ばね指経験録

今から一か月以上前の話ですが、実は左手小指がばね指状態になっていました。現在は治っていますが、油断していると再発するようです。
原因は指の酷使ということでした。職業上キーボードをずっと使う必要があるというのと、音ゲーでバリバリ使っていること、更に当時のアプデがいかつい譜面ばかりだったということも影響して?思っていた以上に指に負担をかけていたようです。
病院に行って色々話を聞いてきた結果や実際どんな感じなのかをここに残していく次第です。

ばね指とは

そもそもばね指ってなんやねんって話ですが、ざっくりとまとめると以下の通りです。
・腱鞘炎が進行したときに発生する症状のひとつ。
・指を曲げて戻す、あるいは曲げたタイミングで動きが引っ掛かるような症状。スムーズに指を曲げる動作ができない。
・更に進行すると指を曲げて戻すことが自力では難しくなり、指を押さえたり曲げたりするだけで痛みを感じる。
・最悪の場合自力で指を動かすことができなくなる。

という感じです。特に最後は恐ろしいですね。死活問題です。

症状の自覚と通院

ある日目覚めて何気なしに指を動かして「あれ?」となりました。明らかに左手小指の動きがつっかえるような感じになっていました。また、左手中指の第一関節を軽くでも押さえると痛みが出るようになっていました。
ただ、起きてしばらくすると小指のつっかえがなくなり中指の痛みも和らぐ為、「とりあえず指を使いすぎないようにするか~」ぐらいの感覚で日々を過ごしていました。
数日後、今まで日中は出ていなかった症状が軽く残るようになり、中指の痛みもそのまま残る感じになりはじめ、寝る前でも起きた時ぐらいの症状が出るようになりました。流石にこれは何かあると思いググる。結果ばね指の症状であることが判明。翌日休みを取って病院へ。

診てもらった結果、上記の症状の説明があり自分はかなり症状が進んでいること、今の調子で指を使っていると最悪の場合に十分なりえるということ、中指は突き指である、とのことでした。ちなみに突き指の原因はたぶん壁ボタンのせいです。おのれオンゲキ。
自分の症状の段階ではばね指となっている部分を安静にし、ストレッチは必ずすること、痛みが出た場合は薬を飲むことで治るとのことでした。
ストレッチは軽く手首を反らせた状態で、指を伸ばし、反対側の手でさらに反らすことを数時間に一回行うよう言われました。安静にしたままで指を動かさないと、血の流れが悪くなり関節が固くなるそうです。
一か月くらい経って症状が改善しない又は進行した場合は器具の装着や腱鞘内にステロイド注射、万が一の場合は手術も考えることになると告げられました。

指を制限する生活

通院の結果を踏まえて、キーボードや音ゲーでも極力左手小指は使わないように心がけていました。また、スマホを持つときでも小指を土台にしないことを意識してたりもしてました。
自分はキーボード操作でゲーム以外ではホームポジションを維持しないと爆発四散する病気にかかっている為、慣れるのに大変でした。小指を使わないようにすると必然的にWASD操作のようなポジションになり、タイピング速度がおじいちゃん状態になってました。
音ゲーというかオンゲキの話ですが、この時期は当然ですが抑えていました。具体的には「指が疲れるような曲は極力やらない」という方針でやっていました。
運指的な話ですが、自分は左手は小指をメインで使って右手は小指をあまり使わない非対称型で、この形を崩すと左手の階段が安定しなくなってしまいました。そこで、指押しから指腹押しにしたところ、割と戦える感じに落ち着きました。3月の終わりに振り返り配信やルーレット配信でよーく見ると指腹で押していたりします。癖で普通に指押ししてるところもありますが...

症状の改善と今後

小指を極力使わない生活を続けて数週間が経ち、4月に入って暫くしてからばね指の症状が出なくなりました。
「少し経って治ったと思って普段通りにすると、再発する可能性が高い。」という旨を通院の際に聞いている為、取り敢えず少しずつ元に戻していっています。オンゲキも一部の譜面を除いて普段通りな感じでやっていってますが、今のところ再発はしていないです。
4月中は今の方針で様子見して、5月に入って大丈夫そうだったらまたバリバリやっていこうかと考えております。

最後に

恥ずかしながら自分はばね指のことを知らずに生きてましたが、今回自分にこのような症状が出て、こういったものがある事を知るいい機会となりました。今後も指を労りながら生活していきたいですね。

普段から指を使っている人、特に筋力が少ない指を使っている人は音ゲーの影響でばね指になる可能性を秘めており、何かあったらすぐに病院へGO!!
今回のことを多くの人に共有できれば幸いです。

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