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オールドスクールデッキ紹介:Robots

 今回紹介するのはRobotsもしくはWorkshop Aggroと呼ばれるデッキです。国内では茶単と呼ばれることもあります。

 Robotsという名称はアーティファクト・クリーチャーを中心に据えた構成から

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Workshop Aggroはもちろん強力な土地《Mishra's Workshop》に由来します。

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 中心となるカードは大体同じですが選択した色によってその他の構成が変わってきます。今回は赤単と青単、無色のリストを紹介します。

Mono-red Robots:

Main Deck:
9 《山/Mountain》
1 《Hammerheim》
3 《ミシュラの工廠/Mishra's Factory》
4 《Mishra's Workshop》
4 《露天鉱床/Strip Mine》

4 《エイトグ/Atog》
4 《巨大戦車/Juggernaut》
4 《Su-Chi》
3 《トリスケリオン/Triskelion》

1 《Black Lotus》
1 《Mox Emerald》
1 《Mox Jet》
1 《Mox Pearl》
1 《Mox Ruby》
1 《Mox Sapphire》
4 《黒の万力/Black Vise》
4 《稲妻/Lightning Bolt》
3 《魔力の櫃/Mana Vault》
1 《太陽の指輪/Sol Ring》
3 《ミシュラのアンク/Ankh of Mishra》
1 《Chaos Orb》
1 《Wheel of Fortune》
1 《氷の干渉器/Icy Manipulator》
1 《Tawnos's Coffin》

Sideboard:15
2 《血染めの月/Blood Moon》
2 《City in a Bottle》
2 《地震/Earthquake》
3 《赤霊破/Red Elemental Blast》
3 《粉砕/Shatter》
1 《Spinal Villain》
2 《冬の宝珠/Winter Orb》

 Robotsの基本的な動きは同じです。《Mishra's Workshop》や《魔力の櫃/Mana Vault》からのマナで1、2ターン目から《巨大戦車/Juggernaut》や 《Su-Chi》といった脅威を展開して相手を圧倒します。さらにこのデッキの場合、赤の火力、《黒の万力/Black Vise》《ミシュラのアンク/Ankh of Mishra》のダメージで後押しします。

《露天鉱床/Strip Mine》は相手の展開を遅らせると同時に《黒の万力/Black Vise》《ミシュラのアンク/Ankh of Mishra》を有効に働かせます。
《魔力の櫃/Mana Vault》は使った後マナを支払ってアンタップしなければコントローラーに毎ターン1ダメージ与えてきますが、このデッキではこれを《エイトグ/Atog》の起動型能力のコストとすることでダメージ回避しつつ打点を上げます。


Mono-blue Robots:

Main Deck:
12 《島/Island》
1 《Library of Alexandria》
4 《ミシュラの工廠/Mishra's Factory》
4 《Mishra's Workshop》

2 《ラト=ナムの賢人/Sage of Lat-Nam》
4 《巨大戦車/Juggernaut》
4 《Su-Chi》
4 《テトラバス/Tetravus》
4 《トリスケリオン/Triskelion》

1 《Black Lotus》
1 《Mox Emerald》
1 《Mox Jet》
1 《Mox Pearl》
1 《Mox Ruby》
1 《Mox Sapphire》
1 《Ancestral Recall》
4 《魔力の櫃/Mana Vault》
1 《太陽の指輪/Sol Ring》
1 《Braingeyser》
1 《Chaos Orb》
1 《マナ吸収/Mana Drain》
1 《Time Walk》
2 《Transmute Artifact》
1 《Timetwister》
1 《ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome》
1 《Rocket Launcher》
1 《Sword of the Ages》

Sideboard:
2 《Amnesia》
4 《青霊破/Blue Elemental Blast》
3 《緊急阻止/Flash Counter》
1 《Forcefield》
2 《ハーキルの召還術/Hurkyl's Recall》
3 《氷の干渉器/Icy Manipulator》

 次に紹介する青単のリストは先のデッキと比較すると《露天鉱床/Strip Mine》が入っておらずややコントロール寄りです。《Ancestral Recall》《Braingeyser》《ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome》といったカードでアドバンテージを稼げるようになってます。

 こちらは使い終わった《魔力の櫃/Mana Vault》や除去を撃たれたクリーチャーを《ラト=ナムの賢人/Sage of Lat-Nam》の起動型能力のコストとしドローに変換します。また不要なアーティファクトを《Transmute Artifact》でそのとき必要なクリーチャーやアーティファクトに変えることもできます。

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《Sword of the Ages》や《Rocket Launcher》は止めの一撃となります(どちらかと言えば《Sword of the Ages》は《エイトグ/Atog》擁する赤単の方が相性は良い気がしますが)

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 このデッキでは不採用ですが青系のRobotsでは回避能力を持つクリーチャーとして《Serendib Efreet》も採用されることがあります。

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Colorless Robots:

 最後は完全無色のRobots、第2回旧作杯でじんしんさんが使用されベスト8入賞を果たされたデッキです。

4 《ミシュラの工廠/Mishra's Factory》
4 《Mishra's Workshop》
4 《露天鉱床/Strip Mine》
4 《ウルザの鉱山/Urza's Mine》
4 《ウルザの魔力炉/Urza's Power Plant》
4 《ウルザの塔/Urza's Tower》

1 《巨大戦車/Juggernaut》
4 《Su-Chi》
4 《テトラバス/Tetravus》
4 《トリスケリオン/Triskelion》

1 《ブラック・ロータス/Black Lotus》
1 《Mox Emerald》
1 《Mox Jet》
1 《Mox Pearl》
1 《Mox Ruby》
1 《Mox Sapphire》
1 《太陽の指輪/Sol Ring》
1 《Chaos Orb》
4 《吠えたける鉱山/Howling Mine》
3 《秘宝の障壁/Relic Barrier》
3 《冬の宝珠/Winter Orb》
3 《氷の干渉器/Icy Manipulator》
2 《Tawnos's Coffin》

Sideboard:
4 《黒の万力/Black Vise》
2 《City in a Bottle》
2 《破裂の王笏/Disrupting Scepter》
3 《ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Disk》
2 《Ring of Immortals》
2 《Rocket Launcher》

《Mishra's Workshop》やマナ・アーティファクトだけでなく3種のウルザ土地から供給される大量の無色マナで対戦相手を圧倒します。

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 特徴的なのは《吠えたける鉱山/Howling Mine》or《冬の宝珠/Winter Orb》+《氷の干渉器/Icy Manipulator》or《秘宝の障壁/Relic Barrier》のコンボによる一方的なアドバンテージ獲得でしょうか。

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《冬の宝珠/Winter Orb》は不採用の《露天鉱床/Strip Mine》の代わりに対戦相手の土地を縛り、デッキのポテンシャルを発揮させることなくあなたに勝利をもたらすでしょう。

《Tawnos's Coffin》は主に対戦相手のクリーチャーに対する除去として使用されますが《テトラバス/Tetravus》や《トリスケリオン/Triskelion》といった+1/+1カウンターを使用するクリーチャーを大きくするのにも使われます。

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 《トリスケリオン/Triskelion》の場合、毎ターン、ダメージ3点分のカウンターを補充することができます。

《テトラバス/Tetravus》と組み合わせる場合はトークン生成やテトラバイト・トークンとの「合体」において注意点があります。詳しくは下記のスレッドを参照してください。


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