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17.02.05@PLANET K

ライブハウスで5年以上葛藤しつづけてきた気持ちも、やっと形にできたから。たまにはもちゃっと書こう。自分が自分でいられるように。

音楽は人の繋がりを感じさせてくれるもの。絵画は人が孤独であると感じさせるもの、って誰かが言ってた。

私は、吉田健児ほど絵画に近い音楽はないと思う。

新曲の"月が昇れば"を聴くと、つくづくそう感じる。初めて音楽が怖いと思った。自分の孤独が浮き彫りになって、消えてしまいそうになる。いつまでこの音楽を見れるんだろうかって。"約束と嘘"や"BIRD"を初めて聴いた時の景色に近いけれど、違うなあ。裏版ベガみたいなイメージ。暗闇に呑まれそうになるけれど、歌が光として存在してる。あの曲に勝てる目と耳がほしいわ。

これはもう1年以上経ってもまだキャッキャ言うけれど(笑)。永高さんが加入してくれて本当に良かった。そう思わせてもらえた曲が"ハダカ"で。表現が願いから希望に変わったのもあの曲。だからこの場所で聴くと、やっぱりぐっとくる。それにしても昨日の"約束と嘘"は目から鱗だった…。初めてあの曲に幸せを感じた。あと、ギターソロから最後への流れがめちゃめちゃ格好良くて、永高さん…♡ってなった。(笑)分かってくれる人がいるか分からないけど。彼が鳴らすギターの音色と、吉田さんの声の色って少し似てる。"妄想に浸って永遠に眠れ"もそうだし他のロックな曲もそうだけど…なんかね、聴くとスカッとする。笑

事実を捉えようとすると、自分の心の置き場を失う時がくる。せめて変わらずにありたいと願うけれど、本当を見ようとすればするほど。願うほど、自分と周りの目線の差額に傷つく。

それでも、どこかで「強くなりたい」と思いながら、自分と葛藤しながら答えを探して。そうやってたくさんの音楽を見てきたけれど。

傷つかない人が強い、じゃなくて。
事実に傷つく勇気のある人しか強くなれない、がこの場所でみつけたひとつの正解だった。それを教えてくれたのは吉田さんの作った音楽で、それが彼らの鳴らす音が持っている光だと思う。

きっとこんな風に音楽を信じたい人が、音楽を愛している人達が。見つけていないだけで、たくさん居ると思うんだ。だから、いつかベガが幸せになる景色をみたいなあって思った。こんなに拙い感性でも、脆くて弱い心でも。いつも信じさせてくれてありがとう。

JIVESは昨日が活動休止前ラストライブ。
自分が本質としてみたかった山本大輔の歌。
それを初めて形として感じられたバンドがJIVESで、"cradle"だった。人の心を揺さぶる瞬間には時に痛みも伴うけれど。それは愛情だと思う。そんな頭の中にあるイメージが、楽曲にすっと浸透して、素直な愛しさを持って聴けたのはハルナさんの作った曲だった。わたしは他メンバーは元々違うバンドで観ているけれど、彼女はこのバンドがあったから出会えた。自分に嘘のないあの音と姿に何度も感化されたり、ライブを見るのが辛くなった時も、何度も楽しい気持ちに変えてもらえた。 大切で大好きなドラマー。

言うこと自体が間違いだけど、やっぱりね、私は最後ばかり観客が音楽への気持ちをのべて、見えなくなるライブは切ないんだ。いつもあんな風に見えなくなって、たくさんの人が違う視点や感性で、同じ景色を見て。そうして鳴る、嘘のない拍手を聴いていたいのにって。いつも心から思うんだ。

書き出すといろんな思い出が溢れてくるけど、しんみりじゃなくてぜんぶ愛しい。だから後悔はしない。

音楽は、言葉と音符の並びだけじゃなくて。時間の流れそのものになる時がくるから。

あの時もライブに出てくれてありがとう。
いつも大切にさせてくれてありがとう。

またどこかでみんなに会えたときは、もっと大切にできるようになりたいな。

これからも、あなたがあなたでい続けられるように。それが私にとってもずっと大切な音楽でいられたら、それ以上に幸せなことはないよ。

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