プロ野球カードゲーム Dream Orderの公開カードについて

はじめに

(2024.3.21追記。この記事の公開タイミングは正式なルール発表後ですが、一部が発表前に書かれたものなので記述に関して判明したルールとの不整合が見られます。この記事は特にそれがヤバいのでご了承ください)

 3月20日にブシロード戦略発表会が開催され、俺のシラヌイが死にます。
色々考えたらフウライじゃねえかな。
 それと同時に発売まで1ヶ月を迎えたプロ野球Dream Orderも発表があるということで非常に楽しみです。
 そんな中で公式Youtubeチャンネルも本格始動し、新カード情報も発表されました。(動画URL)
 NとRとSRが存在するこのカードゲームの真ん中のレアリティ、R。
 今回紹介されたカードたちはいずれも、スタートデッキ収録カードのコスト上位種となっている。
 見ていきましょう!

カード評価について

 コスト論としては野手では「0コス、基礎AP5、サポートAP(以下SAP)強振2orミート3、サポートDP(以下SDP)強振2orミート3」を基本とし、判定強化+1や基礎AP+1、サポートDP+1、効果を持つとコストが+1される。反対に基礎APを削ることでコスト-1相当なのでコスト据え置きのまま他の部分を強化できる。
 ただし基礎AP6に関してはコストがややずれるため、今のところ難しい。
 投手は0コストの選手がいないことや各役割で査定が異なることから、逐一比較対象をこちらで用意するので見比べてほしい。
 ここからより踏み込んだ内容については今後カードの公開によって考察が進めば記述するので、上記のみ覚えておくことを推奨する。

 じゃあ始めます。紹介順は動画で登場した順番なので、スタートデッキ記事とは異なることをご了承ください。以下敬語調

阪神タイガース 青柳晃洋選手

 まずはタイガースの変則エース、青柳晃洋選手。
 スタートデッキの西勇輝選手と比較すると、手札枚数がこちらは1枚少ないですが、覚醒時にDP+1を持っています。
 このゲームではAPとDPの合計値が同値になった際、打撃が成功するルールが有るためAP6の相手選手との覚醒対決をする時には西勇輝選手よりも手札消費が1枚少なく済み、基本的にはお得であると言えます。
 入手した際には積極的に西勇輝選手と入れ替えていいと思います。何よりまだ手札大正義論を掲げるには公開されている数が少ないですからね。

広島東洋カープ 秋山翔吾選手

 スタートデッキのプールで言えばDeNA牧選手のポジション互換です。
 スタートデッキに収録されている同名選手から比較すると1コストでAP+1と強振の判定強化+1、強振SDP-1です。
 おそらく1.5コスト分強化されているところを、強振SDPを削って-0.5コストに替えたのではないかと思うのですが、詳細は不明。
 ブースターパックのRでありながらスタートデッキのカードとの互換であるこのカードの存在はドリオ学会に衝撃を与えました。今んとこ僕1人なので君も学会員になろう!

 仮説としては「RとNの差はそんなにない」か「スタートデッキにはSRの他にR相当の裁定の選手がいる」のどちらかだと思います。多分後者なんですが余白ないんで(別記事にしたほうが良さそうなので)この辺も今後のカード次第とさせていただきたい。

横浜DeNAベイスターズ 入江大生選手

 復活を目指すドラ1リリーフの入江選手が、カードで登場。コスト1の中継ぎで、状況依存のない判定弱化を持ちます。
 スタートデッキとの入れ替え検討で行くと、伊勢選手から手札1枚少ない代わりに判定弱化を得ました。
 このゲームで相手の判定強化を打ち消すことは今後必須になってくると考えているので、コストが据え置きなことも含め、入れ替え得であると考えています。
 しかしブースターパックではハマの絶対的クローザー、山崎康晃選手が登場するのではないかという風の噂があり、彼が3コストなら必然的に中継ぎを0コストに抑えなければならない状況も来るかもしれない。
 先ほど紹介した青柳選手とは違って、他カードとのコストの取り合いが懸念されます。

 このカードは次の選手との比較などが面白いので次に行きます。

読売ジャイアンツ 中川皓太選手

 書いてあるとおり、入江選手からコスト1重い代わりに手札2枚を得ています。
 スタートデッキ読売では、投手陣はオーソドックスな2-1-1型なのでこのカードを入れると投手のコストMAXになります。
 その分手札4枚は十分すぎるほど強力であり、判定弱化も組み合わせて反撃のための手札を温存して守りきれる可能性も高い、強力なピッチャーでしょう。
 自分は読売のデッキを組もうと思うのですが、今のまま(めっちゃ強いコスト3先発とか来ない)なら間違いなくこのカードは採用。どうやら野手の素ステを持ち味にしていくような雰囲気があるので、しばらくお世話になってもおかしくはないと思います。
 このカードや入江選手のような判定弱化の互換はどちらが配られるかによってかなり状況が異なりますね。コスト3先発や抑えが居るチームで2コストの中川選手のようなカードは簡単に採用できない(どこかを0コストにするのはややリスキーだし、そもそも0コストの先発が実装されるのかも不明)ので1コストの入江選手のような場合のほうが好まれるでしょう。
 逆説的にこのカードが存在することで読売にコスト3の先発、抑えはこない。野手強化が来る、と言うのが見立てなのですが、少し鋭利すぎますかね?

東京ヤクルトスワローズ 塩見泰隆選手

 使い所に悩むなあ!
 何かを貶さないことを信条にして記事を書いてはおりますが、ヤクルトの特色となっていくであろうビハインド能力に関しては弱いと思っています。
 なぜならこのゲームは3イニング制で、1回表の攻撃があるにも関わらず、1回表にはどうやっても野球のルール上ビハインドを背負えないためです。
 とは言えこの塩見選手、2コストで強振SDP4を持っています。
 スタメンの場合であれば普通に2534の強振+1でいいんじゃないか、という感じも否めませんが、デッキ構築ルールによっては化けます。
 スタメンと同じ選手を入れなきゃいけないならまだしも、多分その辺の制限はない(そうでなければ本領発揮という能力の但し書きは何なのか)、スタートデッキ版をスタメンに据えてこちらをメインデッキに入れ、場合によっては覚醒も狙える守備要員としての使い方も有りなんじゃないでしょうか?(このゲームのコスト制は恐らくオーダーデッキ内のコスト制限でしかない)
 逆に上で紹介した広島・秋山選手はスタートデッキ収録のコスト1版の方がサポート値がいいため、逆もまたありえるわけですが。

 これが果たして可能なのかは一応問い合わせてみる必要がありそうですが、可能であればかなりデッキ構築の考え方が変わると考えています。

中日ドラゴンズ 石川昂弥選手

 スタートデッキでは木下拓哉選手や、高橋周平選手が持っていた「手札が3枚以下なら」のキーワードを持つ選手。
 手札を攻撃時に3枚以下にするのってめちゃくちゃリスキーなのですが、小笠原選手の被得点圏時判定弱化2で乗り切って積極的に打ち合いをしていくんでしょうか?
 実際ミートSDPを犠牲にするというまあまあ合理的なコスト確保手段によって、攻撃性能の部分では素でコスト相当のパワーがあります。(1コストで判定強化1)
 サポート値はスタートデッキ版から据え置きなので一長一短ですが、収録カードで他に三塁手がいない可能性が高いため基本はどちらかをコスト事情と勘案して使うことになるでしょう。

オリックス・バファローズ 杉本裕太郎選手

 やっぱコストの切り上げ、切り捨ての概念はある気がするんだよなあ、このカード見てると。
 判定強化2を持っている時点でかなり偉いですが、ブースターパックで追加される森選手のことを考えると2コストがややキツいです。
 スタートデッキは内野手がそれぞれコストを持ち、外野手は0コストという構成なのも入れ替えを難しくしています。めっちゃ強いけど嵩張っているので、今後の展開次第ですね。

千葉ロッテマリーンズ 佐藤都志也選手

 強ぉい
 捕手共通の両面サポートに加え、本領発揮(サポートでだした時、同名が出場しているなら発動)で判定弱化を持ちます。
 先程から上述している通り、オーダーデッキに0コストの佐藤都志也選手を入れて、このカードをメインに入れても発動するんであれば相当強いです。
 本領発揮はプレイ時効果なので、サポートゾーンから発動する効果なんじゃないの?と思っているのですが、このあたりも徐々に確認を取る必要が有りそうですね。発動の姿勢を取るだけで2コスト必要なのと0コストで済むのではかなり話が違ってきますからね、マジで。

福岡ソフトバンクホークス 甲斐拓也選手

 タイムポイントの消費量に対して獲得量が少なすぎるってそれ一番言われてるから。
 ヴァンガードのカウンターチャージのように使用済みタイムポイントの回復効果が来ないと相当リソース管理が大変になるのがホークス。
 ただこのカードは普通にやったら2巡目が来ない打順に置くことで効果発揮、手札交換を一気に行うことができます。
 まあどの順に置くかは迷うけど基本的に激強かなと思いますね。キャッチャー以外ならもっと強かったかなと思いますが、1コストでこれなら入れない余地はないでしょう。

東北楽天ゴールデンイーグルス 早川隆久選手

 これからの成長になおも期待がかかる先発投手。
 コスト1の先発というのが公開されている中では珍しかったりしますが、相手の2枚プレイ条件で判定弱化を打てる部分は強力ですね。
 しかし初手4が正直ルールに合っていない。これなら267型で相手と手札勝負したほうが分がいいと思います。
 よほどコストを削減したい場合にはかなり有りなのですが、そうなると野手を強化したいデッキになり、野手のための覚醒を引き込めない。流石に先発投手の選定で初手枚数が決まるゲームでは、先発のコストを削るのは得策じゃなさそうです。

埼玉西武ライオンズ 蛭間拓哉選手

 1533で0.5コス位で、そこから1コストになるように効果をつけた感じなんだと思います。
 ただ体験会に行ったことある人ならわかると思うんですが、このゲーム満塁が作りにくい。四球もないですしね。
 そのため基本的には1コストで0.5コストの選手を採用する形になってしまい、やや普段はロスが生まれてしまうと考えます。
 総じてこのカードに関しては入れ替えないでやった方がいいと思います。元が0コスで強振DP3ありますしね。

北海道日本ハムファイターズ 奈良間大己選手

 ファイターズの戦法である「戦術カード」のサポートができるコスト2。
 普段からランナーがいればAP+1を持つため、とりあえず入れておいて間違いないと思います。5番か6番に置いておくと頼もしい存在になるかも。
 覚醒すれば山上1ルックして戦術カードなら手札に。これが結構強い。
 このゲームは山札が切れたら即入れ替えなので山が削れても情報以上のディスアドバンテージは抱えませんし、覚醒した時点で打撃が成功する可能性が高いのでもし戦術を拾えたら相手に多大な圧をかけることも可能になるでしょう。
 ただし戦術カードをデッキに多く採用し、このカードの覚醒要因も入れる、となると他の選手の同名を削る必要があり、構築段階での細かい調整が必要です。
 判定強化がないのでランナー2塁の状況でもミートで堅実にチャンスを広げましょう。

終わりに

 ブシロード戦略発表会までに完成させる予定だったんですけど、仕方ないですね。
 はじめにのところだけ先に書いておいたんでアレなんですけど、シラヌイはドラグヴェーダとの選抜制限。名実ともにドラゴンエンパイア最強デッキとしてその名を刻んだと思います。

 また1週間以内に記事を書こうと思いますので、そのときにはよろしくお願いします。
 既にYouTubeの方でドリームオーダーのどうがを上げている人もいるので、みんなでこのカードゲームを盛り上げていけたらな、と思います。
 見ていただきありがとうございました。


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