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多様な色彩満載で公開です

毎年8月は、(株)キノの決算がでて、税理士との打ち合わせや来月の市民株主総会の案内などでお盆頃から下旬が私は大変忙しく、紹介が遅れましたが、今日から「ポライト・ソサエティ」が公開になり、明日24(土)~は、「エターナル・メモリー」、「メイ・ディッセンバー ゆれる真実」、「美食家ダリのレストラン」が公開になります。
 「ポライト・ソサエティ」は、パキスタン系イギリス人の新鋭監督が、カンフーやボリウッドが大好きでたまらなくて、何としても映画を撮ると決めて十数年、ついに実現、英国からリスペクトを捧げつつ、新世代アクションとして結実したエンターティメント。ご都合主義なんかフッとばして、ヒロインが舞って舞って闘いまくります。


 「エターナル・メモリー」は、アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞にノミネートされた、とっても優しい作品です。チリの独裁政権に対して闘った時代と共に生きたジャーナリストの夫と、国民的女優でチリの最初の文化大臣にもなった妻の、二人の愛情のドキュメンタリーです、実は夫が晩年にアルツハイマーを患い、困難に直面しながらも、彼とささやかな生活をおくっていく姿が、女性監督のマイテ・アルベルティが寄り添って撮った素敵な作品になっています。


 「メイ・ディッセンバー」は、私たちが大好きなトッド・ヘインズ監督(「キャロル」や「エデンより彼方に」など、素晴らしかったですね)が、ジュリアン・ムーアとナタリー・ポートマンの共演で描く、衝撃的な作品です。36歳の女性と13歳の少年が起こした事件を映画化するために、女優が彼女たちの町を訪れ、取材を始めますが、その複雑な心理がやがて・・・なんですね。


 「美食家ダリのレストラン」は、スペインらしく、ラテンのノリとちょっとコメディセンスを味付けつつ、フランコ独裁政権末期の背景なども少しいれて描かれるのは、「もしも、ダリと伝説的な三ツ星レストラン「エル・ブジ」の料理長という二人の天才が、同じ時代に活躍していたら・・」という妄想的アイディアで、いやーとにかく派手に楽しませてくれます。
 という風に、相変わらず多様な色彩満載のシアターキノです。明日からまたお楽しみください。

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