ロシア映画の1962年~コンチャロフスキー「親愛なる同志たちへ」とタルコフスキー
徒然に 434
【親愛なる同志たちへ】公開記念 5月14日(土)
岩本和久さん(札幌大学教授)による
「ロシア映画の1962年」のお話し
時間が決まりました。
5月14日(土)13:35の回
上映後にお話がございます。
1962年という年はどういう年だったのか。
「親愛なる同志たちへ」のコンチャロフスキー監督の親友である
タルコフスキー、彼の「僕の村は戦場だった」が制作されたのが
1962年。
この同じ年に「親愛なる同志たちへ」で描かれる
ノボチェルカスク事件が起こっています。
雪解け期の青春を送った二人の監督を紹介しながら
ノボチェルカスク事件の起こった時代の空気をお話しいただきます。
1962年6月、スターリン亡き後の冷戦下、
ソビエト連邦最大の労働者蜂起の悲劇
それはソ連解体の30年間隠蔽されたままでした。
そしてついに映画化、
84歳の巨匠コンチャロフスキーの渾身作です。
祖国を信じた一人の女性が向き合う残酷な現実に、
母として選んだ究極の決断とは―
2022年5月、私たちにはどう映るのでしょう。
そしてもし今「僕の村は戦場だった」を見たとしたら
今までに見た同じ作品とは思えないほどの想いが
スクリーンから溢れてくるのでは・・
そんなことを思ってしまいます。
写真は「親愛なる同志たちへ」とともに
キノの専用階段に展示しているタルコフスキー
「ノスタルジア」を。
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