見出し画像

Sweet Berry Story セルフライナーノーツ 後編 -アルバム全曲解説- Part.1

こんにちは。野口純史です。

アルバム「Sweet Berry Story」、セルフライナーノーツの後編です。
前編では、アルバム全体について語りましたが、今回は、全曲解説。
それぞれの曲ごとの生まれた背景、込めた想いなどについて書きました。

ではどうぞ!

画像6

Part.2(5〜8曲目)はこちらから:
https://note.com/the_endcores/n/n66691284b661

Part.3(9〜12曲目)はこちらから:
https://note.com/the_endcores/n/n8589a7935e00

画像1

1. はじまり(Sweet Berry Story)

アルバムのオープニングとして作った曲。
と言ってもこの曲だけは0から作ったわけではなく、
アルバム最後の曲である「バイバイ、サンシャイン。」の
メロディーをピアノで弾いています。

オープニングでもあるのですが、
アルバムをリピートで聴いたときに
エピローグのように聴こえたらいいな、と思って作りました。
終わりと始まりがつながる円環構造になっています。

初めから終わりが決まっていたのか、
始まりは終わりの予感を内包しているものなのか…。
初めにこの曲のメロディーが来ることで、
恋の終わった未来から、始まりの今を見ている切なさを感じて
個人的にも気に入っています。

画像2

2. Sweet Berry

このアルバムを作るきっかけになった曲。
当時まだ彼女付き合う前、デートなどに行くようになった頃に、その時の気持ちを歌にしました。歌詞に水族館などが出てくるのもそのためです。

自分がいちファンとして見ている「山田玲司のヤングサンデー」(以下ヤンサン)というニコ生番組の主題歌決定戦がそのタイミングであり、そのテーマがラブソングだったことから、もう今の気持ちをそのまま歌にしよう!と思い、制作しました。
完成させて応募したところ、オープニング全4曲のうちの1つとして選んでいただくことができ、たくさんの人に自分の曲を聴いていただけるきっかけにもなった曲。そこから「自分の恋愛体験をまとめたアルバムを作ったら面白いんじゃないか」と思ったのが、このアルバムの最初のきっかけです。

ちなみに前述した主題歌決定戦のとき、山田玲司先生や手塚るみ子さんに「その子にこの曲聴かせて告っちゃえば?」と言われたのが、付き合うようになったきっかけでもあります。改めて感謝です。

画像3

3. 恋人繋ぎ

彼女に告白した後、最初に行ったディズニーランドでのデートのことを書いた曲です。ヤンサンファミリーとしてお馴染みのアンポヨさんに、デートに行くことを話したら、「そしたらそれも歌にしてよ!」と言われたことがきっかけで書きました。

これはもう聴いてもらったらまんまというか…笑。デート1日を時系列に沿って書いてる歌ですね。浮き足立っている気持ちがそのまま曲になっています。

ちなみにSweet Berryを聞いてもらった感想の中に、「ちょっと展開が凝りすぎてる」と言われたこともあり、展開やアレンジは極力シンプルにすることを心がけました。Sweet Berryと同じようにヒップホップっぽいリズムを基調としつつ、アレンジは4人編成のギターロックバンドに制限しています(ギターが3本になっているところも結構ありますが)。

ただ楽器を制限したことで、イントロの迫力を出すのにてこずったり、あるいはサビのコーラスを上に取るか、下に取るかで悩んだりしたりで、アレンジやミックスは最後の最後まで手を加えていました。アルバム前半の楽しい気分を象徴する1曲です。

画像4

4. きかせて。

まだ告白する前に、彼女のために作った曲の一つです。

確か2018年の夏頃か、その少し前だったと思うのですが、彼女が仕事仲間と一緒にライブに来てくれたことがあったんですね。そのライブが、お客さんに事前にアンケートを募り、その人が抱えている悩みや思いに対して曲を選んで演奏するといった趣旨のもので、彼女にもアンケートを答えてもらっていたのですが、それに対して書き下ろした2曲のうちの1曲です。実際のライブでは、「応援してるよ」という今回未収録になった曲を演奏したのですが、この曲も頭の中に完成形のイメージがあり、何らかの形にしたいと考えていたので、今回収録する運びとなりました。(ちなみに後日別のライブで彼女に聴いてもらうことができました)

曲調やアレンジについては、Coccoさんとくるりがやっていたユニット「SINGER SONGER」や「Mumford & Sons」というフォークロックバンドなどに影響を受けています。特に後半のコーラスがたくさん増えるパートは、その影響が強いですね。

恋愛の初期に、互いに話を重ねる中で、
その人をだんだん知っていく喜びを描いた曲です。

画像5

続き(Part.2)はこちらから:
https://note.com/the_endcores/n/n66691284b661

Part.3(9〜12曲目)はこちらから:
https://note.com/the_endcores/n/n8589a7935e00

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?