トミックの悪夢

2015年ウィンブルドン3回戦。3連覇を狙うジョコビッチは今年も安定した勝ち上がりを見せていた。

次の対戦相手は、地元オーストラリアのバーナード・トミック、奇しくも同じ旧ユーゴスラビアの血を引く選手同士の戦いとなった。

彼らが初めて対戦したのは、2011年ウィンブルドン準々決勝。そこからトミックの転落人生が始まった。

ここから先は

1,853字

¥ 500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?