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覚書(R6.02.04)

 停電で困るのは電気が使えないことではなく、ガスと水道が使えなくなることだ。ガスも水道も、電気がないと手元に届かない。結局人間に必要なのはいつの時代も火と水だ。

 自分の仕事ではないものの人に任せられない、宙吊りになった仕事を一つずつ摘んでいく作業を、意外にも楽しんでいる自分がいる。

 写真を撮りたいが、周りの目が怖くて撮影を断念し記憶から消えていったあの不思議な看板たち。もう一度収集し直したらきっと500枚くらいになる。

 「最悪」を想定することは人を安心させる。バスに乗ったらこのバスが高速道路で横転する心配をしてみる。そうすると、横転しなかったとき心から安心できる。人生はいつだって、最悪よりちょっとマシだ。


 いつもいつも、こんなことばかり考えては、忘れていく。

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