小弟ナツが程よく喋りたい 20221002

企画「Patrick Mojii」が終了した。

良い企画となった。とても満足している。

文字書きのイベントというあまり例のない取り組みを行ってみたが、結果は上々の盛り上がりを見せ、「Patrick Vegee」発売2周年に花を添えることができたと思う。

大々的だったかどうかはわからないが、参加者一同が堂々と胸を張れるのであれば、それは"花"と呼んでも差し支えないと考えてるので、そう表現させてもらう。

前回のブログでも触れたが、1人で書いても何の問題ない文字書きが集うことに決して大きな意味はないが、そこに面白さを発見することは大いにできるのではないか…そんな狙いはバッチリとハマったと言っていい。

事実として、我々は今回一切馴れ合うことをしなかった。

各々が書きたいように書き、食したいように食したい結果がこの「Patrick Mojii」という企画である。

何なら、誰が1番うまく食べれるのかを競っている側面さえあった。

そうやって生まれた作品たちは、"エゴ"のようなものを感じさせながらも、どの記事も曲に寄り添って書かれており、示し合わす必要もなくアルバムのコンセプト通りのものとなっていた。

フルコースでもいいし、バイキングとしても、単品でも美味しい文字たち。

"グチャっとしている"はずなのに、何だか不思議と気持ちが良い。

12の記事を束ねたときに、僕が抱いた感想である。

打ち合わせもなしにやった結果がこうならば、我々はけっこうすごいことを成し遂げだんじゃないかと思ってしまう。

"物好き"として、ひとつのセンスの高さを示すことができたのではないだろうか。

それがカタチになったのはなかなかに誇らしい。

少し大げさかもしれないが、良いことは良いと言うのは大事なので、そこは声高に主張していきたい。

意味がないことに面白さをつけ足す作業に魅力を感じる人は多くないと思うんだけど、それができると人生の楽しさは格段に跳ね上がる。

自分の心内を文字にしたとき、僕はそういった達成感を感じる。

ただ、面白さの幅は広い方がより楽しい。

今回の企画の表のテーマであった「Patrick Vegee」を食べ尽くすという目的も無事達成できたし、(実は)裏のテーマであった文字書きが集結したときにどのような成果が生まれるのか…という検証もできた。

結果はもちろん上々だ。

ファンが思いを表現するツールとしては不便なところも多いかもしれないが、肉付けも推敲も自由なので、その気持ちを余すことなく伝えることができる。

そんな文字にしか発揮できない魅力を再認識したし、決して単体では出すことができないパワーを感じて、まだまだ楽しめる余地はたくさんあるだろうと思えた。

そんな珠玉の記事たちをぜひ味わってみてほしい。

以下、投稿リスト。(末尾の曲名は省略)

1.Which "HATCH" do you like?
2.マーメイドスキャンダラスは現パロじゃない
3.踊る音に身を任せ、打てない球に多幸感を
4.『風が強く吹いている』から読み解く「風なんかは吹いてないのに」
5.そこに饗応がある
6.夜を乗り越える
7.「Phantom Joke」 を振り返るとライブに行きたくならないか?
8.隠し球だけど、飛び道具だけど、だけど一番スタンダード。
9.TOUR 20XX Patrick Vegee If セトリ考察・ライブレポート
10.春が来てぼくらは4年半経って
11.シンプルな逸話の言葉は温かい
12.選んだのは"君"じゃなくて

文字は永久保存が可能なので、その気になればいつでも食せる。

一見でも常連でも、好きなタイミングで食べてくれればそれで良い。

ま、文字読んで。


判断はそれからでも遅くないしね。せっかくなら覗いてみて欲しい。



ひとまず企画としては一旦の終了となるが、気が向けば次の取り組みも行っていきたいと思う。

構想は頭の中にあるが、どのように実施していくのかはまだ未定である。

少なくとも今回のような自由度の高いお題ではしっくり来ない部分もあるので、そこら辺のハードルの越え方は考えていかなければならない。

とはいえ、あまりに縛りを多くしてしまうと、そもそも企画が成り立たない。

企画者として、どこまでエゴイスティックになれるか…個人的にはそんなことも試されている気はするので、取捨選択もしっかりと行っていく必要がある。

時期的にもそろそろ動かなくてはいけないし、もう少し概要を練ってから、世に出していければと思っている。

他媒体では触れているが、2年後にとあるアルバムの10周年企画をやりたいと野望を持っているで、それが実現できるように鋭意努力を続けていきたい。

言いたいことはまだあるが、話が長くなってしまうそうなので、今回はここらへんで。

では、またどこかで。











ここまであまり触れる時間がなかったのだが、企画も無事終わったし、今回の記事形式について説明していきたいと思う。

前回と今回の記事では、「小弟ナツが程よく喋りたい」のタイトルで投稿している。

勘の良い"物好き"の皆さんならお気づきかもしれないが、これはUNISON SQUARE GARDENの田淵智也氏のブログ「小生田淵がよく喋る」のタイトルが由来となっている。

由来というのは語弊があるかもしれないが、パロディというと少しこちらの意図が変わってしまうので、ここではそういうことにさせて欲しい。

詳しくは後々説明していく。

記事内容としては、企画にまつわる"個人的"な思いを述べる内容となっている。

ここは田淵氏のブログと同じような立ち位置であると認識しているのだが、別に彼に憧れて…とかそういう気持ちでやっているのではない。

企画の概要も含めてであるが、基本的に「Patrick Mojii」では、当該バンドであるUNISON SQUARE GARDENのリリースやツアー時のプロモーションになぞって、発表形態を整えてきた。

どこをどうだというのは各自で確認して欲しいのだが、文字書きのイベントという若干華やかさが欠けることが否めない企画を進行するにあたって、それが1番盛り上げるのに適した方法であると判断して採用した。

文章自体の表現方法としても、彩りをつけるよりもバンドを掘り下げることに重点を置いているので、そのやり方でもあまり違和感がなかったと思う。

ただ、企画全体を進めるに当たって、どうにも解像度が上がりにくい箇所が多々あるように感じたので、そこを少しでも解消できる副教材的な意味合いで本記事を執筆した。

企画の意図や狙いを伝えるとなると、どうしてもTwitterの140字では限度があるし、スペースなどのしゃべりでは門徒があまりに狭いので、今回のように文字で残す方法が1番良いだろうと結論づけた。

となると、1番わかりやすいのはやはりロックバンドひいてはメンバーの活動になぞることだと考え、このような発表形態とさせてもらった。

あくまで副産物的な意味ではあるが、田淵智也には端々に強く共感する部分を感じているので、この方法は個人としても発信しやすいのでは…とも勝手に思っている。

まあ僕は素人なので、そこまで引き出しもない上にうまくまとめられるか自信もないので、「程よく喋りたい」とした。(前回は"程よく喋る"であったが、こちらは修正済み)

一応毎回2000字程度にまとめるつもりではいる。(今回みたいに色々言いたいことがある場合は別だけど)

あと"小生"に変わる言葉としても、似たような言葉のなかから、田淵氏への必要最低限のリスペクトの意味を込めて"小弟"とした。

目的としては企画を円滑に進めるためではあるが、とはいえ公式に不快な気持ちを与えてしまっては元も子もないので、やめろと言われればすぐにやめる予定です。企画としてもメインどころじゃないしね。

それ以外の人も、読んでて不快なら読まなきゃいいけど、嫌だっていうなら然るべきところに伝えてね。できる限り対応はします。

ただ、企画に参加した人の中にもあまりに寄せた内容は嫌だ!っていう方はいるかもしれないので、そういう場合は企画と分けて考えてくれると嬉しい。

企画と繋がりはありますが、別に企画の本筋ではないので、そうなれるような住み分けはしていこうと思う。

別に読まなくても企画は楽しめるしね。

あくまで個人の活動として捉えてくれるとありがたい。

まあ読んだら色々と発見できる内容にしてはいくつもりです。

今後も企画を実施していくにあたって、一応のシリーズ化となりそうなので、この場を借りて自分の思惑を伝えさせていただきました。


ここまで読み飛ばしてきた人は、別に読む必要のない内容だし、わざわざ戻って読み直さなくても問題はありません。

その分企画を楽しんでくれたら嬉しい。

程よく喋りたいといいながら、結局長くなってしまって申し訳ない。

今度こそおしまいです。

もし実現できればだけど、また次の企画でお会いしましょう。

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