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" こえ "

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" こえ (発声)"にまつわる当事者や挑戦者の記事をまとめております。
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#食道発声

【こえ #47】「電気式人工喉頭」を愛用するが故の期待

中村 政明さん & 浅子 勝彦さん  これまでも何度かご紹介してきたが、声帯を摘出した方が声…

The Elements
1か月前
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【こえ #29】声を失うことにもポジティブに「命をもらったんだから」と笑顔で…

金安 泰子さん  金安さんは、2015年に喉頭がんの手術で喉頭(声帯)を摘出された。「しょう…

The Elements
8か月前
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【こえ #28】「孫の顔を見たかったので生きなくちゃ」という気持ちが後押しした…

小林 美智恵さん  小林さんは14年前に脳梗塞で倒れ、右半身不随となった。「絶望しました」…

The Elements
8か月前
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【こえ #18】がんで声帯を摘出し声を失った人の社会復帰を支援する「銀鈴会」は、入会…

永田 洋さん   がんで声帯を摘出し声を失った人の社会復帰を支援する「銀鈴会」は、入会す…

The Elements
9か月前
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【こえ #17】「もともとモノづくりが好きだった」青年のそれまでのエンジニア人生は順…

荒木 瑞己さん  第16話でご紹介した竹内雅樹さんとともにSyrinxで次世代の電気式人工喉頭(E…

The Elements
9か月前
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【こえ #16】次世代の電気式人工喉頭(EL)を開発しているSyrinxの創始者が東京大学大…

竹内 雅樹さん  第7話でご紹介した伊藤孝子さんが待ち望む次世代の電気式人工喉頭(EL)を開…

The Elements
9か月前
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【こえ #15】最初、「まだ発声ができない方」と紹介されて、少し身構えたことを告白する…

三木 景子さん  最初、三木さんを「まだ発声ができない方」と紹介されて、少し身構えたことを告白する。  これまで10名以上も喉頭(声帯)摘出された方にお会いしてきた。しかし、どの方も、口や鼻から食道内に空気を取り込み、その空気をうまく逆流させながら食道入口部の粘膜のヒダを失った声帯の代わりに振動させて音声を発する『食道発声』や、あご下周辺に当てた振動を口の中へ響かせ、口や舌の動きで振動音を言葉にして発声するための補助器具『電気式人工喉頭(EL)』をうまく使いこなす方が多か

【こえ #14】タイに移住して10年余り経った2021年、現地の病院で「喉頭がんのステージ…

白田 千明さん  60歳で仕事を引退し暖かいタイに移住して10年余り経った2021年、現地の病院…

The Elements
9か月前
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【こえ #13】診断結果は「異常なし」。そこから4、5日経って声がかすれ始めた…

大貫 榮二さん  大貫さんは咽頭がんが見つかった経緯を正確に覚えておられる。  友人が癌…

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9か月前
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【こえ #12】「タバコは吸わないし、お酒も飲まない」のに、のどに癌が見つかった…

吉田 久乃さん  吉田さんは人生を通じて喘息、糖尿病、リウマチ、そして心臓病と闘ってきた…

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9か月前
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【こえ #11】発声する方法を模索し訓練する方々と話す中で最も感じたのは、当たり前の…

堀家 彩音さん   第9話でご紹介した戸原玄さんが発想し、第10話でご紹介した山田大志さんが…

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9か月前
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【こえ #10】コミュニケーションに障害を抱えた方のために第二の声を届けるマウスピー…

山田 大志さん   第9話でご紹介した戸原玄さんが発想した、コミュニケーションに障害を抱え…

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9か月前
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【こえ #8】国内で症例数が非常に少ない「縦郭気管孔」を造設した…

伊藤 昌志さん、みさほさん ご夫妻  のどは食べ物と空気の入り口になる「咽頭」と声を出すた…

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9か月前
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【こえ #7】今では朝にはおかゆを作り果物であってもミキサーで砕いて柔らかくして食べる毎日だ…

伊藤 孝子 さん  60代前半で肺がん、70代にさしかかって食道がん、70代半ばで大腸がんを患った。食道がんの2回の手術の結果、形があるものを食べれば食道に詰まって落ちていかず唾液が溢れて口や鼻から出てしまうようになる。今では朝にはおかゆを作り果物であってもミキサーで砕いて柔らかくして食べる毎日だ。  相当なご苦労があったはずだ。それでも「嫌なことは忘れちゃう。落ち込んでも仕方ないから」と笑顔で仰った。術後に病院に通うたびに「また今日も命をもらった」と感謝して生きてこら