渡辺えり子『ゲゲゲのげ』 ・筒井康隆『ジーザス・クライスト・トリックスター』

『ゲゲゲのげ ―逢魔が時に揺れるブランコ』(担当:今井克佳)

初出
『新劇」一九八二年一〇月号(白水社)に掲載。本稿は単行本『ゲゲゲのげ』(白水社、一九八三年)による。

※ 2008年刊行のハヤカワ演劇文庫『渡辺えり子Ⅱ ゲゲゲのげ/瞼の女』には、〈付録〉として、耳なし豚のシーンの別稿(昭和五十七九月公演での変更部分、約5ページ)が付け加えられている。また「作者によるコメンタリー」として、注がつけられている。

初演
劇団3◯◯ 一九八二年九月二三日〜一〇月三日、東京・シアターグリーン
スタッフ
演出・作曲/渡辺えり子
美術/松野潤 照明/森田三郎 音響/原島正治・堀江由美子 編曲・演奏/福島一幸 振付/管原鷹志 舞台監督/武川喜俊 舞台監督助手/井原陽子 スタイリスト/久我山もえ 宣伝美術/サンルーフ 制作/プリティペア

キャスト
月渡マキオ/藤堂貴也 海谷時彦(鬼太郎 鬼太郎の父)/小野正隆  若月源二/菅野久夫 塩原千太/前野 修 鳥湖朔子(老女・一葉)/光永吉江 柳田基子(母・砂かけ婆・子泣きじじい・いったんもめん)/もたいまさこ 多田七恵(姉・山童・ろくろっ首)/聖あやみ 堀川真弓(妹・河童)/村田ユチコ 神保静子(妹・河童)/竹内久美 真中康夫(ねずみ男) /新谷一洋 佐藤裕一(佐藤杉)/中進  雲山三(河童)/柴田みどり 梶本潤也(河童)/白石禎 近藤俊美(河童)/稲垣広貴 月渡日出代(股くぐり)/渡辺えり子

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