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「天安門、恋人たち」~本日キノフライデーシネマの上映

本日の KINOフライデーシネマvol.217
【天安門、恋人たち】
8/16(金)18:45~

1980年代末の中国北京。
時代に翻弄され、時を超え愛に揺れ動く
男女の官能ラブストーリー

監督はロウ・イエ 昨年「サタデー・フィクション」の上映がありました。中国国内で上映禁止にされてもタブーに挑み続け
名作を誕生させている
観客だけではなく映画監督や俳優たちにも人気の方です。

「天安門、恋人たち」は2006年の作品です。

監督が自ら学生のとき、天安門事件に参加していた経験があり、
事件直後からずっと映画の構想を温め続けていたものでした。

その年のカンヌでの上映後、
中国では上映禁止に、そして監督は
5年間の表現活動禁止処分に。
それでも果敢に挑戦し続けてきました。

そしてこの作品は中国に暮らす人たちにとっても幻の映画。
今回は当時の35ミリフイルムからデジタル化され
スクリーンに蘇ります。

お問い合わせも日本に暮らす中国のみなさんからも多く
いただいています。

・・・映画の時代背景

1985 ソ連ゴルバチョフ書記長就任
1989 天安門事件
1989 ベルリンの壁崩壊
1990 ドイツ東西統一
1991 ソ連崩壊
1997 鄧小平死去
1997 香港返還
2001 中国、世界貿易機構(WTO)に加盟

映画は、1987年中国東北地方トモンに始まって
北京、深圳、そしてベルリンを経て
経済成長著しい中国重慶を経て、
かつて国家のエリートたちの保養施設として名を馳せていた
2001年の北戴河で終わります。

ある夏の晩、それは風の如く、突然やってきた。
どうにも防ぎようがなく心乱され。
影のように、付きまとって離れない。

それがなにかは分からないが、
あえて呼ぶなら 愛情だろう。

         ーユー・ホンの日記より



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