見出し画像

ティグアン=虎+イグアナだった件?

曜日ごとにジャンルを絞って書き綴っており、木曜日はクルマ談義です。
興味持っていただきましたら、是非バックナンバーもお読みいただければ嬉しいです

前回に引き続き、現在の愛車=Volkswagen TIGUANについてもう少し話させてもらえますか?(笑)
 
現在の愛車は3年半前に買った2代目 Volkswagen TIGUANですが、ティグアンというヘンテコな車名について気になっていました。
で、ティグアンの説明の前にフォルクスワーゲンの歴代の車名のご紹介を…
 
Volkswagen社の車名は、かつては『風』に関するワードが採用されていました。
(下記、出典はフォルクスワーゲンの正規ディーラー数社のHPより抜粋)

●Passat(パサート)
メキシコ湾流によって発生する季節風
●Bora(ボーラ)
アドリア海沿岸を吹き抜ける爽やかな風
●Jetta(ジェッタ)
ジェット気流
●Vento(ヴェント)
イタリア語で風の意味、等々
 
因みに世界的最量販車種であるゴルフについては、
●Golf(ゴルフ)
メキシコ湾流の”Golf Strom”に由来、西ヨーロッパ地域に穏やかな気候を与えてくれる世界最大の海流、と言われています。 
因みにアメリカでは、ゴルフよりも "Rabbit"(ラビット)の愛称が有名でした。

ゴルフ以前に世界的なベストセラー、まさに“国民車”として人気を博した Beetleは、ずばりカブトムシでしたね。本国ドイツでは、"der Kafer"(ケーファー)とも呼ばれていたようです。

ただ最近は、『風』と関係ないネーミングが主流となってしまい少々残念な気もします。
 
●Lupo(ルポ)
イタリア語で『狼』の意。フォルクスワーゲンの本拠地ウォルフスブルグ(ドイツ語で『狼の城』)に由来
●up!(アップ)
先代車種であるLupoの真ん中の2文字を抜き取った言葉遊び
●Polo(ポロ)
馬術競技のポロと、偉大なイタリア人旅行家マルコ・ポーロに由来
●Arteon(アルテオン)
アルファベットの最初の文字であり、製品評価する最高ランクである "A"、芸術の "Art"と"eon"を組み合わせた造語。"eon"は今後フォルクスワーゲンのトップラインに付けられる名称
●Sharan(シャラン)
ペルシャ語で「王族」を示す "Shah"と "an"を組み合わせた造語
●Touran(トゥーラン)
旅行の "Tour"と "Sharanの末尾 "ran"を足した造語
●Touareg(トゥアレグ)
サハラ砂漠に住む遊牧民、トゥアレグ族に由来
 

でいよいよ、Tiguan(ティグアン)の語源ですが、
メーカーによると、Tiger(虎)の力強さと、Iguana(イグアナ)の粘り強さをイメージした造語との由。
虎はええけど、なんでイグアナやねん!と突っ込みたくなりますね。頭の中には、1970年代後半のタモリの形態模写芸が再生されます(笑)
 

因みに Volkswagen社のSUVは、最初の Touareg(トゥアレグ・現在は休売)から Tiguanへと頭文字に “T”が続いた為、その後も “T-Cross”(ティークロス)、“T-Rock”(ティーロック)と、“TT兄弟”として展開されていきます。

bestcarwebより

Tiguanは2019年に世界で91万台を販売し、フォルクスワーゲン社内でゴルフを抜いて最量販車種に。かつ同年、世界中のSUVの中でもベストセラーに君臨。
そして弟分の T-Crossは、2020年と2021年上半期に日本国内で輸入車SUV部門でのベストセラーを記録します。

2021年、世界のベストセラー車 GOLFの8代目(GOLF Ⅷ)が日本でも新発売され好調に売れてはいますが、SUVブームが当面続くと予想されるなか、ワーゲンの “TT兄弟”は非常に魅力的な選択肢となっており、輸入車初心者の方にもお薦めしておきます!

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
面白いと感じてもらえたら、『♡スキ』を押していただければ励みになります!
曜日ごとに様々なネタでほぼ毎日書き綴っています。フォローやコメントいただけたらさらに嬉しいです!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?