牽制にもなると評価しているカード。

《ドラニスの判事/Drannith Magistrate》
白の定番妨害カード。対戦相手にもよるが、キープ基準にもなる1枚。

《聖戦士の奇襲兵/Cathar Commando》
置物対策カード。今回の構築では、クリーチャーの枚数をある程度確保したかったので、《浄化の印象》は不採用にしてこちらを残すことにしました。

《オズワルド・フィドルベンダー/Oswald Fiddlebender》
基本的なサーチ先はマナファクトか《願い爪のタリスマン》ですが、勝ちにいくときに《防御の光網》をサーチしてくる動きが強いです。

《門衛のスラル/Doorkeeper Thrull》
主としては「デモコンタッサコンボ」への対策として採用。また「白黒版ワールドゴージャーコンボ」を抜いたことで、ディスシナジーになるカードは《オークの弓使い》と《イーオスのレインジャー長》のみになった点も評価できます。
しかし、当然このカードが効かないデッキも多く、勝ちにつながるカードでもないので今後入れ替え候補になってくると思います。

《堂々たる撤廃者/Grand Abolisher》
対話拒否カード。《ルールス》では墓地から唱えることもできるので、《沈黙》より優先度は高いと考えています。

《オークの弓使い/Orcish Bowmasters》
指輪物語発売以降、黒の定番カード。
このデッキでは採用していませんが《ゴライオンの養子、アブデル・エイドリアン》を使った「白黒版ワールドゴージャーコンボ」で無限ブリンクさせて勝つことが出来ます。

《闇の腹心/Dark Confidant》
黒の定番アドバンテージ確保カード。cEDH的にはそんなに強いカードではないと思っているが、単体でアドバンテージを得られないルールスにとっては貴重。《ルールス》の能力で墓地から吊り上げられる点も嬉しい。

《ダウスィーの虚空歩き/Dauthi Voidwalker》
墓地対策手段。3つ目の能力は2つ目の能力と関連していないので、ルールスで出し直した《ダウスィーの虚空歩き》で、既に「虚空カウンター」が置かれているカードを唱えることができます。

《堕落した庄察頭、ロソ/Lotho, Corrupt Shirriff》
マナ加速手段。自分の2回目の呪文でも誘発するのが優秀。使用感としては1巡の間に2個くらいは宝物を供給してくれるイメージです。

《エイヴンの思考検閲者/Aven Mindcensor》
白の定番妨害カード。

《イーオスのレインジャー長/Ranger-Captain of Eos》
主な使い道としては、先置きできる対話拒否手段。サーチ先としては《エスパーの歩哨》か《セラの高位僧》を選ぶことが多いです。

《敵対工作員/Opposition Agent》
黒の定番妨害カード。

《オーリオックの廃品回収者/Auriok Salvagers》
無限マナコンボ、「サルベイジャーコンボ」のパーツ。単体での能力は非常に弱く、総マナコストも4マナのため《むかつき》使用時にめくれると結構痛い。
ただ、白黒という固有色で、たった2枚のカードで無限マナを出せるコンボは貴重なので、デメリットを無視できるだけの価値はあると思います。
後述しますが、《ルールス》だともう1枚のコンボパーツである《ライオンの瞳のダイアモンド》を他の統率者より若干強く使えるという点も、採用理由の一つになっています。

《穢れた血、ラザケシュ/Razaketh, the Foulblooded》
「白黒版ワールドゴージャー」のコンボを抜いて、「サルベイジャーコンボ」を主軸とした今回のデッキのコンボルートパーツ。
単体でも強いですが、他のクリーチャーがいないと機能しない点と《むかつき》でめくれた時に痛い点は明確なデメリット。
また、このデッキには手札から墓地に落とす手段が《ライオンの瞳のダイヤモンド》しかないため、普通に引いてしまうと非常に弱いカードになってしまいます。

【インスタント/16枚】

《沈黙/Silence》
白の定番対話拒否カード。

《オアリムの詠唱/Orim's Chant》
白の定番対話拒否カード。

《天使の嗜み/Angel's Grace》
《むかつき》との併用でライブラリーを全部引ききることが出来ますが、その使い方はほとんどしたことがありません。対戦相手の「デモコンタッサ」を止めるためにサーチしてくることの方が多いです。

《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
白の定番サーチカード。

《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
白の定番単体除去カード。

《暗黒の儀式/Dark Ritual》
黒の定番マナ加速カード。

《汚物の雨/Rain of Filth》
黒の定番マナ加速カード。

《弱者選別/Culling the Weak》
黒の定番マナ加速カード。

《吸血の教示者/Vampiric Tutor》
黒の定番サーチカード。

《納墓/Entomb》
コンボパーツを墓地に送るために使うのはもちろんですが、《ルールス》の場合はパーマネントカード限定のサーチカード感覚でも使用できます。

《失せろ/Get Lost》
クリーチャー、プレインズウォーカー、エンチャントと除去できる範囲が広いので、今後はデッキの固定枠になると思っているカード。
《ルールス》の能力で使いまわせない点はもの足りないですが、1枚でクリーチャーとエンチャントの両方に対応できるカードは優秀だと思います。

《一時の猶予/Reprieve》
白い《差し戻し》。《差し戻し》と違い打ち消さずに手札に戻すため、打ち消されない呪文に対しても有用。

《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》
黒の定番マナ加速カード。

《汚れた契約/Tainted Pact》
サーチカード兼《法務官の掌握》からの勝ち手段。勝ち手段を絞りすぎた感じがしたので、《法務官の掌握》と《汚れた契約》を採用。
ちなみに《Demonic Consultation》は、サーチカードとして使うと上手く使えない場面が多かったので抜きました。

《致命的なはしゃぎ回り/Deadly Rollick》
黒の定番単体除去カード。統率者が場に出ていればピッチで打てる点と、追放除去である点が非常に優秀。ただし、総マナコストが4マナのため《むかつき》との相性が悪い点と、デッキの構成上《ルールス》が場に出ていないこともよくある点が採用を悩ませるカード。

《むかつき/Ad Nauseam》
黒の最強カード。

【ソーサリー/9枚】

《伝国の玉璽/Imperial Seal》
黒の定番サーチカード。

《再活性/Reanimate》
黒の定番リアニメイトカード。「サルベイジャーコンボ」にいくためのコンボルートで使うので、無闇に使ってしまうと「サルベイジャーコンボ」までたどり着けなくなってしまいます。

《発掘/Unearth》
「サルベイジャーコンボ」にいくためのコンボルートパーツの数増し。《再活性》、《動く死体》、《Dance of the Dead》の3枚でも足りますが、保険のために枚数を増やしました。
普通に使う場面は少ないですが、《ルールス》をはじめデッキ内のクリーチャーのほとんどが3マナ以下であることと、サイクリングが付いているのでなかなか優秀なカードです。

《悪魔の教示者/Demonic Tutor》
黒の定番サーチカード。

《悪魔の意図/Diabolic Intent》
黒の定番サーチカード。

《無名の墓/Unmarked Grave》
《ラザケシュ》を墓地に送れない《納墓》。本家《納墓》同様コンボパーツを墓地に送るために使うのはもちろんですが、《ルールス》の場合はパーマネントカード限定のサーチカード感覚でも使用できます。

《陽気な哀歌/Lively Dirge》
《納墓》と《再活性》の数増しカード。ノンクリーチャーや伝説のカードも墓地に送れる点は優秀です。リアニメイト呪文として見た場合、対象を取らないというメリットはありますがコストパフォーマンスは非常に悪いです。
2つの使い方が出来る器用さにどれほどのメリットがあるのか確認したくて、現在試験採用中のカードです。

《毒の濁流/Toxic Deluge》
黒の定番全体除去カード。

《法務官の掌握/Praetor's Grasp》
勝ち手段を絞りすぎた感じがしたので、対戦相手のカードで勝つために採用。

【エンチャント/3枚】

《動く死体/Animate Dead》
「サルベイジャーコンボ」にいくための、コンボルートパーツ。

《Dance of the Dead》
「サルベイジャーコンボ」にいくための、コンボルートパーツ。

《ネクロポーテンス/Necropotence》
黒のアドバンテージ確保カード。序盤に単体で出して使うのではなく、仕掛けられる場面で《出現領域》と一緒に使うことを想定してます。

【アーティファクト/6枚】

《ウルザのガラクタ/Urza's Bauble》
アドバンテージ確保カード。強いカードではないが、《ルールス》では貴重な使いまわせるアドバンテージ確保カード。
《オパールのモックス》の「金属術」カウントが若干稼ぎやすくなります。

《ミシュラのガラクタ/Mishra's Bauble》
アドバンテージ確保カード。強いカードではないが、《ルールス》では貴重な使いまわせるアドバンテージ確保カード。
《オパールのモックス》の「金属術」カウントが若干稼ぎやすくなります。
また、フェッチランドや《写本裁断機》と組み合わせることで、疑似「占術」のような使い方もできます。

《Lodestone Bauble》
アドバンテージ確保カード兼「サルベイジャーコンボ」からの勝ち手段。無限マナの注ぎ先が《歩行バリスタ》のみというのが不安だったので採用。

《写本裁断機/Codex Shredder》
このデッキでの主な役割は墓地肥やし。対戦相手の教示者系サーチカードを妨害しつつ、墓地のカード回収にも使える点は優秀。ただし、このデッキならもっと他に採用すべきカードがある気がします。

《願い爪のタリスマン/Wishclaw Talisman》
黒の定番サーチカード。《ルールス》の場合、《納墓》系のカードで墓地に送ってから《ルールス》の能力で場に出すことが多い。《オズワルド・フィドルベンダー》でサーチしてくることも多いです。

《防御の光網/Defense Grid》
対話拒否カード。《オズワルド・フィドルベンダー》の能力でサーチしてくる動きを知らない対戦相手には非常に有効です。
あとは序盤で仕掛けられそうな手札の場合、オープンリーチにはなりますが、仕掛ける前のターンに出してターンが回ってくるのを祈ったりもします。

【マナアーティファクト/16枚】

《宝石の睡蓮/Jeweled Lotus》
定番マナファクトですが、《ルールス》で使用する場合は《ルールス》の能力で場に戻しておくことで、統率者を再度唱えることが少し楽になります。

《水蓮の花びら/Lotus Petal》
定番マナファクト。《ルールス》で使用する場合、②マナ+《水蓮の花びら》からの①マナで《ルールス》を唱えて、《ルールス》の能力で《水蓮の花びら》を場に戻すという動きが強いです。

《魔力の墓所/Mana Crypt》
定番マナファクト。

《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
定番マナファクト。

《モックス・アンバー/Mox Amber》
採用するかどうかでよく意見が分かれるマナファクトですが、筆者は採用しました。このデッキでは《ルールス》以外に3枚の伝説のクリーチャー(《ギラプールの希望》は伝説だが無色のため除外)を採用しています。

《オパールのモックス/Mox Opal》
定番マナファクト。

《金属モックス/Chrome Mox》
定番マナファクト。

《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond》
「サルベイジャーコンボ」のコンボパーツ。たまに《ライオンの瞳のダイアモンド》の③マナから《ルールス》を場に出して、《ルールス》の能力で捨てたカードを場に戻すという使い方をしますが、それほど強い動きではないです。

《太陽の指輪/Sol Ring》
定番マナファクト。

《魔力の櫃/Mana Vault》
定番マナファクト。

《彩色の星/Chromatic Star》
アドバンテージ確保カード。マナフィルターとしての使い方よりも《ルールス》で使いまわしてドローしていく使い方の方が多いです。
《むかつき》などから勝ちにいく際に、《吸血の教示者》などでサーチしたカードをドローするために使用することもあります。

《彩色の宝球/Chromatic Sphere》
アドバンテージ確保カード。マナフィルターとしての使い方よりも《ルールス》で使いまわしてドローしていく使い方の方が多いです。
基本的な使い方は《彩色の星》と同じですが、ドローの処理が若干違う点は覚えておいた方がいいです。

《厳かなモノリス/Grim Monolith》
定番マナファクトですが、他のマナファクトに比べると採用の優先度は低め。

《秘儀の印鑑/Arcane Signet》
定番マナファクト。

《友なる石/Fellwar Stone》
定番マナファクト。

《聖列のタリスマン/Talisman of Hierarchy》
定番マナファクト。

【土地/29枚】

《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
《汚染された三角州/Polluted Delta》
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
《乾燥台地/Arid Mesa》
《湿地の干潟/Marsh Flats》
《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
《虹色の眺望/Prismatic Vista》

各種フェッチランド。

《Scrubland》
《神無き祭殿/Godless Shrine》
《勝者の大霊堂/Vault of Champions》
《無声開拓地/Silent Clearing》
《陽光昇りの小道/Brightclimb Pathway》/《恐怖昇りの小道/Grimclimb Pathway》

各種白黒のランド。

《薄暗い裏通り/Shadowy Backstreet》
カルロフ邸で新規収録された白黒ランド。確定タップインというデメリットはあるが、フェッチランドでサーチ可能な点と、教示者系サーチと組み合わせることで疑似的に《納墓》としても使えるため採用。
しかし、以前よりもフェッチランドの起動タイミングに気を付けなければいけなくなったので、プレイ時に考えることが増えました。

《真鍮の都/City of Brass》
《マナの合流点/Mana Confluence》
《統率の塔/Command Tower》

各種5色ランド。

《英雄の公有地/Plaza of Heroes》
定番土地カード。

《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
定番土地カード。

《皇国の地、永岩城/Eiganjo, Seat of the Empire》
打ち消されない単体除去カードとして使用できる。

《古えの墳墓/Ancient Tomb》
定番土地カード。

《ファイレクシアの塔/Phyrexian Tower》
黒の定番土地カード。

《宝石の洞窟/Gemstone Caverns》
定番土地カード。

《ウルザの物語/Urza's Saga》
定番土地カード。主なサーチ先は《太陽の指輪》か《魔力の櫃》。

《出現領域/Emergence Zone》
《ネクロポーテンス》と組み合わせて終了フェイズに勝つ手段として採用。

《平地/Plains》
1枚採用。

《沼/Swamp》
1枚採用。

《冠雪の沼/Snow-Covered Swamp》
1枚採用。

本記事はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。
題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。
©Wizards of the Coast LLC.
https://company.wizards.com/ja/legal/fancontentpolicy

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?