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出産からすぐ始まる赤ちゃんへの「共感力」

大変なお産の後、考えてもみなかった赤ちゃんとの同室が始まる。4回目だけど、こんなに大変だったのだなぁと改めて思い出す。

私の場合は帝王切開も会陰切開もしていないので今のところ後陣痛の痛みと疲れくらいだが、皆さんもっと身体がきついに違いない。

そこに、おっぱいの痛みが続く。張って痛い、吸われて痛い、切れて痛いなどなど。

赤ちゃんは、続けて寝ることはなく、うちの場合はコット(ベビーベッド)に寝たまま置くのにほぼ成功なし。抱っこしながらしか寝てくれない。長くて2時間かな。

そんな中、コットにはこんなことが書いてありました。

「赤ちゃんにたくさん話しかけましょう」


これって、今後の育児生活で大事〜‼︎と思ったので、このnoteを書いておくことにしました。
何が大事かって、
どう話しかけるかが大事。

自分が辛い。赤ちゃんが泣き止まない。そんな時、同室のママさんたちからは経産婦さんもいらっしゃいますが、こんな言葉が出てきてしまっていたのです。
「泣かないのー。」
「今、ちゃんとおっぱい出てきて吸えるから!」
「また、泣いてるのー⁈」

信じられないかもしれないけど、こんな言葉が出てきちゃうくらいつらいのは解る!

ここで、意識的に「共感」できるかどうかで、その後の子どもたちの育ち方、伸ばし方も変わってくるので、生まれた瞬間から、後ほど触れるが、出産から「共感力」が必要になってくる。

じゃあ、どうしたらよいかというと、赤ちゃんの気持ちを言葉で代弁してあげること。

「いい子ねー。教えてくれてるのねー。」
「おっぱい、また、飲みたくなったのねー。」
「ウンチ、気持ち悪かったねー。」
「抱っこがいいねー。」

実は、こうすることで、ママ自身の気持ちも楽になっている。

この共感して、声をかけていくのは、大きくなって子どもの自我が芽生えていく過程で親と子という関係で大きな信頼関係を構築していくことを実感している。

例えば、もうちょっと大きくなって、子どもが走っていて転んだとする。その時に、子どもの気持ちになっていれば、
「痛かったねー。」という言葉をかけてあげられる。そうすると、子どもはわかってくれている!とほっとしてなにごともなかったように走り出したりする。
だけれども、「大丈夫!大丈夫!痛くない‼︎」なんて決めつけられちゃうと子どもは「痛いよー」と泣き出す。

もっと大きくなって、スポーツや勉強を頑張っている時も「共感力」が大事。
もっと言えば、旦那さんへも相手の気持ちを考えて声かけが大事。だけど、なかなか、ハードルが高くて急には態度を変えられない。

だから、この赤ちゃんとの生活のスタートから、赤ちゃんの気持ちを代弁してあげる「共感力」の声かけは、きっかけとして入りやすい、習得しやすいのかなぁと思う。

もっと言えば、今回の出産で経験した、陣痛時のお腹の中の赤ちゃんへの「共感力」。
ソフロロジーや他の陣痛時のポイントの記事などから学んだのだが、陣痛をただの骨盤を広げる痛みとして捉えるのではなく、陣痛が来ることを歓迎する考え方。「陣痛さん、ウェルカムー!」ってな感じで、そしてその陣痛時に、
「ベビちゃーん、陣痛さん来たよー。降りておいでー。」と語りかける。

それから、陣痛マックスの時には自分が痛いと感じてもそれを考えないようにして、
「ベビちゃーん、頑張ってー。」
「ベビちゃーん、頑張って降りてきてるねー。あとちょっとー。」
と赤ちゃんへの気持ちの共感のみを考え、言葉に出す。そうすると、痛いのか何なのかよくわからず、壮絶な時が過ぎていった気がする。

だから、今回の出産時は「痛いー!」って叫ぶことはほとんどなかった。
もちろん、どう考えても陣痛は痛くて大変なのだけれども。
赤ちゃん取り出しのあとの胎盤取り出しなどなどの時のほうが、「痛いっ!」と言ってたかな。

自分のことだけ考えていると、全てがうまくいかなくなるのだなぁと実感。

辛い時こそ、相手の身になる。
まだまだ、実践途中ですが、すごい効果を感じでいる。

忘れないうちに。
出産2日後の病院にて。

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