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麻雀 見合う見合わない? 簡単なオッズの捉え方

こんにちは、先日に続いて少しオッズについて話してみようと思います。

”麻雀とオッズ?何言ってんだ??”

と疑問に思った方もこれを読み終わったころには麻雀、ポーカー、競馬どんなギャンブルにも対応できるオッズマスターです!

オッズとは

オッズと聞いてパッと思い浮かぶのは競馬や競艇などの公営ギャンブルじゃないでしょうか。自分が賭けた馬が勝った時に何倍もらえるかがいわゆるオッズです。

単勝3倍に1万円賭けたとして、勝てば3万円手に入る。計算はそんなに難しくないですね。さてこの時の必要勝率はいくつですか?又は、何%勝てる見込みがあれば賭けたほうが良いですか?

答えは1万/3万で33%になります。図にしてみるとこんな感じです。

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全体に対して左の青に塗られた部分が必要勝率だと思ってもらえれば分かりやすいですね。注意点として競馬のオッズは掛け金も含まれています。なので勝てば+2万円です。+3万ではないので注意!

さて今回紹介したいのはこのような図を頭の中に思い浮かべるということです。それだけです。

”はいはい、そんなのいちいち必要ない。”

と思った人もいるかもしれませんが、すこし話を加えてみます。

リスクフリーの5千円

同じく単勝3倍に1万円を賭ける例でいきます。馬券を買いに行く途中、5千円が落ちているのを発見しました。締め切りがギリギリで拾いに行くなら残念ながら馬券は買えません。

さてこの時、馬券の必要勝率はいくつになりますか?

すこし難しくなってきましたね。リスクなしで手に入れられる5千円、それとも競馬で勝負して2万円を狙う,2択だとします。図にして考えてみましょう。

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先ほどより中央のラインが少し右に動いただけです。青の部分が必要勝率なので、計算すると15000/30000で50%になります。50%以上勝つ見込みがあるのなら、5千円を無視して馬券を買いに行ったほうが良いということです。

どうです、数字をいったん図にして状況を可視化することができれば結構簡単じゃないですか?

麻雀のオッズ

さてこれが麻雀にどう関係あるかというと、先ほどから紹介している図こそ押し引きそのものを表しています。

親のリーチを受けた8巡目、浮いている危険牌を通せれば3900点の聴牌がとれる状況を想像してみてください。

親のリーチ平均放銃点 -7500

8巡目3900リャンメンの局収支 500点

ベタオリの局収支 -1700点 *参考:統計学の麻雀戦術

その危険牌の放銃率が何%以下なら押しますか?

さらに複雑になったように感じますが、同じように図にしてみます。この場合の”勝ち”は、”危険牌を通して+500を得る”と考えたら分かりやすいかもしれません。

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今回の必要勝率は”危険牌が通る確率”なので反対の余白部分が求めたい”放銃率”になります。言い換えたら放銃を許容できる範囲です。

余白/全体=(500+1700))/(500+7500)

=2200/8000=27.5%

放銃率27.5%以下なら押したほうがベタオリより得って結果になりました。麻雀には安全にまわるという選択肢がありますが計算が困難で、仮に計算できたとしてベタオリの数値を入れ替えるだけなので、基本的な図の構造は変わりません。

さらに言っちゃうと左のリーチ放銃点と中央のベタオリ収支はほぼ固定で考えても問題ないと思います。親リーチは順に-7500、-1700、子リーチは-5300、-1100。あとは右端の自身の手牌の局収支が増えたり減ったりするイメージです。

まとめ

抑えるべき要点は3つ。

負けた際の収支(放銃)

勝った際の収支 (放銃回避)

選択可能な別オプションの収支(ベタオリorまわる)ない場合は0

後は図を想像することができれば、自然と計算式も浮かんでくると思います。押し引きの場合は全体の幅に対しての余白の幅って考えたら難しくないですよね。

最後に似たような問題を一つ。興味を持ったら考えてみてください。

最終巡目、あと1牌を通すことができれば聴牌料を得られる状況。他2人はベタオリと想定、親のリーチ、子供のリーチそれぞれ放銃率何%の牌まで押せますか?(放銃時失点は順に-7500、-5300)

パイレーツ小林選手がよく言う最後の1牌は大体押しってやつです。

答えは最後に載せておきますね。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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この映画かなり面白かった気がするからもう一回観てみよ。おすすめ!

答え:親リーチ 2500/9000≈28% 

子リーチ 2500/6800≈37%


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