生存報告をかねてヘルガーの育成論
はじめに
お湯が止まったのは親の不手際でした。
なんでnoteに書くかって?ポケ徹様が落ちたり落ちなかったりだからです
前置き
略称等はある程度一般的なものを用いる。検索しても出てこないようなものは以降使われない。
シングルバトルの6350を想定したものである。
いちばん大事なことはおわりに、に書いてあるので間違えてこれ開いちゃったよって人はおわりにを読んでスキ押してください。
今回紹介するポケモンは《ヘルガー》
ジョウト地方を舞台としたポケットモンスター金・銀で初登場したポケモンで、「あく/ほのお」タイプ。
種族値は75-90-50-110-80-95(合計500)。防御が極端に低いですが、中速アタッカーとしての使い道が考えられる。
特性は主に貰い火。緊張感や早起きなどの特性も持ちますが、貰い火の有用性から、あまり使用されることはないと思われる。
第八世代と呼ばれるポケットモンスターソード・シールドには登場しなかったポケモンだけあって、あまりご存知ない方も居るのではないかと。
ただしストーリーではごく序盤に洞窟の中でレベル40のヘルガーと対面することになり、姿形と名前くらいは印象に残っていることだろう。
・なぜ今更ヘルガー?
ヘルガーには過去にメガシンカが与えられ、強力な特性「サンパワー」とともに使う人にはまぁまぁ使われていた。
その頃に比べれば今のヘルガーは特に強みがないように思える。
更にスカーレット・バイオレット(以後今作とする)には準伝説ポケモンとして《イーユイ》が新登場。ヘルガーと同じあく/ほのおタイプの特殊アタッカーとして、強力な特性と種族値でシーズン開始後の活躍が期待されている。
イーユイとヘルガーの差別化点は当然ではあるが覚える技。以下に主な技を記す。
主な技
①両方が覚える技
炎特殊技《かえんほうしゃ》《だいもんじ》《オーバーヒート》等。実はどちらも《れんごく》を覚えるが多分採用しない。
悪特殊技《バークアウト》《あくのはどう》の両方は当然備えている。
変化技 《わるだくみ》《ちょうはつ》《おにび》
テラバースト等の誰でも覚える技(ポケモン徹底攻略での検索ヒット数が400以上あるような技)は流石に説明していない。
②ヘルガーのみが覚える技
イーユイとは異なり物理技《ふいうち》を使えるほか、非常に覚える数の少ない悪版メタルバーストである《ほうふく》を使用できる。今回は主にこれらの技を使うことを想定していく。《ほうふく》は使用率によるけど使わないかもしれない。
またピンポイントなところで言えば《マッドショット》《イカサマ》《きしかいせい》《カウンター》《フェイント》を使用できる。
サブウェポンとして《ヘドロばくだん》《シャドーボール》、変化技では《みちづれ》《ほえる》《いちゃもん》がある。
③イーユイのみが覚える数
準伝説ポケモンの共通技《カタストロフィ》のほか、サイコキネシスくらいしかサブウェポンがない。でもそれでこんだけつえーんだから大したもんだよな。
いやらしいところで言えば置き土産を覚える。高い素早さも相まってある程度相手に撃ち負けそうでも置き土産で比較的安全に後続に繋げられる。
本文
採用理由
サーフゴー、特殊ドラパルト、イーユイまとめて見れたら神じゃない?って思ったのでもらいび持ちあくタイプを想定した。構築段階では他のあくタイプ、主にディンルーによってケアすることが予定にあったが、準伝の再育成は面倒なのと不意打ちがあること、サーフゴーを抜ける程度の素早さがあること、非じめん、水タイプでは貴重なマッドショットによる役割対象への効果を試してみたいということで採用に至った。
先に言っておくと悪巧み気合玉みたいなことしてくるやつが流行ったらバークアウト入れないと耐えないけど流石におらんやろ…
持ち物・技・努力値調整
テラスタル:あく
いや分からん。炎でないこととこいつにテラス切る時点で負けてるのであく。ダメ計もテラスタル計算はしない。
持ち物:とつげきチョッキ
本育成論のコンセプト。鬼火とか搭載したいなら襷でも。
技:ふいうち/かえんほうしゃ/悪技/自由枠
後述。
性格:せっかち(B↓S↑)
B50で何耐えろっていうんだ。逆に
特性:もらいび
もらいび以外でヘルガー使える人が居たら見てみたい。サンパワーおじさんは第7世代に帰って
個体値:31-31-31(30)-31-31-31
流石にせっかちとはいえB個体値自体はないとまずい。
努力値:244-4-0-28-164-68(実数値181-111-63-135-121-135)
Hは181、偶数よりは奇数の精神。イーユイが役割対象にいる時点でカタストロフィ飛んでくる可能性があるため。
Aはあまりの更にあまり。
Cもあまり。かえんほうしゃとオーバーヒートで若干感覚が変わるので8下げてA12のパターンも考えられる。
Dは164。サーフゴーの持ち物補正なし特化ゴールドラッシュを確定4耐え調整。またひかえめメガネドラパルトの流星群2回(2度めは下降補正計算)を63/64ぐらいで耐える(実際は256分の252くらい)。
Sは68↑。素早さ調整ラインとして多そうな最速70族抜き抜き調整。準速サーフゴー同速でもある。
実際に搭載する技について
主力技
・ふいうち
確定枠。微妙な火力不足はこれに補ってもらう。
・かえんほうしゃ
H244D4サーフゴーがこれ2発でオボンでも倒せる。ミラー意識のチョッキサーフゴーいたら俺もう何も信じられなくなる。
・あくのはどう
・マッドショット
意外と広い範囲を与えてくれるヘルガーの翼。ドクガにも刺さる。
・バークアウト
相手を完封する場合はこれ。マッドショットとの選択技。
以下あんまり使わないかもって技
・ヘドロばくだん
対フェアリー。対草は炎技があるのでちょっと肩身が狭い。設定的にヘルガーは毒ガスを燃やして炎を出しているらしい。
・シャドーボール
あくのはどうでいい。コノヨザルピンポ(適当)
・ほのおのうず
使えたらすごいと思う。
・ほうふく
ほのおのうずよりは使いやすいが結構早いのもあって微妙に使いにくい。
ダメージ計算
受けるダメージ
イーユイ
C252ひかえめ珠あくのはどう
→44 ~ 53 (24.4 ~ 29.3%) 乱数4発 : 99.73%
C252無補正珠あくのはどう
→40 ~ 48 (22.0 ~ 26.5%) 乱数4発 : 25.74%
C244スカーフあくのはどう
→31 ~ 37 (17.2 ~ 20.5%) 乱数5発 : 0.33%
ただし実際に4発も5発も打ってくることはないので乱数n発はあんまり関係ない。
他に覚える技はエスパー、ほのおなので両方無効。
ミラーやディンルー意識したC252珠水無補正テラバースト(抜群テラ全て共通)
→164 ~ 195 (90.7 ~ 107.8%) 乱数1発 : 43.75%
補正されてたら93.75%(15/16)で落ちる。テラバーストが怖すぎるよ~!!!ドラパルト
C252特化眼鏡流星群
→102~121(56.4~66.9%)
同、C2段階低下流星群
→51~61(28.3~33.8%)
上2発合計
→153 ~ 182 (84.6 ~ 100.6%) 瀕死率 : 1.56%
特化眼鏡りゅうのはどう
→67 ~ 79 (37.1 ~ 43.7%) 確定3発
特化眼鏡シャドボ
→31 ~ 37 (17.2 ~ 20.5%) 乱数5発 : 0.33%
特化眼鏡なみのり
→94 ~ 112 (52.0 ~ 61.9%) 確定2発
特化珠なみのり
→83 ~ 99 (45.9 ~ 54.7%) 乱数2発 : 47.65%
流石に珠はともかく眼鏡になみのり積まれてたら仕方ない。一応死に出しならほうふくorバークアウトとふいうちで返せるが眼鏡でなみのりでクリアボディの個体と出会ったらもうその日は対戦をやめて外に出よう。レアケを考慮してるうちに自分が使ったらいけんじゃね?ってなるの間違いなくポケモンの魔力。またぼうぎょに下降補正かけているため無補正A252ドラゴンアロー乱1の可能性(86.2~102.8%)がある。実際はってことはないだろうから物理型は耐えないと考えてほしい。
一応A252テラバースト(ゴースト/物理)(31.0~36.5%)このくらいならば耐えるが……サーフゴー
特化持ち物補正なしゴールドラッシュ
→38 ~ 45 (21.0 ~ 24.9%) 確定5発
この型がそれなりに成立しそうな感じになった最大の要因。場合によっては誇大広告とも言う。
特化眼鏡きあいだま
→152 ~ 180 (84.0 ~ 99.5%) 確定2発
一応育成論書くポケモンへの役割対象からの最大打点は常に考えておくべきだって師匠が言ってたのでこいついつも眼鏡特化ばっか書いてんなって思ったら今はなき(多分生きてる)僕の師匠に文句言ってください。テツノドクガ
無補正珠ヘドロウェーブ
→75 ~ 90 (41.5 ~ 49.8%) 確定3発ハバタクカミ
無補正ムーンフォース
→57 ~ 67 (31.5 ~ 37.1%) 乱数3発 : 77.56%サザンドラ
おくびょう珠りゅうせいぐん
→94 ~ 110 (52.0 ~ 60.8%)
C下降含めて2耐え。
同だいちのちから/なみのり
→88 ~ 104 (48.7 ~ 57.5%) 乱数2発 : 91.79%
おくびょう珠でこれなのでサザンドラは無理。こちらから一切有効打がない。犬にしちゃ珍しくじゃれつくがないし、あっても今回の型だと超低乱数。その他
・ラウドボーンC252たたりめ
→16 ~ 20 (8.9 ~ 11.0%) 乱数10発 : 43.24%
当然ちゃ当然だが完封できる。C252もまぁいないだろう。
・ジバコイルB特化ボディプレス
→92 ~ 110 (50.9 ~ 60.8%) 確定2発
・ヤバコイルアナライズかみなり
→135 ~ 159 (74.6 ~ 87.9%) 確定2発
ジバコイル相手が思ったよりできない。
・ウルガモスC252さざめき(1舞)
→79 ~ 94 (43.7 ~ 52.0%) 乱数2発 : 13.28%
舞うターンに投げればいけるが舞われてからだと炎透かしながら入らないとちょっときつい。
・ニンフィア特化眼鏡ハイボ
→51 ~ 60 (28.1 ~ 33.1%) 確定4発
とは言え、今は眼鏡ニンフィアが少ないものと考えられる。バークアウトがあればいいが、なければ出さないほうが無難。向こうはマジフレを没収されているのでもらいびも期待できない。lose-loseのバタフライエフェクト
与えるダメージ
・ふいうち
H244B特化サーフゴー
→56 ~ 68 (23.2 ~ 28.3%) 乱数4発 : 84.25%
H4サーフゴー
→72 ~ 86 (44.2 ~ 52.8%) 乱数2発 : 18.75%
H4イーユイ
→22 ~ 27 (16.7 ~ 20.7%) 乱数5発 : 0.1%
H252ドラパルト
→96 ~ 114 (49.3 ~ 58.5%) 乱数2発 : 93.75%
H4ハバタクカミ
→58 ~ 70 (44.3 ~ 53.5%) 乱数2発 : 33.2%
B124(QC発動調整余りB)テツノドクガ
→46 ~ 55 (29.7 ~ 35.5%) 乱数3発 : 24.02%
・かえんほうしゃ
H244D12サーフゴー
→120 ~ 144 (62.2 ~ 74.7%) 確定2発
オボン込み乱数2発(99.6 ~ 119.6%)
H244D4チオンジェン
→90 ~ 108 (47.2 ~ 56.6%) 乱数2発 : 75%
実際はやどりぎのタネなどがあるからもう少し数値がズレる想定。チオンジェンは基本形が定まっていない感じがあるので参考程度に。
H252ジバコイル
→126 ~ 150 (71.2 ~ 84.8%) 確定2発
もらいび込みH4イーユイ
→36 ~ 43 (27.5 ~ 32.9%) 確定4発
・あくのはどう
H244D12サーフゴー
→108 ~ 128 (56.0 ~ 66.4%) 確定2発
オボン込み乱数2発26.17%
H252ドラパルト
→128 ~ 152 (65.7 ~ 78.0%) 確定2発
無振りテツノドクガ
→48 ~ 57 (31.0 ~ 36.8%) 乱数3発 : 56.22%
ふいうちの方が通る。
・マッドショット
H4イーユイ
→42 ~ 50 (32.0 ~ 38.2%) 乱数3発 : 90.55%
撃ち合いならばこれがあれば辛勝。ほうふく連打もあり。
D4テツノドクガ
→88 ~ 104 (56.8 ~ 67.1%) 確定2発
ふいうち込み瀕死率 : 56.25%
実際は相手の努力値配分によってもう少し下がる可能性があるが、マッドショット確定2発は揺るがない。
ビビって草テラスタルしてきても2段階下降なら次のかえんほうしゃで刈り取れる。
H252ジバコイル
→104 ~ 124 (71.8 ~ 85.6%) 確定2発
かえんほうしゃより若干通る。
H4サーフゴー
→52 ~ 62 (32.0 ~ 38.1%) 乱数3発 : 86.81%
一応。オボンを踏みたくない時用には使いにくい(H244サーフゴーをこれとかえんほうしゃで4割程度)
・バークアウト
H244サーフゴー
→78 ~ 92 (40.5 ~ 47.7%) 確定3発
オボンサーフゴーが流行った場合はあくのはどうよりこっち。
H252ドラパルト
→90 ~ 108 (46.2 ~ 55.4%) 乱数2発 : 51.95%
微妙な火力だが、ふいうちと合わせれば77.73%で落とせる。
・ほうふく
H36以下イーユイからのカタストロフィをHP満タンでほうふくする場合のみ135ダメージで確定1発となる。後投げから入るので上手くもらいびで吸えそうな対面を作れるなら採用する。
相性のいいポケモン
炎技を呼べるポケモンや、地面水を透かしてくれる草タイプが相性いいと考える。
また悪ゴーストエスパーにも出していけるのでエスパー、ゴーストあたりのタイプ。メタグロスやギルガルドがいればよかったのだが……
つまり、こいつと相性がいいのもまたサーフゴーなのでは、ないでしょうか。
おわりに
バンギラスがふいうちを覚えなかったおかげでこの型が成立している。サンキューバンギ。
いちばん大事なことは181-121の21,901にチョッキを着せた32851がサーフゴー受けるときの一種のボーダーになるってことです。
使用サイト
ダメージ計算ツールSVbyポケソル
ポケモン徹底攻略
ポケモンステータス計算機
ポケモンwiki
以上のサイトを使用させて頂きました。
また、本育成論の作成にあたり先読みしてくれた知り合いのKさん、ありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?