【ザンリーグ観戦記】メンブレさせる正確無比な選択【企業リーグ2023グループB#6】
文:億尾ほうこ
ザン企業リーグはYouTubeにて毎週放送中です
その企業リーグに参戦しているアルタイルジャパンは、全国各地へラーメン店を展開している企業です
つまり、ザンリーグのアルタイルジャパンとは、「YouTube×ラーメン」ということなのです
そして、YouTube×ラーメンといえば思い浮かぶ人がいますね
SUSURU選手、ザンリーグ参戦です
これほどまでにこのチームに適する選手はいません
卓内の点棒をすすりに行っちゃいましょう
レッツゴー
そんな大物に立ちはだかるのは、カジノ部からはる選手と
健康麻雀にまめからひろー選手
はる選手ひろー選手共に前期の企業リーグを戦った経験があるだけではなく、雀荘のオーナーをしており店にも出ている現役のプレイヤーです
毎日ラーメン健康生活VS毎日マージャン健康生活の闘いがいま始まります
東一局は南家カジノ部はる選手の跳満ツモアガリで開局
いきなり親被りスタートのSUSURU選手
1巡目は打🀙、2巡目のここも打🀠として混一へ向かいます
ブロックがまだ足りておらず混一に向かうにしてはまだ遠いですが、それでも大きく狙っていきます
混一を睨んだ進行をしつつも、手牌を崩すようなことはせず🀏の対子は維持したまま
赤🀝を持ってきたところでは、1切れのドラ🀁をリリース
混一には行けたら行くくらいのバランスで進行していきます
そんなSUSURU選手の様子を見たはる選手の選択
🀙を切るか🀐を切るか
🀐を切ると🀑引きでの索子🀒🀕両面を取り逃し、🀙を切ると🀚引きでの🀚🀝両面を取り逃がす形です
搭子は足りているのでどうでも良いように見えますが、🀖🀘という嵌張搭子が残っている現状では、両面を作っての搭子振り替えは重要です
はる選手の選択は打🀐でした
西家のSUSURU選手が🀙🀠切りの後に手からばらばら字牌を切っていますので、索子の混一だと河にかなりはっきり表れています
索子の混一なのであれば🀑より🀚の方がより山に残っている可能性が高く、更には待ちになった際にも強力です
この選択が見事に成功
🀚を引き入れて打🀖
索子混一がいる中にあって、嵌🀗を🀚🀝両面に変えることができました
順調に手は進み
🀚🀝待ちでの先制リーチ
少なくともSUSURU選手は使えなさそうな牌ですので、これはかなりアガれそうですね
しかし、これに追いつくのが西家のSUSURU選手
🀆を暗刻にして、🀕🀘待ちの混一両面立直です
あの配牌をしっかりと混一に仕上げていきました
打点もリーチ混一白赤2花1の倍満確定両面立直です
🀚🀝待ちも🀕🀘待ちもどちらも強い両面です
どちらが勝つのか全くわかりません
二人のめくり合いに注目していたところ、闖入者が現れます
南家のひろー選手が三軒目のリーチ
無筋の🀛を切って嵌🀔のオープンリーチです
3軒目であればオープンリーチのデメリットがなくなりますので開け得です
この嵌🀔待ちはとても悪い待ちなので追っかけ立直をしない選択もありますが、ひろー選手の目からは白ぽっちが見えていません
二軒立直に対して自分がオリてしけぽっちをした際の損失があまりにも大きいので、多少無茶でも攻めていきたいところ
この3人の衝突の結果は
ひろー選手が🀚を掴みます
はる選手のリーチ平和赤1花2で満貫のロンアガリ
これにより、ひろー選手のメンタルの破壊に成功します
続く東二局一本場
メンタルが歪んでしまったひろー選手
先制で嵌🀝待ちの聴牌をしたのですが、ここでは一旦ダマテンとします
🀆が既に2枚切られていますので、白ぽっちがまだ山に生きていそうに見えます
ここでしけぽっちなんてしようものならそれこそさらに追い込まれることになります
🀝そのものも1枚切れですが、親のはる選手が切っているので嵌張の中でも言うほど悪い部類ではありません
とはいえ、手替わりが🀄🀛🀜🀞🀟と意外と豊富です
🀄ポンは打点がリーチと赤を失うので打点は大幅に下がってしまうとはいえ、ツモだけではなくポンしての好形待ちへの変化が狙える点も良いですね
ひろー選手が役なしのダマテンで様子を伺う中
リーチの発声をしたのは東家のはる選手
🀓🀖待ちの両面聴牌です
このリーチを受けたひろー選手
🀞ツモで待ち替えに成功します
狙い通りダマテンが上手くいきましたね
🀜切って追っかけリーチと行きたいところです
🀚が4枚見えているので🀙🀜には当たりませんし、🀚を手に持っていた人が🀝🀝🀞からの🀝先切りしているケースも考えにくいです
それでも、ここでは打🀚としてオリてしまいました
先ほどの放銃によって、はる選手のリーチに追っかけると負けてしまうという強迫観念でも植え付けられてしまったのでしょうか
そんなひろー選手の心境を知ってか知らずか、はる選手のツモ牌は
白ぽっちでした
リーチ平和ツモ一盃口表1赤1で跳満の1枚をツモアガリです
ロンだけではなくぽっちツモによっても同卓者のメンタルを揺さぶっていきます
リーチに押せば放銃、リーチにオリれば白ぽっち
どう対応すればよいのでしょうか
しかし、ここまでやってなおはる選手の武器はリーチだけではありません
仕掛けの鋭さもかなりのものです
嵌張二つの一向聴ですが、門前には拘らずに🀆をポンしていきます
これによって🀚🀓だけだった聴牌チャンスが🀙🀚🀛🀞🀡🀒🀓🀔へと大幅に増えます
愚形二つ残りならうっかり単騎になってしまっても嵌張待ちと変わりませんし、広くなるなら広くしましょう
今回は筒子が伸びているのでただの嵌張2つよりも更に広くなっています
ここからは打🀙
🀙🀚の受入れが減る代わりに、🀕🀖の受入れが増えます
索子の面子になる受入れを増やすことで、🀓🀕を引いた際には筒子の🀛🀞🀡の三面張に取れるようになります
そして気になる聴牌形は
🀞引いての嵌🀓待ちになりました
🀓待ちも🀕待ちも枚数は同じですが、両面変化の枚数に差がありますね
🀒🀔と持っていた場合は両面変化する🀑が残り4枚で、
🀔🀖と持っていた場合は両面変化する🀗が2枚です
鳴きによって先制聴牌を入れたはる選手ですが、しれっと追いついたのが西家のSUSURU選手
タンヤオ一盃口のダマテンです
🀖が先ほどはる選手に切られたばかりで見た目2枚とリーチにいくには心許なさ過ぎます
ダマでも和了できますし、🀑🀓🀔🀕引きならばリーチを打ちたい待ちになります
SUSURU選手はその手替わりを受け止めて、リーチ
🀒引きなので🀠🀒の双碰待ちとあまり強い待ちではありませんが、見た目4枚なら勝負しにいきたいところです
手替わりをキャッチできたのはSUSURU選手だけではありませんでした
はる選手も🀑を引いたことで🀓の嵌張待ちから🀐🀓の両面待ちへ待ちがパワーアップします
立直なんてなかったかのように赤🀔切り
一発巡目で赤ですが、花牌も無いような子のリーチなんて自分の聴牌に比べたらノイズにすらなりません
次の巡目では赤🀝引き
打🀠で🀝とスライドします
この🀠がSUSURU選手のアガリ牌
リーチ断么赤1の4000点のロンアガリ
加点こそ小さいですが、はる選手の親番を終わらせることに成功しました
東三局となって親番をなんとか活かして復活を狙いたいひろー選手
しかし、西家はる選手の手牌がとても整っています
役牌の対子が二つに両面が3つです
申し分ないブロックが揃っていますね
ここまで優秀なブロックが揃っているので、ここは打🀡
🀠を引いて4連形ができたところでどうしようもありません
そして浮いている字牌の🀄と🀃はどちらもそれぞれ1枚切れで、安牌として使えます
ともすればただの手なり進行にも見えるのですが、ただなんとなく字牌を切って手なりなのではなく、手牌と河に応じた選択をしています
次の巡目にはすんなりと両面が埋まります
安牌の🀄と🀃を2枚残して進行するのかと思いきや、ここは🀗を切らずに打🀄として親の現物🀃だけを抱える形にします
🀗を残しておくと
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