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核の恐怖「風が吹くとき」「リッチランド」公開
今日から、またいろんな作品が公開になっていますが、「風が吹くとき」と「リッチランド」を紹介しておきます。というのも、毎年この時期は、8/6の広島、8/9の長崎という原爆の日で、やはり伝えていくことも映画館として大切なことなので、今年はこの2作品を上映することにいたしました。
「風が吹くとき」は、37年前に上映されたイギリスのアニメーションで、核戦争の恐ろしさを描いた歴史的名作として知られています。主題歌がデヴィット・ボーイで「オッペンハイマー」のクリストファー・ノーラン監督も子ども時代に観ているように、絵はとっても温かみのあるもので、家族向けでもあるでしょう。それが今に繋がっているわけですね。
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「リッチランド」は、マンハッタン計画における核燃料生産拠点「ハンフォード・サイト」で働く人々とその家族が生活するために作られた町なのです。長崎に落とされた原爆のプルトニュウムはハンフォード・サイトで精製されたものでした。終戦後は冷戦時に、数多く作られた核兵器原料の生産も担い、稼働終了した現在は国立歴史公園に指定され、観光客が訪れています。原爆を作るために生まれた町、その知られざる歴史と現在が描かれます。まさに「オッペンハイマー」のその後のドキュメンタリーなのです。チラシのメイン画像になっているのは、被爆3世のアーティスト・川野ゆきよさんが作ったもので、リッチランドを訪れ、街の人々と対話を試みていきます。
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