音ゲがムズいぜ発達障害
音ゲーが苦手という人は珍しくなく、その理由も多種多様にあるだろう。
私もなんか音ゲーが苦手で、今やってる音ゲーも音ゲー部分を極力避けるように楽しんでいた。
しかし昨日から無謀にもフルコンボ報酬を集めたくなり真面目に向き合ったところ、なんか…。私が音ゲーをムズく感じるの発達障害特性のせいあるかもしれん!となった。
何故そう思ったのか書き連ねて何らかの参考に活かせれば儲けもんだが、何にもならなくても考えたことが多少なりとも整頓できたらいいなと思い書いてみたくなった。
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ご注意
このnoteには発達障害に関する内容がありますが当事者の素人の個人的な所感です あまり信用せずこういう人もいるんだ〜くらいでお読みください
また、音ゲー側に発達障害者への配慮を求める意図はありません なんかこういうムズさあるよね〜というだけ…。
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先に私の発達障害に関して自認している部分を書く。
私は幼児期から発達障害特性ぽさはあったが、学生の間は無理を感じつつも何やかんや誤魔化しが利いて定型として過ごした。社会人になって本格的にメンタルが挫け受診した精神科にて、うつ病と発達障害の診断を受けた。発達障害の中の何なのかはあんまよくわからんかったが、注意欠如のある自閉スペクトラム症とか言ってた気がする。現在通院中で精神障害者手帳3級を持ち発達障害の薬を処方されている。
では音ゲーの話をしよう。
私が今やっている音ゲーというのはスマホアプリで女性向け乙女ゲーの『Obey Me! Nightbringer』通称『おべない』だ。
音ゲーじゃなかった前作がめちゃめちゃ好きだし、今作もストーリーやキャラやデザインとかの音ゲーであること以外の全てがマジで好きなのでやっている。
しかしもし前作から音ゲーだったら確実に手をつけていない。そのくらい私は音ゲーに苦手意識がある。
これ以前にやったことのあるスマホアプリの音ゲーは『SHOW BY ROCK!!』と『あんさんぶるスターズ!!』と『ヒプノシスマイクA.R.B.』、それと『ツイステッドワンダーランド』にも若干音ゲー要素がある。スマホアプリ以外ではアーケードの太鼓の達人をやったことがあるがシステムが全然違うので今回はまぁいい。
上記スマホアプリ音ゲーは多分どれも特別難しい方ではないと思うし、現在進行系で嗜んでいるおべないはダントツで音ゲー初心者向けにできている。根拠としてまず、音楽に合わせてタップするべき印ことノーツが2列しかない。これは先程挙げた音ゲーの中でいちばん少ない。ツイステはノーツが1列のときもあるが2列のときが多いし左右から来るときと一方通行のときと右上左上から来るとき、何なら列じゃないときもあり、色んなパターンが出てくる。おべないはいつでも安定の2列なので、多様な対応力を問わない分、かんたんと言っていいと思う。
というわけでおべないは私が触れてきたスマホアプリ音ゲーの中ではいちばんかんたんな部類である。ただ私がこのnoteのタイトルから言っている「ムズい」とは、実は難易度の話ではない。
例えばアプリ内難易度NOMALは全部フルコンボできるけどHARDはたまにしかできないしEXはほとんどできないよ〜><💦みたいなことではない。それだったら私が発達障害とはいえなんか慣れたり練習すれば、常人よりは多少上達が遅くともそのうち安定してできるようになるものだと思う。知らんけど。
しかし私がムズい!となってるのは難易度に依らず起こるやつなのだ。
おべないにおける難易度は3種類ある。これらの違いは単に難易度が高いほど流れてくるノーツの数が多いというだけのことである。一応私はどの難易度でもフルコンボを取れるときはある、くらいの能力はある。また、おべないに関してはパーフェクトコンボを決めてもプレイヤーが嬉しいだけなのでそこまでする必要性は私は感じていない。ツラみはフルコンボを安定して取れないことにある。
とはいえ、おべないはカードが強かったりアイテムを使えば音ゲーをせずにスキップすることもできる。音ゲーできないびとへの配慮が行き届いていて非常に優しくありがたい。このお陰で私でもおべないを楽しむことができているのだからめちゃめちゃ感謝している。
さて、何故私はフルコンボをとれないのか。
まず、私には「完璧」や「ノーミス」というのを努力や気合で達成することがほぼ不可能である。
例えば学生のとき、テストの間違いの中にしばしば「理解はしていたのにうっかり間違えた」という類の所謂ケアレスミスというのがある。数学で言うと式も考え方も合ってるのになんか8+3を12にしてたみたいなやつである。8+3が11であることも偶数と奇数を足したら奇数になることもわかっている。なのに気をつけても見直してもそういうやつがなんかある。これが一生なくならない。それ系で1点足りず失った進路もある。別の例では、どんなに念入りに確認しても忘れ物をするとか、どんなに大事にしてても失くすとか、そういう些細な失敗が気持ちや努力では多少減らせても無くなることは決してない。こういうのを、学生まではミスはもう起こる前提としてどう挽回するかで乗り切ってきたが、就職したらミスをしないことを第一に求められてもうなんかダメだったりした。
この特性が音ゲーのスコアにも反映されている。ミスをした時点で終わり、完璧であることに報酬があるタイプのやつにすこぶる相性が悪い。なんなら私が絵を描くときにペン入れを嫌うのもミスしたら終わりだからである。(デジタルなら修正は効くが逆に効きすぎて永遠に自分なりの成功判定が出ないがち)そして完璧ができないことで起きた嫌なこと悲しいことを連鎖的に思い出してシュンとしてしまう。
でもおべないに関してはミスを帳消しにする効果のあるカードもあるので優しさに涙が止まらない。ありがとう…。常時発動してくれたらもっといいのだがそれは贅沢というものか
次に、音ゲーにおける「気をつける」とは具体的に何かを考えてみる。
とりあえず思いついたのは以下である。
・音をよく聞く
・リズムをとる
・ノーツをよく見る
・確実にタップする
・集中する
馬鹿にしてんのか?という感じだが私はこういうのが普通にできない。できないというか、これらのバランスを適切に調節することに困難を要する。ていうかできない。
項目をひとつずつ見ていこう。これらを気をつけようと意識すればするほどドツボで焼け石に水だということをわからせてやる。
・音をよく聞く
おべないの音ゲーの音楽はキャラ(声優さん)たちが歌っていて大好きで最高なやつである。大抵は配信され済みでアホほど聴き込んでいるので、音ゲー用にRemixされているとはいえ流れれば自然と耳が向く。ここでなんかア〜そうそうこの曲のこのフレーズ好き…とか思ったら音ゲーが疎かになってミスるのである。馬鹿野郎ッ…!
・リズムをとる
リズムをとるというのはそもそも何なんだろうか?音楽を脳内で追いかけながらノーツを叩く音と自分の指の動きを流れている時間と重ねて合わせるという意味で合ってますか?
なんかよく手拍子とかも気づいたら周りからズレてがちなんだけどあれ何でなん?そんなわけでリズムに乗ってノリノリしてるとなんかズレます 何なの?
多分だけど脳内の時間の流れが現実と違うせいだと思う 30分くらい絵描こうとして気づいたら2時間経ってるし20分だけ寝ようと思って気づいたら5時間寝てる それが音ゲーにも出てるのだと思われる 現実のリズムと自分の脳内のリズムを合わせることが可能だなんて少なくとも私にとっては幻想に過ぎない カラオケとか好きだけど合ってると思ってるの私だけで実際はクッソテンポズレてるのかもしれない。恥ずい。
・ノーツをよく見る
これは本当に落とし穴しかない まずおべないのノーツはとんでもなくかわいい 音ゲー画面には曲によって5種類の背景が宛てられていて背景によって流れてくるノーツが違う 例えばオタクキャラで海軍大将のレヴィアタンのキャラソンに宛てられた背景は室内で彼の愛するアニメのぬいぐるみが置かれたりしていて、流れてくるノーツはキャンディとかサメのぬいぐるみとかである かわいすぎるのである しかもそれらのノーツは音ゲーのステージ毎の属性に合わせてメインキャラ7人に因んだ色と姿をしているし、あまつさえぴょこぴょこ動く こんなかわいいものを注視していたらあっという間にミスる あとノーツをタップするとデフォルメされたキャラがノーツを殴り飛ばしたり蹴り飛ばしたり魔法で弾いたりするのだがこれもまたとんでもなくかわいい 目を奪われたら終わりなのだ
・確実にタップする
仮にどんなに的確にリズムやノーツを捉えられたとしてもスマホが認識してくれなければ元も子もない。なのでしっかり触ることを意識してみると良いのでは?と思うのだが意識してタップや長押しや連打とかやってると脳から指への確認作業に時間と意識を取られて間に合わなかったり今何してるのかふとわからなくなる むしろ意識せず反射的に反応できた方がいいのではと思考を放棄すればそれもそれでミスる 何なんですか?こっちが聞きたいです
・集中する
これが本当に難しい 一旦全然違う話をしていいか?するが 絵を描く時に作業通話すると捗るという人は結構居て、私はそれは難しいのだけど音楽を聞いて歌いながら絵を描くと捗る これは会話に割く脳リソースの違いだと私は勝手に思ってて 私は会話には使う容量が多くて会話をしてるとお絵描きに使う分の脳リソースが残らないが、音楽を聞いて歌うのは会話より使う容量が少なく済むのでお絵描き分の脳リソースは残る、それでいて黙って無音でお絵描きをする場合に比べて余った脳リソースが勝手に別のこと考えて気が散るのも防げる、みたいな効果があるっぽい
音ゲーの話に戻すと音ゲーだけに集中しようにも余った脳リソースがこのノーツかわいい♡とかこの曲のこのフレーズ好き♡とかに散ってしまうので上手いこと音ゲーの分だけ余るような別の気の散らし先を見つけられたらいいと思うんだけど…探すのも大変だし面倒だし結局いつも集中の仕方がわからないままやっている、のでミスる
また過集中というのも発達障害の特性にあると思うんだがこれが発動してもよくない 例えばノーツの動きだけとか音だけとかの音ゲーを構成する一要素だけに集中してしまい総合的には不注意となりミスる
…とまぁ、そんなわけで気をつけても気をつけなくてもミスるときはミスるんだよな 音ゲー!ムズいぜ!
そして音ゲーにはプレイヤーの音ゲー能力に無関係のフルコンボ阻害要因もある。
それは処理落ちや音飛びなどのアプリ側の不具合であったり、スマホの感度などの端末側の問題だったりする。
ここで厄介なのはミスが起きたときそれが私の失敗なのかアプリの不具合なのかスマホの不具合なのか判断がつかないことだ。そのため適切な対処がわからない。
先程リズムの話で私の脳内と現実で時間の流れが違う旨を書いたと思うが、処理落ちに関してもアプリと私の頭のどっちが処理落ちしたのか判断がつかない場合がしばしばある。スマホの反応の良し悪しも私の触り方とスマホの感度のどちらに問題があるのかわからない。たぶんスマホを変えて初めてそれまでのスマホは感度が落ちていたことに気づくんだろう。今のスマホに変えたときもそうだった気がする。忘れたが。
この自分の感覚への自信のなさもやはり発達障害由来だと私は思ってしまう。時間の流れに限らず自分のあらゆる感覚が周囲と違った経験が常人より多めにあるためだ。しかし自信があったところで間違っているのだから自信などない方がマシである。
さて、音ゲーに対してこういうのがムズいと嘆いてきたわけだが改善のヒントは思いついただろうか?私はない とりあえずお薬を飲んであとは運を天に任せる できると思わない方がいい、できなかったときキーッ!てなるから 頑張ろうと思わないほうがいい、頑張りは報われないことのほうが多いから できたらラッキーくらいの気持ちが諦めがついて丁度いい 音ゲーは…ギャンブル…。
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