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Helpの後ろに動詞の原型?どういうこと?

Q:”A logo helps establish a company's corporate identity.”という文で、help establishという並び方に違和感があります。どういう用法なのでしょうか?


こちらはhelpに使われる原型不定詞なんです。
ここから解説していきますね。

普通、動詞をつなげるときはto不定詞をつかったり、ingを使ったりしますよね。たとえば、

・I ask you to come together.(一緒に来て欲しいと頼む)
・I want to go with you. (あなたと一緒にいきたい)

などです。
しかし、中には、このto不定詞の代わりに「原型不定詞」をとる動詞が存在し、代表的な例が、helpなのです。
helpは、SVOCの文を取り、Cの要素に入ってくる動詞が原型不定詞になります。
to不定詞だったら

・You help me to do my homework.
(あなたは私が宿題するのを手伝ってくれる)

と言いたいところですが、原型不定詞では、

・You help me do my homework.

となります。

原型不定詞は、どんな文脈で使われても原型になるのが特徴です。to不定詞も動詞は必ず原型になるので、原型不定詞はto不定詞のtoがなくなった形と考えるのがわかりやすいです。

・You are helping me do my homework.
・You have helped me do my homework.
・You were helping me do my homework.

などなど、どんな時制でもdo my homeworkは原型です。
Helpは原型不定詞を使うのですが、to不定詞を使ってもOKです。toがあってもなくても、後ろの動詞は原型です。

ちなみに、helpのほかに原型不定詞を使うのは使役動詞(have, let, make)と知覚動詞があります。
これらについてはまた別の機会にお話しできればと思います。

noteをご欄の皆さんもご質問ありましたらぜひお寄せください。
引き続きよろしくお願いいたします!

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