失われ過ぎたン十年。ハローワーク求職者登録の性別欄

ハローワークとの再会、通算四回目

曲がりなりにも個人事業を営んでいるからには、
さすがに失業保険とは無縁だが、
事業経営難の故に副業可能な求人を探すくらいなら、
ハローワークでも可能なようだ。

ということで、
昨日11/27に血迷って検索していとら、
ハローワークのインターネットサービスに到達した。

ハローワークインターネットサービス - トップページ

何年か前にリニューアルしたらしいく、
オンラインでマイページを開設して求人に申し込む仕組み。

性別欄は入力必須だが、「男性」と「女性」以外に、
「入力しない」という第三の選択肢が有る!!!

ゑー知らなかったー😳

やっと当方にも人並みに門戸が開かれた😊
ご対応ありがとうございます🙏

だけど、もっと早く知りたかった。
もっと早く教えてくれー!!って云っても、
誰も教えてくれるわけないんだけど🤭

てか、もっと早く対応してくれれば、当方も長いこと無駄な苦労をしなくて済んだのに😡

失われ過ぎたン十年。

少なくとも若かしき頃の当方の人生には、この対応は間に合わなかった。

ハローワークとの接点

これまで当方とハローワークとの接点は三回あった。

一回目

学生の身分を失い、本来なら社会人になるはずだった頃。

当時、父親から間接的に母親経由で、ハローワークの利用を勧められたが、
当方は本能的に嫌だった。長期の雇用労働に対しても、男女別の二択登録に対しても。

そこでわざと地元から離れた(管轄外の)ハローワークに行って、
勿論、登録なんかせずに、入口に掲示された求人票を一通り眺めてから帰る、
という虚しく不毛な行動を繰り返していた。

二回目

個人事業の開業届を出す決断に至る直前。

こちらは親からの圧力も有ったが、
自治体の就職支援機関(某センター)から、ハローワークへの登録を勧められたので、
仕方なく地元のハローワークに登録した(登録しないと就職支援してもらえないのかも)。

なお就職支援機関の登録時も、
ハローワークの登録時も、
男女別の件で、職員の方からは特に何も云われなかった。
(当方が事前に先回りして自分の説明したからかな、何せ云われた記憶が無い)

しかし男女別の二択で、当方は一気に求職の意欲が減退。
誰から文句を云われなくても、一身上の都合で嫌なんですね。

なのでハローワーク登録後も、窓口には寄らずに、
パソコンで形式的に検索して帰る、という、不毛で無駄な日々でした。

ただ、就職支援機関の担当者さんには何度か相談して、
結局、個人事業の開業届を出すことで、支援から卒業となりました。
ちょうど担当者さんも家庭の事情で退職する頃でした。

三回目

今から約4年前に、契約社員を辞めた後。

このときは誰からも勧められなかったが、長期の無収入で居たたまれなくなって、
みずから形式的にハローワークに登録した。

なお、このときも、登録時に男女別の件で、職員の方からは特に何も云われなかった(もはや、とやかく云われるような時代ではなくなった)。

でも男女別の二択で、やはり当方は一気に求職の意欲が減退(※1)。

ハローワーク登録後も、窓口には寄るどころか、パソコンで検索することもしなかった。そもそもハローワークに殆ど行かなかった気がする。

ハローワークに頼らず、
自分で求人サイトを検索して、前職とは別の会社の派遣社員や契約社員になりました。

派遣元企業(登録元)と派遣先企業(就業先)とで性別を分けてるほうが、
待遇も世間体も、かなり人並みに近づけましたね☺️

当方自身の心身には隠れた負担が掛かるけど😞

たかが性別、されど性別

i.) 採否に拘わらず適切な性別で

登録時に第三性別を選択できても、
面接や契約や職業訓練のときには、
(戸籍であれ胴体であれ)男女別を知られてしまうだろう。

とはいえ、まず、
自信を持って書類を提出し、明るく元気に面接に臨むためにも、
そして、
不採用になったときに、機微情報(※2)を応募先に抜き取られて弄ばれないためにも、
違和なき不合なき性別で認知されておきたい。

ii.) 男女別だけでは生活できない

《性別に難あり》な当方でも、何とか危害を加えられることなく(※3)、今日まで生き延びられたが、
かといって《健康で安全なら違和や不合の有る性別でも辛抱できる》というわけでは決して無い。

無理を続けたら心身にも対人関係にも異常が生じるのであって、
《襲撃されないけど自滅するように仕向けられている》、という境遇に居るのが当方である。

べつに不適合な性別で就業したところで、「性別妥協手当」など支給されるわけ無いんだし。

従来は、男女別の明確な方々だけが、そして(雇用ではなく)雇用の機会だけが、
均等だったけれど、
この度いよいよ、男女以外の性別でも、
雇用の機会だけは、均等になってきた。

あまりにも不利な出発点と制限。

何せ支出のときは、他の人と同じ一人前の金額なのに、
収入のときは、どう頑張っても半人前以下しか稼げないのだから、
常に金欠になってしまうのは当然だ(※4)。

ということで、こちらも( ↓ )引き続き宜しくお願いいたします🙏

すぐに動きたいけど動けない｜KIXAN (the SHYNAMITES)🥚 @the_SHYNAMITES 

[註]

※1:
ちなみに二回目か三回目のときに、
ハローワークの投書箱に、性別欄の改善を望む旨を意見として投書した記憶が有る。

※2:
少なくとも当方にとっては、性別(男女別)は機微情報である。

※3:
じつは危害を加えられないように進化して中性化した、という側面も有る。

※4:
生活費も納税も請求される額は一人前なのに対して、
雇用労働だと正社員や直雇用が不可になりがちだから、給料も、それなりの上限を喰らう。
更に資格免許や出張や転居にも性別の問題が絡む。