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危険牌を勝負してまでリャンメンにとる価値とは

こんにちは、今回はサラッと短い話を。

”親リーチだから安全牌切ってシャンポンに受けるか。”

数巡後、

”うわ、両面に受けていたなら上がれてた!けど親リーだからしょうがない”

こんな経験多少はあると思います。安全にとれる愚形テンパイ、または危険牌を勝負しての良型テンパイ。悩ましい問題です。筆者自身なんとなくで選択してきました。(いやむしろほとんどのケースで危険を冒さず安全パイを切って愚形にとっていたかもしれない。これがプロスペクト理論というものなのか、、、、おそろい)話が少し逸れましたが、今回は、このくらいの放銃率までリャンメンにとっても見合うという数値を計算してみたので紹介したいと思います。それがこちら、

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リーチを受けているという想定で、縦のラインが放銃率、横のラインがあがり時に見込める得点(リーチ棒+打点)。子対子などはそれぞれ前者が自分、後者がリーチ者です。

読み方の一例を一つ。自身が子で親からリーチを受け、3900のテンパイが獲れる状況だとします。危険牌を切って両面にとるか、それとも安全パイで愚形にとるか。そこで子対親のグラフから4900の値を読んでみると、約12%。危険牌の放銃率が12%を下回るなら両面にとったほうが良いといえる。といった具合です。

グラフを描いてみての感想ですが、意外と両面にとった方がい良いと感じないですか?

親なら最低打点でも放銃率約15%を切って両面にとっても見合うようです。さらに驚いたのが親のリーチを受けた場合であっても、子のリーチと1,2%ぐらいしか変わらない点です。残り筋にして1~2本ぐらいの差なので大きいっていえば大きいですがもう少し差があると予想してました。

危険牌を切って両面、安パイで愚形という選択はそんなに出会うことないですが、大体の数値を記憶しておいて損はないと思います。

補足として、これらグラフは巡目によって変動するもので今回紹介したのは11巡目を想定したものです。基本的に巡目が進むにつれてグラフ全体が放銃率0%の方向に移動すると考えて大丈夫だと思います。これは聴牌料の期待値が大きくなり、相対的にあがりの価値が低くなると予想できるからです。簡単に言うと”あがりが見込めないなら両面にとる危険を冒す必要はない ”ってことです。

最後に計算方法について。打点別の局収支をリャンメン、愚形とそれぞれ出して、参考:統計学の麻雀戦術

(リャンメン局収支-愚形局収支)/(リャンメン局収支-放銃時平均失点)

で計算しました。少しややこしくみえますが、こういったオッズに関するものを簡単に考えられる方法があるので近いうち記事にして紹介しようと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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