都道府県、市区町村の議会に挑戦を考えている方向けのサービス提供を開始【2023/3/9修正】

issuesでは2022年12月より、都道府県議、市区町村議への挑戦を考えている方向けのサービス提供を開始いたしました。

検討に至った経緯

issuesは現職議員のみに提供するサービスとして提供開始しました。少人数で開発・運営をしていることから、可能な限りシンプルな設計にする目的でした。

これに対して創業初期から「新人候補者の当選確率が低い中で現職有利が助長され新しい声が議会に入りづらくなるのではないか」といったご意見を複数回に渡って頂いていました。

そんな中、2022年後半にかけて挑戦予定者の方々から問い合わせが増えてきたこと、また運営メンバーが増えてそれに対応する余力が出てきたことから、挑戦予定者の方々への開放の検討を始めました。

悩んだ点

issuesは「政策作りのDXにより様々な社会課題を解決するインフラを創る」ことを理念に掲げています。この観点から言えば、政策作りに対して影響力を持つ現職議員のみに提供範囲を限定することは一定の合理性があります。

一方で挑戦予定者が当選してから課題解決に従事してくださるケースもあるでしょう。あるいは今回は落選しても4年後・8年後に当選して課題解決につながるケースも考えられます。例え落選しても、一定の得票数を集めた候補者の主張はその後の政策作りに間接的な影響力があるかもしれません。

また私たち事務局が設定する「通常トピック」に住民ユーザーが登録した要望は、その住民の住む自治体の現職議員に届きます。しかし現職ではない挑戦予定者に届き、その人が悪意を持って個人情報を活用しようとした場合には、大きなリスクになってしまいます。

他にも、工数をかけて開放してもどれくらい利用されるのかわからない、開放前には想定し得ないリスクや問題が出てくる可能性があるなど、様々な論点を検討しました。

挑戦予定者向けのサービス内容

前述のような論点を踏まえ、2022年12月から挑戦予定者向けにもサービス提供を開始することにしました。

なお挑戦予定者の方にはissuesの専用トピックのみのご提供とし、要望登録をする前の段階で住民ユーザーに対して当該の挑戦予定者に要望が届くことを明示します。通常トピックに届いた要望は挑戦予定者には届かない設計です。

またissuesは週単位で永続的にサービスを改善し続ける会社です。本件についても恒久的な意思決定というわけではなく、実際に挑戦予定者向けのサービス提供を続ける中で見えてきた問題点などを踏まえて方針修正する可能性もあります。

最後に

issuesは政策作りのDXにより様々な社会課題を解決するインフラを創ることを目指しています。

しかし目指すビジョンに対して、現状はあまりに未熟なことを運営メンバー一同歯がゆく感じています。今後は資金調達をしてチームを拡大し、そのギャップを埋めていきます。

なお本件については様々なご意見があろうかと思います。今後のサービス改善の参考にさせていただきたく、利用議員の皆さんの考えを教えて頂けると嬉しいです。politician-contact[アットマーク]the-issues.jpまでお気軽にご意見をお寄せください。

なお挑戦予定の方は是非以下URLからご登録いただければと思います。
https://senyou.the-issues.jp/senkyo


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