スポーツライターによる2019年ウィンブルドン評

今回のジョコビッチの勝利は言うならば、かけ逃げ柔道家やクリンチボクサーと一緒である。打ち合いを避けて、自分からは仕掛けない観客を無視した消極的なプレー。コート上での恫喝行為はもちろん、微妙なタイミングでのトイレットブレイクなど、勝つためならどんな卑怯なことでもする。
ヨーロッパ、特に英国はスポーツ選手にも騎士道精神が求められるから、あんなプレーではだれもリスペクトしない。年老いたフェデラー相手にそのような試合しかできないのだからジョコビッチはかなり株を下げただろう。あのようなプレーをするのなら例えストレート勝ちであったとしても評価に値しない。

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