レコーディング日記#3
この一週間くらいの作業で、トラブルもあり、ちょっとしたtipsを得たりしたので、その辺を書こうと思う。
・曲のタイトルをつける上での注意事項
今回のアルバムの一つのテーマがSFで、タイトルやモチーフをSFマガジンの80年代前半に連載されていた、「SFエンサイクロペディア」を参考にしている。宇宙旅行を題材にしようと思ったので、それっぽい言葉を見つけ出し、メロディーに乗せてみる。作詞してボカロで仮歌まで作ったところで、そのタイトルでググったら、なんと水樹奈々の曲が出てきてしまった。まあタイトルが被っても問題はないのだが、まあ避けた方が無難だと考え、修正することにした。
もう一度、「SFエンサイクロペディア」にもどって、次はハーラン・エリスンの小説の原題を拾ってきてタイトルと歌詞を直した。こちらはググっても楽曲のタイトルとして使用されてはいなかった。
まあ、リスペクトの意味も兼ねて似たようなタイトルというのはもちろんありなのだが、知らないで被る、というのはよくない。
・トラブル: CTRLRがCUBASE11で動作しない
いま、アナログ・ポリシンセはROLAND αJUNO-2しかないので、和音は基本的にこれか、前にYOUTUBEにアップしたKORG MS-20の二台使いで賄おうと思っている。αJUNO-2はVSTプラグインのCTRLRでコントロール出来る。のだが、CUBASE11にアップデートしたら使えなくなってしまった。これについてはまた調査が必要だが、とりあえずCUBASE10.5で音作りすることにした。結構面倒くさいし、プロジェクトに同期してないとオートメーションが使えない…。
気を取り直して、今回の曲用に、ディケイが短い、矩形波系の音色と、ディケイが長い鋸波系の音色を作った。ここでよく忘れるのが、JUNOー2本体側のセッティング。MIDI EXCLをONにしておかないとうまく動かない。
・KORG MS-20(vintage)とDAWを連動するtipsみたいなもの
多分この手順をこれからも繰り返すと思うのだけど、次がシーケンス、効果音的な音色はKORG MS-20に置き換えていく。こちらはKENTON PRO-SOLO USBを使うのだけど、二つほどTIPSがある。
その1 External Signal Processor
テンポにもよるのだけど、16分音符がうまくならない場合がある。その場合よくやるのが、MS-20のExternal Signal Processorを使ってトリガーを調節するというやつである。ただ、External Signal Processorを音作りに使用することがあるので、今回は、MS-20の2台使いで乗り切る。
使ってない、もう一台のMS-20のExternal Signal Processorでトリガーを調整するのだ。
今回、2VCO+ノイズを使いたかったので、鳴らす方のMS-20のExternal Signal Processorを、ノイズの音量を調整するために使ってしまったので、2台使いすることにした。
その2 KENTON PRO-SOLO USBのチューニング
実は、KENTON PRO-SOLO USBを本格的に使うのは今回が最初なのだが、ずっと使ってって壊れてしまったKENTON PRO2にくらべてピッチが不安定であった。これについてはマニュアルにオクターブチューニングの方法が書いてあった……。
このような困難を乗り越えつつ、レコーディングは続く……
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