iOptron CEM40-HCの初期運用確認項目

*購入が必要なもの
断熱ミニバック(バッテリー保護用)...ok
水準器...ok
(本体備え付けの水準器に大きな誤差があるとの情報を検証)
ゼロポジション表示用のテープ...ok

【屋内テスト】
・電源投入 ...ok

・GPS捕捉確認
 ユニットはケーブル介して外付け。立ち上げ時に繋いで、用が済んだら片付けられる。捕捉に3分程度要した。

・組み付け(FC-76含む)
 FC-76+レデューサー+カメラでバランスウェイト4.5kg×1

・バランスチェック
 クランプは開放か固定か0/1で動作。半クラという概念はない。フリーでは相当滑らかに動く。バランスを崩した状態では酷く脱調するとの事。今回は厳密にバランスを合わせ、モーターの脱調は少なくとも音からは感じられない。

・自動導入動作テスト
 One Star alignmentの場合、挙動は下記の通り。尚、CEM-40にはエンコーダが無いので自己姿勢を得る方法がない。その為、ゼロポジションという概念が大切になる。

1.GPSで取得した現在地と時刻を基に、アライメントに使いやすい恒星がsuggestされる。(例えばベガ)
2.承認すると、ベガに望遠鏡が指向する。この時、「最初の姿勢はゼロポジションの位置」として扱われる。ゼロポジションは概念で、基本的にはCW鉛直下、筒先北極軸方向だが、自分で選んで記録させる事もできる。つまり、赤道儀が完璧なゼロポジションで、極軸が合い、水平が取れていれば、1発でベガが導入できる。
3.自動指向完了後、ベガの位置を確認し必要であれば微調整する。調整内容は記録され、その後の導入時の補正を行う元となる…筈。

ゼロポジションは、機械的に見つけ出せないので(目印のシールでも貼ってみる?)、赤道儀の電源を落とす時には赤道儀のメニューからゼロポジションに戻る様に駆動させてから片付けるのが良いと思われる。
電源を落とした後にクランプを緩めてはいけない。恐らく一度アライメントを取った後にクランプフリーにするのもズレる筈。尚、ケースにはゼロポジションの姿勢で収まる。

・組み付け水準器の精度チェック...未

・ゼロポジション調整
 ゼロポジションを赤道儀が自発的に見つける事が出来る謎のメニューが存在する。原理不明。ゼロポジション付近で何度か行ったり来たりして、ココダ!と止まる。自分で決めるのは無理なので、この機能を使用して決まった位置をゼロポジションとしたい。

・iPolar接続テスト
 iPolarのドライバはUSBに繋ぐと勝手にインストールされる。ソフトウェアはHPからDLして使用するが、NET Framework 4.6以上が無いと立ち上がりもしないので注意。

・ガイドシステム接続テスト
 内部の配線を経由してもOTG接続でカメラまで接続できた事を確認。ガイド信号は、ちゃんと出力されているか現段階では未確認。

・バッテリーランチェック…未
・バッテリーランチェックwithガイドシステム…未

【屋外テスト】
・iPolarキャリブレーション
・iPolar導入テスト(精度チェック)
・ゼロポジションからの導入テスト
・1スター、2スターアライメントテスト
(導入精度チェック)
・導入時振動チェック動画撮影
・追尾時振動チェック動画撮影(風影響など)
・p-motion記録(PHD-2)
・バックラッシュテスト(PHD-2)
・オートガイドパラメータ調整(無風時に限る)
・オートガイドテスト
・オートガイディングテスト撮影


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?