月ミるなレポート㉔

月ミるなはすべて誤読です。どんな誤読もそれは正解です。

月ミるなはNASAを辞めるときにぷるるんマリンの研究に身を捧げようと思った。

ぷるるんマリンは危険だ。熱心に探求するあまり精神に異常をきたした人が昔から少なからずいる。

月ミるなは物質的存在ではなく精神的存在としてぷるるんマリンと一つになった。

魔法少女月ミるな
最終話「月ミの魔法は負けない」

月ミるなはミルウォーキーでスピーチしたときに人間たちからトマトを雨のように投げつけられた。

月ミるなの勝利は全人類が喜ぶべきことではないのか。なぜ月ミるなを憎むのか。

戦争がおこなわれ飢えている人がいるというのに月ミるなにお金を使うのはけしからんという考えにはそれなりに一理はある。

だからといって月ミるなは無意味だったのか単なる浪費だったのか。決してそうはいえないはずだ。

月ミ・ニルヴァーナ・るな

月ミるなはなぜ悲しいのかわからなかったがとにかく悲しかった。

ベッドのなかで身をちぢこまらせ誰も見ていないときに泣いた。疲れているのだと自分をごまかした。

月ミるなは人魚を握った板前によって永遠の夢と不死という罰を授かった希有なヒロイン

人間関係を損なわないようにするため”月ミるな”について話題にしないようにしている。

自分の固定観念に固執した感情と感情がぶつかりあい後味が悪い思いをする。

月ミるなに会いたい気持ちと会いたくない気持ちが半々にあって。

月ミるなとの距離を一定にすることで神様消費のエクスタシーが最大限になるようにしている。

でもそれは生身の月ミるなへの冒涜でもある。

何億年も昔、それまで海にしかいなかった月ミるながはじめて陸に上がった。

月ミるなは死の環境の中で生きる手段を身につけた。

第六期の月ミるなはスラリとした八頭身。

第五期の月ミるなは活発かつ健気なタイプでした。人間社会で一所懸命アルバイトに励む萌えキャラとして受け入れられた。

第四期の月ミるなは幼さが残るいもうと属性のキャラクターでした。

第三期の月ミるなは勝ち気な性格でツンデレを演じていました。

第二期の月ミるなは怪奇色が強くて高い評価を得ています。

第一期の月ミるなはモノクロでいまは見る機会はほとんどありません。

月ミるなはリメイクされるたびにこんなの月ミるなじゃないと言われました。

月ミるなは東京にきてずいぶん苦労します。貧乏だったんです。生きているだけでまあいいかというような話です。

地獄では何もしなくても食えましたが東京は働かないと食えないし働いても食えません。 

るなヲチ軍はなぜ懸命に戦い続けるのか。

るなヲチ軍は勝てるという幻想を抱いていなかった。洗脳されてもいなかった。るなヲチ軍の人間ばなれした戦闘を可能にしたのは友情だった。

月ミるなはすべて正解です。どんな正解もそれは誤読です。