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【New Event】大久保あり「パンに石を入れた17の理由」がArtStickerに加わりました

大久保は自身の経験や空想を元に物語を紡ぎ、それにまつわる絵画、オブジェ、テキスト等をインスタレーションとして構成します。金属、石、写真、平面や立体による展示空間と共に示された物語は、日々の出来事や自身の手によるオブジェクトと向き合う彼女の冷静な眼差しを通し、それらがその場に据え置かれるまでのいきさつを想像させてくれます。

3331 ART FAIR 2019では会場内に作業小屋を建て、石板にラブレターを彫り拓本を採る「石の手紙」を制作しました。「逡巡やエラー、手間や労働や移動を経て、伝達するまでの時間が限りなく永遠に近づくくらいに延長されて、その目的がもはや見失われたり、忘却されてしまったりすること」をテーマとするこの作品は、同年にNADiff Window Galleryで開催した展覧会でも『Love Letters』シリーズとして発表されており、現在も継続的に制作されています。

時に鑑賞者をも引き込み作品に介入させる大久保の行為は、現実とフィクションが混在する空間をそっと撹拌するかのようです。過去の展示でも登場している「石入りパン」が創られた歴史が読み解かれる本展を、ぜひご高覧下さい。

関連イベント

▶︎1/18 (土) 18:00-19:00 ギャラリートーク「本にまつわるはなし」
ゲスト:小池俊起(グラフィックデザイナー)
「本」は大久保にとって大事なモチーフであり、同時に、展示にまつわる「おはなし」が収録された作品そのものでもあります。今回の個展のために製作される冊子「'Undocumented # 5'「パンに石を入れた17の理由」」の装丁を手がけ、また2018年より始動した、大久保の作品を書籍化するプロジェクト'Undocumented'のグラフィックデザインを手がけている小池俊起氏をゲストにお迎えし、「本」をテーマに対談形式によるトークイベントを行います。

▶︎1/26 (日)18:00-19:00 ギャラリートーク「パンにまつわるはなし」
ゲスト:上崎千(芸術学)
石入りパンは会期中にも焼かれ、誰かに食され、食べ残された石は積まれてゆきます。パンを口にした瞬間、人は物語の中に入り込むための鍵を得るのかもしれません。このトークでは、芸術学・批評・アーカイヴ理論などを手がけられている上崎千氏と共に、「パン」という事物についてそれぞれの観点からお話いただきます。

作家プロフィール

画像1

大久保 あり Ari Ookubo
2019年「Love Letters ( 石の手紙 )」NADiff a/p/a/r/t(東京)
2019年「引込線/放射線」第19北斗ビル、旧市立所沢幼稚園(埼玉)
2018年「I'm the Creator of this World, You're One of the Materials in the Universe」スプラウト・キュレーション(東京)
2018年「WHITE CUBE is EMPTINESS」ガレリア・フィナルテ(愛知)
2017年「十和田奥入瀬プロジェクト〈まちなか美術館〉『東の熊、青い森の幽霊』」旧エースカメラ店舗(青森)
2017年「本を、つくってみた ARTIST BOOK EXHIBITION SENDAI⇄TOKYO」NADiff a/p/a/r/t(東京)、TURNAROUND(宮城)
2017年「引込線」所沢市旧給食センター(埼玉)
2017年「MERZ」ハギワラプロジェクツ(東京)


Instagram
www.instagram.com/ariookubo/

Twitter
twitter.com/ariOokubo

大久保あり参加アートプロジェクト
引込線/放射線_2020年春頃まで、現在開催中
http://www.hikikomisen-hoshasen.com/

【基本情報】
会期:2020年1月5日~2020年1月26日
会場:3331 Arts Chiyoda 1F Gallery
住所:東京都千代田区外神田6丁目11-14
電話:03-6803-2441
開館時間:11:00〜20:00
休館日:会期中無休
観覧料:無料
主催:アーツ千代田

ArtStickerは、アーティストへ「好き」気持ちを直接おくれるプラットフォームです。コーヒー1杯分のお金からはじまる、アーティストとのつながり。小さな「好き」の気持ちが連鎖して、アートの世界が広がっていきます。
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TCMは「世の中の体温をあげる」という想いをかかげ、「Soup Stock Tokyo」等を手がけてきた遠山が構想する「新たなアート体験」に、PARTYが得意とする「デジタルでの体験設計」を融合させ、アートと個人の関係をテクノロジーで変革させ、新たな価値の提示を目指しています。