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Nostalgia...

-昔の曲や写真、よく訪れた場所での風景や香り-

「ノスタルジア」は普遍的な感情であり、誰もが経験したことのある感情といえる。

nostalgia 【ノスタルジア】
→過去を懐かしむ心、懐旧の念、郷愁。

"ノスタルジア"と"ノスタルジー"の違いは、単に英語由来かフランス語由来かの発音の違いであり、意味自体は同義である。
また、併せて耳にすることの多い"ノスタルジック"は、"ノスタルジア"が名詞であるのに対しての形容詞である。

"ノスタルジア"には、単なる懐かしさだけではなく、もう戻ることのできない過去への切なさや恋しさ、寂しさも含まれる。
が、私たちがノスタルジックな気持ちになる時、そこにはむしろ心地良さを感じる。

それは何故だろうか。

一つに、その名前の通り「ノスタルジア効果」と呼ばれるものがある。過去の楽しい思い出に浸ることでストレスが軽減され、安心感を覚えるというものだ。

そしてもう一つが、いわゆる「現実逃避」だ。
過去の楽しい思い出には不安や厳しさのない、心を落ち着かせてくれる空間が広がっている。
人はそれに日常のストレスから一時的に逃れる感覚を覚えるというものだ。

そして、こうした感情を覚える時、同じ地域で育った人や同じ世代に育った人々は同じようなノスタルジアを感じていることが多い。
そこで生まれる感情の共有や共感にもまた、心地良さがあるとも考えられる。

「現実逃避」などと聞けば、ノスタルジアに浸ることがあまり良くないことのようにも思えるかもしれない。

しかし、自らが実際に通ってきた過去へ思いを馳せることは、自身が何者なのかというアイデンティティへの気付きにも役立つことがある。

自身がどういった環境で育ち、何から影響を受け、何を好きなのか。

そうしたノスタルジアを、古着を通して表現するのも面白そうだ。

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