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自分で自分を潰さないために

「西田敏行ダム」って聞いた時に、

①西田敏行さんが管理運営するダム
②西田敏行さん、そのものがダム

 どちらを想像しますか?私が作ったのは後者なんですけど。厳密に言うとまあ、西田敏行さん、そのものがダムの一部になってるっていう。ダムの縁に少しくぼみを作って、西田敏行さんがそこにアゴを置くんですね。そうすると、涙もろいですから。たくさん泣いて、ダムに水が溜まっていく、という仕組みなんですね。

 というのは周知の事実であって、あまり今更になって取り沙汰すような話題では無いんですけど。

 先日、私がお世話になっている劇場、楽屋Aの劇場入りを懸けたライブ「GakuyaB・口火入替バトル」に出演し、ありがたいことに劇場入りを果たすことができました。ライブを現地や配信で観てくださった方、終演後声をかけて下さった方、お祝いの連絡を下さった方、本当にありがとうございました。祝われに対する反応の仕方があまりわからず、気の利いたことを言えなかったんですが、なんか自分より喜んでもうてるやないかという人も居たりして、とてもありがたい気持ちになりました。

 このライブ自体、自身含め19組の芸人さんが出演されていたんですが、全組バカスカうけているという、演者の身からすれば相当恐ろしいバトルライブでした。たくさんのお客さんが入っていて、私の出番は二番目だったのでオープニングから袖で待機していたのですが、聞こえてくる笑い声の圧というか、総量が、普段とはかなり違ったので「これはとんでもないライブの中にいるんだな自分は」と思ったことを覚えています。
 あと印象的だったのが、一緒に出た学生芸人の人たちが完璧にネタをやりきっていて、カッコよかったことです。天下茶屋さんが私のひとつあとの出番だったんですが、こちらのネタにからめたつかみをされていてめちゃくちゃ驚いたし、それでいてつかみを含んだネタ本編もかなりうけていたので、もうベテランやないかと思ってました。そしてサムネライダーさんのコントは後ろで見てて、全体的にかなり良い感じで、そのままオチ台詞で沸かせて終わってたのでその時かなり悔しい気持ちになったんですけど、そのオチ台詞がすごいバカげていて、そんなバカげている台詞で、会場が沸いていて、それを見て自分が悔しく思っているという構図が、なんか今俯瞰で見ると相当面白いなと感じます。

 そんなこんなで、GakuyaBメンバーになることができましたので、これからかなり厳しい環境下に身を置くことになるのですが、その中で自分自身が強く持っておかないといけないな、という思いがひとつ。それが、「自分で自分を潰す」ことがないようにすることです。自分で自分のことを考えている時は、たいてい考えが後ろ向きに走っていくことがほとんどで、それはもう何か、多少なりともそうなるのでもういいんですけど、それがいつしか自分への攻撃に変わって、他の人たちが自分に向けてもいないことを勝手に想像して、勝手に傷ついていくこともあるので、それを何とかしないとならんなと思います。普段のライブの中でお客さんや共演した方々から良い反応をいただいたり、今回劇場メンバーに入らせていただいたりという状況は、「きみ、今の方向でも大丈夫だよ」と言ってもらっているようなもんだから、そんな、自滅みたいなことしたらアホらしい。なのでこれから、「自分で自分を潰す」ような自分の行動を規制するために、発見次第、自分の中の自分ポリス(ジポとでも呼びましょうか)に通報し、「もうええてそれお前!!!」と叫んでもらうようにします。

 うわ、ちょっと待って。ジポも自分だから「自分ポリスを自分ポリスで潰す」ような行動をするかもしれないのか。そしたら自分ポリスの中の自分ポリス(ジナジポとでも呼びましょうか)に通報しないとだ。

ん、合わせ鏡?

 もっと書きたいことはあるんです、あるんですけど、こういう文章を書く時はいっつもこうなるので。もういいです。
 これからも周りを見つつも自分の感じる方向へ向かって頑張りたいと思います。気が向いたらで大丈夫なので、見守っていただけますと幸いです!

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