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今週のピックアップアート|2019/6/10~6/16

毎週月曜日は、note編集長が(勝手に)選ぶ今週のピックアップアートをお届けします。
今週は梅雨入りしたこともあり、なんとなく雨を想起するような作品3点を選んでみました。ぜひ、ArtStickerで詳細もご覧いただけますと嬉しいです。

■荒木経惟「梅ヶ丘墓情 #10
ご自宅のベランダから撮影されたというこの一枚からは、「巨匠」と呼ばれるアラーキーの日常や、生活が香ってくるような、温かさを感じます。
雨上がり、光が雲間から射しているようにも見えるこの写真は、切なさと希望が共存しているようで、個人的に大好きな作品です。

■伊藤優太「Discretized Water」
「人の知覚と、明滅する光の周波数との狭間で離散化された中空の水.静止した水は澄んだ清い心境の形容」と作者が説明するように、普段は決して知覚することのない、「止まった水」を収めた作品。
天然石のような、小さな粒を見ていると、雨の日もなんだか見え方が変わってくるようです。

■小津 航「雨・橋・道」
西日暮里駅ホームから道灌山通りの眺望を描いたというこの作品は、まさに作者が見た雨の日の光景を追体験できるような一作。どんな日常的な風景の中にもハッとし、そしてそれを表現へと変貌させるアーティストはやっぱりすごいなと改めて感じるのでした。


ArtStickerは、アーティストへ「好き」や感動の気持ちをおくれるプラットフォームです。
コーヒー1杯分のお金からはじまる、アーティストとのつながり。
小さな「好き」の気持ちが連鎖して、アートの世界を広がっていきます。
ArtStickerで、今までにないアート体験を!


TCMは「世の中の体温をあげる」という想いをかかげ、「Soup Stock Tokyo」等を手がけてきた遠山が構想する「新たなアート体験」に、PARTYが得意とする「デジタルでの体験設計」を融合させ、アートと個人の関係をテクノロジーで変革させ、新たな価値の提示を目指しています。