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2024年Ver空き家再生術の極意

空き家再生: 新たな可能性を秘めた資源

近年、日本全国で空き家が増加し、
深刻な社会問題となっています。
しかし、これらの空き家は単なる問題ではなく、
再生可能な貴重な資源として捉えることができます。
今回はそんな空き家をうまく活用した事例のご紹介です。

空き家の活用と再生には、以下のような意義があります:

  1. 地域コミュニティの活性化

  2. 新たな事業拠点の創出

  3. 住宅不足の解消

  4. 景観の改善

築古の戸建て住宅でも適切なリノベーションを行えば、
新築に劣らない魅力的な空間に生まれ変わります。
もちろん改修には一定の費用がかかりますが、
新築を建てるよりも経済的です。
築古戸建ての再生活用としましては
主に下記のような方法があります。

空き家活用の実例

  1. 収益物件としての活用

  2. シェアハウスとしての活用

  3. 地域のコミュニティスペース化

  4. カフェやギャラリーへの転用

またこれらの取り組みは
空き家問題の解決だけでなく、
地域の魅力向上にも貢献しています。

それでは早速写真を用いて順番に見ていきましょう☆

▶施工前の状態
今回の物件は
築60年はゆうに経過した
超築古戸建てでした。

1Fキッチン・玄関まわり
1Fリビング
トイレ・洗面台
タイル張りの浴室
浴室・洗面台は建物裏側にありました(ほぼ屋外)
2Fの奥の間は増築されたようです
1Fの下屋根
2F大屋根・増築部板金屋根はいずれも劣化が進行

▶改修工事を着手
解体を進めていくにつれて
全貌が明らかになったのですが
こちらの物件はこれまで既に
複数回にわたりリフォームが
実施されてたことが判明しました。

壁を解体すると昔の聚楽壁が登場しました。しかも土壁でした(解体時埃まみれで泣きました)
隣接するリビングとキッチンはLDKとして間取り変更させます
天井もかつての丸太の柱(根太)が出てきましたが、こちらは古民家ぽくて味わい深い印象です
浴室は離れにありましたので今回は増築して広いお風呂を導入します
増築風景(旧壁や柱は極力かくして建ちやレベルも直していきます
2Fの解体後の写真です(屋根の野地板も交換して板金屋根にしました)
2Fは2間を間仕切り開閉壁にして2WAY利用できるように設計しました
2F下地工事風景
1F下地工事風景
屋根瓦も撤去して野地板(コンパネ)、ルーフィング処理を施します
ルーフィング設置後

▶施工完了☆
上記の他、屋根、外壁も手を入れ
生まれ変わった結果がこちら!

1Fは広々としたLDKへと大変身
ダクトレール照明を設けて照明にも工夫を凝らしました
2Fも間仕切り壁を設けて使い勝手のよい空間へ
丸太の梁をあえて露出させて和のテイストを演出
浴室は浴室乾燥機付きの1坪ユニットバス(1616)、洗濯スペースも広々と利用できます
脱衣所スペースには稼働棚を搭載、トイレは和モダンに仕上げました
玄関には土間スペースを設けることで自転車やバイクの駐車も可能です
屋根も瓦から板金屋根へ葺き替えました
玄関引き戸・電気、ガスメーターも交換して外観もすっきり☆

▶まとめ
今回ご覧頂きました通り
かなり大規模な工事でしたが
それでも新築と比較すると
かなり安く仕上がります。
外観こそ昔の家のイメージですが
一歩踏み入れると中はまるで新築です。
是非マイホームでお悩みの方は
築古戸建ての活用も視野に入れられては
いかがでしょうか?
もちろん、この規模で工事をする場合
耐震補強もできますので
とてもおすすめです!

また空き家は問題ではなく
地域の未来を創造する可能性を秘めた資源です。
我々一人ひとりが空き家活用に関心を持って
地域の魅力向上に貢献していくことが
大切だと思い今回の記事を作成しました。
ここまでご拝読頂きありがとうございました。

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