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【トイレリフォームご検討の方向け】節水トイレにまつわる思わぬトラブル

今回は、現在トイレリフォームをご検討の方、
または最近トイレをリフォームされた方向けに
節水トイレには思わぬトラブルが
潜んでますよ!というお話です。

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いいことだけではない「節水トイレ」の盲点

現在現行品として
市場に出回っているトイレは
ほとんどすべてが節水型となっています。
簡単に節水型トイレと旧型トイレを説明すると、、

【節水トイレ】→メリット
・一度に流れる水の量が3~6L程度と少ない
・排水の方法が渦を巻いて少ない水で一気に流す
 (ストリーム洗浄・トルネード洗浄)

【旧型トイレ】
・一度に流れる水の量が10~20Lと多い
・一度で大量の水を用いて流す

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これらの説明をきくと
「エコやし、いい事しかないやん?」
と思うかもしれませんが
実はデメリットも潜んでます。
まず水の量が少ないので
トイレットペーパーを多く使う方や
ボリュームのある便(ごめんなさい)が
出てきた際、一度で全部流れない事があります。
この場合は2回流せば問題無いので
デメリットとまでは言えないかもですね。

汚物の行く手を阻むのは、木の根っこ

しかしながら!!!

戸建て住宅で且つ、
お庭や家の敷地内
(もしくは隣家)に
植木があるお家の場合は要注意です。

実は、節水になり
水の量が少なくて済む
というのは裏を返せば
トイレから下水まで汚物を運ぶ
水量・水圧が少なくなるので
配管に汚物が残りやすいのです。

しかし、それだけだと
そんな危機的状況にはなりません。

ここで上述した
「植木があるお家」は要注意です。
植木は当然、植物なので根をはります。
実は木の根っこはすごい生命力で
根をはり、どんどん成長します。

この木の根がコンクリートの隙間に入り込み、
やがて汚水配管内部まで到達する
というケースがあるのです。

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一度、根を張ると
汚水配管には樹木にとって
養分となる、人間の汚物がある為
それらを吸収してすくすく育ち、
やがてはネット状に根をはり
汚水の道を塞いでしまいます。

こうなると、汚物がネット状の
木の根に絡まり配管が詰まります。

配管が詰まると汚物が
せき止められるので、汚水は逆流、
ついには汚水枡から大量の汚物が
溢れ出てきて大惨事…

となります。
脅しではなく
実はこれ結構な頻度で
普通に起こります。

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配管トラブルが起こった際の対策

もちろん、このようなリスクがあることは
事前にお客様にはお伝えしてますが
我々もこればかりはやってみないと
なんとも言えないのが本音です。

メーカーはトイレ~下水間に生じた
トラブルの保証はしてくれませんので
これらのトラブルは基本的には
お住まいになられている方の
ご負担となります。
ですので予め知識として備えておいて
損はない情報だと思います。

但し、もし根詰まりが起こった際でも
専門も排水ジェット業者さんに
依頼すればキレイに根っこや
たまった汚れを取り除いてくれますので
ご安心ください★
汚水枡の洗浄費用は
状況により異なるので
一概には言えませんが
18,000~25,000円程度です。

まとめ

今回はあまり
いいお話ではなかったですね、、

しかしながら実際に
トラブル発生したときの為に
知識として備えておいてほしいと
思いブログを書かせてもらいました。

トイレだけでなく
キッチン・洗面等の
生活排水の流れる
配管も定期的にチェックして
少なくとも数年に1回のスパンで
配管洗浄もしてあげるようにしましょう。

今回はここまで。
それではまた~

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