プロ野球カードゲームDreamOrderのスタートデッキに関する所感②

(2024.3.21追記。正式なルール発表前に書かれたものなので一部記述に関して判明したルールとの不整合が見られます。ご了承ください)
 すみません、月1くらいで投稿しようと思ってたんですがかなり鬱でした。継続して書けるかわかんない記事に①とか二度とつけるな
 前回の投稿後、体験会が開催されて以降多くの方にスキをいただきました。ありがとうございました。

まずは体験会の感想を

 自分は最速で池袋のミントゲームズに参加。当日枠を含めたくさんの参加者がおり、このカードゲームへのユーザー、野球ファンからの期待を感じた。
 実際のプレイにおいては、プレイヤーからみて手前に10枚ほどカードを置く部分がスペースを取るのでこれに関してはユーザー側が何かしらのアイディアを見つけていくしか無いと思われる。
 ゲーム性については全く問題がないが、やはりゲッツー能力と判定強化が強力。同名カードをサポートとしてプレイすることで発動する「覚醒」が特定のキーワード能力ではなく、サポートを受けた選手のAPDPを2倍にするゲーム中の状態であることが分かったため、基礎のポイントがより一層大事であると感じた。
 これによって唯一引っかかっていたコスト論の部分(判定強化1=基礎APDP1=SDP1)に納得できた。
 他にネット上の友人からは「投手のスタミナを手札枚数として表現しているのが面白い」など好評の声が上がっていた(下の方の先発+nは登板時にその枚数を引く)。
 それ以外には参加特典カードが非常に光っていてびっくりしました。

体験会でのよくある質問

 主に2点がスタッフに多く質問があったと感じたので、ここに記す。

Q.APとDPが同値ならどうなるの?
A.打撃が成功し、打撃判定に移行する。

Q.山札が切れたらどうなるの?
A.0枚になった瞬間にレストエリア(a.k.a墓地、トラッシュ、ドロップゾーン、控室etc…)のカードを裏向きにしてシャッフルする。


 

 あとルール分かってなかった状態で書いた前回の記事の精度が割と高くて自分でもビビっています。

オリックス・バファローズ

 僕にとっては優勝する前年までファンクラブに入ってたチーム。このリハクの眼をもってしても……。

https://x.com/dreamorder_tcg/status/1752617786214637823?s=20

バランス型のチームだと思う

 能力持ち投手に捕手2、内野が全員コスト有り、外野が薄いといった分かりやすいチーム。
 僕は個人的に発売後友人向けでティーチングを行おうと思っているのだが、対面にはこれを握らせたいと考えているくらいには「何をどこに切ったらいいか」が分かりやすい。
 このゲームは強振が強い、というかゲッツー能力のせいでミートがめっちゃ弱い。
 であるから、外野のバニラ3人衆を守備に用いて、内野の選手に同名サポートを当てて「覚醒」を誘発していこう。
 相手にミートで抜かれたとしても宮城大弥選手の「サポートエリア1枚につき判定弱化1」を誘発できるため、死に札になりにくい。

 ブースターパックには森友哉選手がコスト3で収録される。ちょうど入れ替えるとコスト13なので補強もしやすいだろう。

千葉ロッテマリーンズ

 知り合いが「ポジったら逆張りになる」とか謎の名言を残していたが2位の謎の球団。昔バイトしたことあるけどマリンはいい球場だったよ。

https://x.com/dreamorder_tcg/status/1752980106019279170?s=20

ポイントをきちんと抑えた守備寄りのチーム

 まずはエース、小島選手の能力から見ていこう。
 無条件の判定弱化1に覚醒時DP+1。この+1のおかげでAP6の選手を覚醒込みでシャットアウトできる。
 これに加えて守備を削っていない外野4名を持つため、強振主体のゲームプランに対応した守備ができる。
 反面打撃判定強化の数などが少ないが、そこは安田、山口両選手の強みを活かしていこう。幸いにも内野ではAP5の選手が揃っている。
 中継ぎのDP5なので、比較的早い段階でさらに抑えへの投手交代を行うことも視野に。乱打戦では分が悪いので守備の手札管理が重要なチームだろう。

 ブースターパックでは益田選手が強化。より守りに力を入れたチーム編成の可能性が高まる。

福岡ソフトバンクホークス

 23年シーズンはファンが優勝を目指してる場合には受け入れがたいタイプの野球してたと思う。

https://x.com/dreamorder_tcg/status/1753342505436020819?s=20

特殊な効果の野手主体チーム

 このチームのコスト3は柳田選手、「タイムポイント」という投手交代に使えるリソースを支払うことで判定強化を行える彼を軸に、本塁生還時にそれを1追加できる柳町選手とのシナジーを狙っているのだろう。
 この「タイムポイント」はゲーム開始時3、最大5だったと思う(どこで見たかわかんないのでソース不明で申し訳ない)ので、基本3イニング制のこのゲームで柳田選手に2巡回すプレイングを当然取ることとなれば、必然的に「1回使わないor柳町選手の1度以上の生還」が求められる。
 実際AP+1、打撃判定+1は強力無比なので悪くないが、使い所が求められるだろう。 
 更には周東選手が「打撃成功時判定如何にかかわらずセーフ」という能力(以後パワプロ等の有名野球ゲームになぞらえて内野安打と呼びます)を持つ。ただし本人がAP4のため覚醒して尚不安が残る数値だ。強力な能力の代わりに失った部分が大きく、欲をかくと失敗を招きうる足の野球の難しさが表現されている。ゲッツー能力破壊できるのは強いとは思う。
 ブースターパックではここに近藤選手の強化。外野4名が非常に強力な代わりに、攻撃の覚醒状況にも守備にも外野選手を使いたいため、プレイングが難しいデッキになりそうだ。
 それに対してバニラながら内野手のバランスはかなり良好と考えているので、噛み合えば強いチームだろう。

東北楽天ゴールデンイーグルス

 正直良くわかんないチームだ。先発で出したい選手が多いのがこのゲームとややミスマッチかも?


https://x.com/dreamorder_tcg/status/1753704889090551959?s=20

10球団目にしてこのバニラの量は何書けばいいんだよ

 このチーム、困ったことに文章量の膨らみがない。
 浅村選手が相手コスト3ならAP+2の強力な能力を持つが、対象のピッチャーはスタートデッキのプールだと日本ハムの伊藤選手以外もれなく判定弱化を持っている。
 小島選手の弱化1に対してはミートだと2d6の期待値-1、強振でも期待値までで戦えるが、宮城選手(サポート2枚時弱化2)や小笠原選手(被得点圏時弱化2)辺りからは強振でも期待値+1要求なので苦しくなってくる。ミート選んでも期待値以上を出さないといけない。
 相当きついと考えている。投手交代でコスト1、AP7の抑え相手とかになると更に分が悪い。今だけはみんなエアプなんで好き勝手言えるけど。
 残る効果持ちもキャッチャー、覚醒サイクルのみと(記事にするにあたっては書くことがなくて)苦しい。AP4が2枚配置なのが偉いのでそこは評価点ですね。
 このデッキで戦うにあたっては浅村選手を1番に据えて、相手先発が交代しないうちに打順を1周させてリソース勝負してみると面白いかもしれない。

 ブースターパックでは則本選手が収録予定。多分野手も誰か来るだろうし、どちらもコスト3なら田中将大選手から+1、小郷選手辺りと野手のレアを入れ替えてコスト13。
 まあ最レア以外にも来るので一概には言えませんけどね。

埼玉西武ライオンズ

 編集するまでライオンズが4位だと思ってたんだよね。なんでだ


https://x.com/dreamorder_tcg/status/1754067272388554960?s=20

広島カープとの共通点が目立つチーム

 ゲッツー能力を持った菊地選手のポジション互換、源田選手を主軸に据え、広島東洋カープと同じく外野4枚を擁するチーム。
 ただしあちらが守備に不安を抱えている松山選手を持つのに対し、こちらは守備面に関しては問題ないと言えるだろう。
 一方で守備を捨てないために外野手にAP4が2名存在しており、注意が必要だろう。
 筆者個人の意見ではあるのだが、AP4の判定強化に関しては現段階でははっきりと弱いと思っている。ゲッツー能力を持つチームにおいて外野の守備札を覚醒で吐いたら手札が偏っていき、強振を通されるリスクを拡大する恐れがあるためだ。
 その点で覚醒1ドローサイクルを内野の小園選手が持っているカープと外野の守備が安定しているライオンズで一長一短ではないかと考える。
 他の効果持ちを見ると、おかわり君こと中村剛也選手の能力が2アウトでしか発動しない件に関しては評価が難しいところだろう。普通に判定強化1でも良かったんじゃないか?とは思うのだが。

 ブースターパックでは源田選手の頼れる相棒、外崎選手が登場予定。
 ここで内野を強化するのは個人的に高評価だ。
 知り合いの西武ファンは髙橋光成選手の実装を期待していた。ポスティングの関係などがある選手も柔軟に出してほしい。

北海道日本ハムファイターズ

 最後の紹介、ファイターズ。
 一度はエスコンフィールドに行ってみたいものだ。

https://x.com/dreamorder_tcg/status/1754429664683008439?s=20

男のノーガード戦法!?

 何と言ってもこのファイターズ、伊藤選手が少し特殊である。
 まず他のコスト3は初手6枚が多いのだが、彼は7枚。その代わり判定弱化を持たず、守備サポートに選手がいないなら(戦術カードは出してもOK)AP+1を持つ。
 戦術カードの中には相手の覚醒を無効(正確にはサポートエリアから同名を取り除いて覚醒状態の解除)できるカードもあり、理論上はそれ1枚で相手の覚醒を食い止められる。強そう~~~
 更に相手のAPが4ならサポート1枚では強振が通らない。相手依存にはなるが、場合によってはノーガードを宣言してリソースを管理していこう。
 捕手のマルティネス選手も戦術カードを要求してくるため、マリガンや覚醒ドローサイクルの清宮選手に同名をきちんと当てるなどして手札を入れ替えながら戦おう。清宮選手はこのサイクルとしてはコストが高い代わりに判定強化を持っていて、より覚醒時の強みが実感できる。

 ブースターパックでは清宮選手のレアカードが来るようだ。今後次第だがどちらを使うかはチームの編成次第なのか、それとも1択になりうる性能なのか。

おわりに

 デッキ構築ってよりはチーム編成って呼びたい派閥なんですがまあ使い分けです。
 ゲッツー能力、判定弱化、判定強化辺りはまあそれとしか言いようがない言葉で、わかりやすくしたつもりではあります。
 これを書いている途中にブースターパックの収録予定カードがちょっと公開されてた気がするし、調べたら予約表から収録予定選手リスト拾えたけど知らないフリをして書いています。

 ご覧いただきありがとうございました。リリースに向けて一緒にドリームオーダーを盛り上げていきましょう。

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