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おうちでコロリス

さて、今日もマニアック、さらに長いので興味ない方はスルー願います。今夜のお話は、フランス料理のお取り寄せ。もう開店してから16年?になるかな。西新宿にあるフランス料理店コロリスがお取り寄せをやっているので早速発注!!いつもながら、シェフあやちゃんの腕に痺れます。そしてまさかのおうちでフレンチ。最高ですね!
おうちでコロリス

1.本日のサラダ

4種類のミニトマトQuatre sortes de tomates
新鮮で美味しい!聞けば山形から直接取り寄せてるとのこと。拘ってる!
カリーノケールCarino bette
フランス語で調べてわかったのは、カリーノってイタリア語なんです。確かにバンビーノとかそういう感じだよね。関係ないけど。葉に切れ込みが入り、その葉の縁がパセリのように細かく縮れていていわゆる“ケール”とは全然違ってえぐさがなく生で食べやすいです。葉にドレッシングがよく絡み、食前に最適な役割を果たします。
紫ラディッシュRadis violet
目にも鮮やかな紫色のラディッシュは前菜を飛び越して主役とも言えるほど存在感を感じます。
くるり大根Radis Quruli
よく目にするけど名前まで知らなかったこの赤い大根はこれからの食事の導入役に最適で食欲をそそります。大根だけど、辛くなくて生食に適してます。このくるりっていう名前、フランス語なんだねぇ。
赤からし菜Peut aussi s'écrire
これもレストランでよくお目にかかるけど絶対八百屋で売ってないシリーズ。やっぱりサラダは色目が大事です。
セルバチコRuchetta selvatica
セルバチコはワイルドルッコラと呼ばれ、ハーブの一種です。ルケッタはルッコラのフランス語読み。同じようにゴマのような香りやピリッした辛みと苦味を持っています。ルッコラよりもその風味は強く、野生的な風味を楽しめます。
これが入るとサラダが単なる前菜ではなく一品としての風格、存在感を示します。
スイスチャードBette a carde
日本名、不断草(フダンソウ)。彩りも美しく、柔らかい葉はサラダにぴったりです。幼葉はベビーリーフとしても使われる事が多いです。日本で早くから栽培されてきた物は一般的な感じの緑の物で、京都の「うまい菜」など各地で様々な名称が付けられていたりします。
クレソンCresson
クレソンは「オランダ水がらし」とも呼ばれ、すがすがしい風味と大根にも似た辛味を持っています。よくステーキに添えられるのを見ますがサラダの中にいると一際目立ちますね。まさに、身体は小さいけどピリリと辛さでその存在感を主張するワサビの存在。
チャービルCerfeuil
パセリに似ているのでフレンチパセリとも呼ばれています。和名はウイキョウゼリ(茴香芹)ケーキの上の飾りつけにもよく使われます。
ほのかな甘みと爽やかな香りが特徴で、サラダの中では特に主張するわけでもないのですが無いとスカスカな感じで一気に料理がおこちゃま化する気がします。
コロリスオリジナルドレッシング
唸ります。これは何でできているのか。オリーブオイル、ゴマ、ニンニクとそれからなんだろう。ごめんなさい、さすがにわかりません。サラダとの相性抜群で特に前述のカリーノケールに一振りで世界が変わります。サラダの具材が単なるレタスやキュウリじゃないところ、惜しげもなく出すフレンチ具材のオンパレードがコロリスモード。
2.チーズ盛り合わせ

ミモレットチーズMimolette
ハードチーズの代表格。何ヶ月か置いてカチカチにしてワインとか日本酒でも合うと言われてますが、僕は酒が飲めないのでパンと食べます。うまい!
ブルサンチーズBoursin
フランスのノルマンディーを原産地とするフレッシュチーズ。とてもクリーミーでパンに塗って食べるとやめられない止まらない!
ブルーチーズbleu
若い頃はなんとなく苦手だったけど、いつの頃からか好きすぎてやめられなくなりました。これは多分日本人のサガ、納豆、漬物文化にリンクしてるのではないでしょうか。僕はある意味ブルーチーズをポピュラー化した貢献度が高いデンマーク産 ダナブルー キャステロばかり買ってましたが、これはどのメーカーかわかりませんがしょっぱくて癖があるこの味は病みつき。まあ、やっぱりパンにつけます。
3.サラミ盛り合わせ

トリュフサラミTruffe salami
トリュフサラミと言えば、エミリア・ロマーニャ州のヴィラーニ社製だと思いますが。黒トリュフが中にちりばめられ食べると香りが口の中に…。サラミというとどうも安いスナックで水割りのつまみとして柿の種と一緒に出てくるセロハンに包まれた不味い脂身だらけのものを思い出すけど、フランス、イタリアのサラミはそんな脂臭さは無くて美味しいです。まぁ、そんなこんなを経て僕はかなり大人になってからサラミの奥深さを知りました。
ロンガニーザサラミLongany le salami
スペイン・カタルーニャ地方で【ロンガニーザ】とは【豚の腸詰め】という意味です。サラミのまわりにある白い粉みたいなもの、あれは白カビで熟成させたフエ。とてもマイルドです。
4.リエットRillettes
リエットは煮て、パテは焼くという工程で出来上がりますが。なぜか出来上がりがとても似てます。なんてことはどうでも良くて、これ、やっぱりパンに塗って食べますがバケット何切れでもいけちゃいますね。やばい!
5.煮込み料理Ragoût de nourriture

フランス料理というとなんとなく敷居が高かった二十代。ふと思うと、フランス人だってそんな毎日フルコースってわけじゃないよね、という当たり前のことに気づくまで随分かかりました。この煮込み料理がお袋の味というか原点なんだよね。そして、素人にはとてもじゃないけど再現不可能。肉じゃがとはわけが違うのだ。
(1)3種類のジャガイモと紫玉葱(カレー風味)Trois sortes Pommes de terre et Oignon violet
(2)豚煮込みCochon
(3)鶏煮込みPoulet
6.鴨のコンフィConfit de canard

おうちでコロリスの食材は全て調理されてパッケージされて冷蔵状態で運ばれます。そして、あやちゃんの渾身の取説がついてます。これ、大事。ちなみに、うちは電磁波を浴びたくないので電子レンジはありません。取説にある「電子レンジで温めて」というのはできないので、全て湯煎で対応。さて、このメインディッシュ、鴨のコンフィは温めてさらに表面を焼きます。ここでうちのオーブンが登場。表面がカリッカリになったら出来上がり。肉汁がたっぷり。ナイフを入れるとじゅわぁ〜っと溢れ出ます。幸せ感満載。脳内アドレナリンが出まくります。
7.2種類のソーセージ(レモン風味、粗挽き)saucisse

フランス人ってソーセージ大好きなんだよね。日本人もだけど。でも歴史が全然違うけど。これは茹でてちょっと焼きました。うまい!
8.本日のパン(ゴマ、ミルク)pain

フランス語でパンは、painなのです。これもコロリス自家製。
9.本日の焼き菓子(バナナとレモンのケーキ)Gâteau aux bananes et au citron

デザートがまた痺れます。ここまで来るとお腹一杯。でも、このケーキは入ります。だって、美味しいからね。
10.本日のフルーツ(パッションフルーツ)Fruit de la passion

二つに切ってスプーンですくって。もいいし、アイスクリームにかけてもいいし。このパッションフルーツ、大きくて酸っぱくて甘い。
ああ、本当にご馳走様でした。美味しかった。またお願いしまーす!
Bistro COLORIS
03-5389-1441
東京都新宿区西新宿7-16-1 第3歯朶ビル 1F
https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13025528/

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