座長芝居スピンオフ作品『何でも出せる魔法使いと何でも消せる魔法使いのバーベキュー』
(二人の魔法使い前編)
「何でも出せる魔法使いと何でも消せる魔法使いのバーベキュー」
~二人の男、山田とイレイサーに灯りが入る、解説者の船井進が話し出す。
船井 この国に実在するのかしないのか、二人は決して表舞台に立つ事はなくメディアや世論の裏側に存在する者、彼らが実際に今の日本に存在するのか?現代社会で起こりうる全ての事象はもしかしたら彼らの産み出す魔法によって作られた虚構の物語かもしれないのです、私が今から音響ブースに行き、曲をかけたら彼らの物語は始まります、つまり私が曲をかけない限り彼らはただ後ろを向いて立っているだけなのです、劇団ネコ脱出と劇団foolの座長の命運を握る男、それが僕、船井です!……さあ、耐えられないので曲をかけます、彼らの名は、『何でも出せる魔法使い』と『何でも消せる魔法使い』
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