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音楽産業


 今の音楽産業に於ける音楽リリースに関して思う事、それは、「その労力に見合う対価がもはや得られない」という事だ。非効率的な業務の廃止による業務効率化を考えたら、制作費をかけて音楽作りなどあり得ない。制作費一千万円かけてアルバムを作っていた時代がありましたが。もはやそんなのあり得ない。何故なら一万枚売るのもやっとだからだ。殆どの人はサブスクで聴く。10曲入りのアルバムをサブスクで聴いて入る対価は10円だ。1万人から10円の対価で10万円。これ、株式会社でやる仕事じゃないね。個人がアップロードしてやるものだよ。レコード会社の意味が無い。町の写真屋と同じで社会の仕組みが変わって「無くなる仕事」の部類に入ったという事だよ。これをどうにかしようったって無理だ。銀塩カメラが売れない!もっと銀塩カメラが売れる企画を考えろ!と言ったって、もはや銀塩カメラはマニアのものだからその市場を広げようったって無理だよね。現実はいつも正解だから。無理して高くて技術が必要な銀塩カメラを使う人はいない。それと同じように、サブスクでタダで聴けるなら、わざわざCDを買う人はいない。

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