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【DHM甲斐双葉店】 ストックバーグ研修!! ~後編~

こんにちは!!
DHM甲斐双葉店の村田です!😎
今回は、ストックバーグ研修!!~前編~の後編です!
後編では、主に縫製の糸やミシンを使った作業をご紹介していきます!
では、さっそくご紹介します!

ものによってですが、糊や両面テープ、ホッチキスなどで固定する
叩きと言って必要に応じてハンマーで叩き、形をつける
ジッパー縫い
裏地とフロントジッパーを合体

いざ縫製の前に下準備が必要です。
前編で漉き作業を紹介しましたが、漉きを入れてもそのままでは革の反り返りがあり縫製するのが難しいためハンマーで叩きを入れてクセを付けます。その後、糊や両面テープ、ホッチキスなどで固定して、地縫いをしていきます。※ホッチキスなどは仮り固定のため本固定が終わったら取り除きます。
ここで難関ポイントとして、中表にして縫っていかなければなりません!
中表とは地縫いをする際に生地の表面と表面を重ねて縫い、ひっくり返して表面が表に来た際に縫い目を見えなくすることです。言葉で伝えるのが難しいです、、、簡単に言うと製品時に縫製が隠れている箇所です。
直営店でスタッフに「中表って何ですか?」と質問して頂ければ現物を見せながら教えてくれるはずです😘
このように縫い目を見せないように地縫いをして、綺麗に見せているからこそ完成した際に素晴らしいレザージャケットが出来上がるのだと感じました。

中表をして地縫い中
ホッチキスで固定 革とレーヨンの地縫い部分
画像の箇所は腕(アーム)になります

このように地縫いをしていきます!

本縫い


そしてアームや裏地、ボディなどを部分的に完成させていき、それらを合体(本縫い)させて完成に至ります。すべての工程において職人さん達の技術の高さを感じますが、その中でも難しかった箇所を何点かピックアップしてお伝えしていきます。


袖のジッパー箇所を表に開いている所です


今度は裏に開いた所です

まずは、袖のジッパーです!
初めに、ジッパーと中表を含める縫製の応用編です。中表だけだと「ここをひっくり返して縫うと表に縫い目が来ないな」と考えやすいのですが、作りの構成がどのようになっているかから考えていかないといけないので想像力や頭の柔らかさが必要になります。
そして、いざ縫ってみると両面テープが見えていたり、ジッパーの見え方がまばらだったりと、ミリ単位で合わせなければ綺麗には仕上がりません。
素人の私がやっても全然綺麗には仕上がりにません、、、😱

襟の表側です、、、
こちらは裏側です、、、

次は、襟の本縫いです!
見た通りです、、、ズタズタです、、、😭
当然ですが細かくなればなるほど難しいです。
寸法や完成予想図をしっかり見立ててすべての工程を進めていかなければ、私のように縫い目が落ちてしまったり、革の淵と縫い目の間の距離がバラバラになったりします。

縫い目をご覧ください。
上が職人さんが縫ったもの
下が私が縫ったもの

次は、レーヨンの縫い目です。
一目瞭然ですよね!!
突っ張り加減や、縫い目の隠れている鮮やかさが違いすぎます。
レーヨンは柔らかく収縮のある素材なので、縫う際は生地を張りながら縫わなければ綺麗に見えません。
自分では張って縫ったつもりですが、縫い目がはっきりしすぎですよね。それだけ繊細かつ縫うのが難しいです!!
ということはレーヨン生地を使用している全ての商品に同様のことが言えますし、レザー製品を通してフラットヘッドの他の製品の製作の難しさや大変さなども同時に知る事が出来ました。

いかがでしたでしょうか!!
学んだことはたくさんありましたが、少しピックアップしてお伝致しました。まだまだお伝えしたいことはあるので、続きは店舗でお話しさせて下さい。お近くの直営店スタッフも各々苦労したところも違うと思いますので聞いてみてください!
すべての工程にミリ単位で行わなければ本製品として成り立たないですし、革の個体差やクセによって微調整を加えながらもハンドメイドで同じ製品を作っていく技術の高さが伝わりましたでしょうか!?
モデルが異なるレザーウエア1つ1つに特徴やポイントがあるのでそういったところも着目していくとより一層面白いと思います。
ご覧いただきありがとうございました。🙇‍♀️

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