青い植木鉢のこと


青い植木鉢を最初に作りたいと思ったのは16歳、高校生の頃。

テキストか何かを買いに、商店街の中にある地元では1番大きい本屋に行きました。
普段はあまり行かない4階くらいまで上がって、買い物を済ませ、
エスカレーターを下っていると、
途中の階で棚に平積みされている1冊の本に目が留まりました。
なんとなく、その階で降りて、その本を手にとってみると、
それはノルウェイのインテリアや建築と風景を季節ごとに切り取った写真集でした。

なんだかしっかりした重めの本で、
(今思えば、割と普通の装丁なんだけど、
書店という場所では初めて手にした洋書だったので。)
ページをめくる度、これ良いな、なんかわかんないけど良いなと感じていました。
裏表紙を見ると、¥8000-と貼ってあります。
高い、、、高すぎる、
当時の僕には8000円する本があるということ自体が冗談みたいでした。
これは買えない、、と本屋を後にしましたが、
あの本欲しいなという気持ちは膨らんでいきます。

今思えば、そんなに変わったことではないのですが、
その時はバカみたいに高い本を買ってみるということが、
まだ経験したことのない、何が起こるのかわからない新しいチャレンジのような感じがしていました。

結局、次の日に買いに行きました。
こんな高い本を買うなんて、自分でも自分のことが理解できないなと思いながら家に帰り、

もう一度開いてみました、やっぱり面白い。
学校帰りの友達に、「これ、良くない?」と見せてみると
「柄の使い方がすごいね。」と言われて、なんだか嬉しくなりました。
それから、写真の中の部屋の壁に描かれている絵をガッシュで模写してみたりしました。

そして、その本の中に並んだ青い鉢が写っていました。

それから青い植木鉢を作って並べたいな、という思いがずっと心の中にありました。
10年くらい経って、シアタープロダクツの企画で青い植木鉢を並べる展示ができました。
そして今は、僕がファウンダーでもあるディリジェンスパーラーという花屋のアイコンの一つとして定番商品になっています。

マラケシュのマジョレル庭園を見てもわかるように、ルドンのグラン・ブーケを見ても感じられるように、
植物と青のコントラストはとても素晴らしく、
あーでも、やっぱりこれは直感的で衝動的に
青い植木鉢をひとつでも多く届けたいなと思うわけです。

そんなわけで、今、シアタープロダクツ表参道店で開催している
”SEASIDE GARDEN CENTER” でも青い鉢を販売していますので、是非。

■開催店舗
・シアタープロダクツ表参道店
・OMOTESANDO ONLINE

■開催期間
・シアタープロダクツ表参道店
4月21日 (金)〜5月21日 (日)
OPEN12:00〜19:00

・OMOTESANDO ONLINE
4月21日 (金)〜 未定


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