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泣きたい私は猫をかぶる 観た

どこかで誰かが、自分のためにブログをやってるって言っててそれいいなぁと思ったのでやります

今回はヨルシカが主題歌となったことで僕の目に止まった映画「泣きたい私は猫をかぶる」の感想を書くことにします

別に映画マニアでもないし他の作品と比べたりはできないので期待しないでください

コロナウイルスの影響で映画が公開中止になってネトフリ限定配信となってしまったこの映画ですが、僕はネトフリに登録してないので友達のアカウントを貸してもらって観れました。便利な世の中だ…

感想としては

普通に名作だった

基礎がしっかりしているというか、見ていて不快になる穴がない感じ。

まず音楽がすごく良かった。お面屋が登場するシーンは不気味なBGM、太郎と日出のシーンは心地良いBGMといった感じで、絵柄が可愛らしいほのぼのしてるから、逆に言うとあまりメリハリがない絵柄で、場面ごとの雰囲気が変わりづらいというデメリットがあると思うんだけど、音楽がそれを補っていた。

音楽の話でいうと、ヨルシカはやっぱり最強だった。というか今回は新たなヨルシカを見れた。物語を彩る脇役に徹しているのがすごく伝わったし、suisさんの歌声はびっくりするくらい溶け込んでいた。映画を食わないちょうどいいラインで存在感を出していてさすがだと思った。三曲も提供してるの天気の子を思い出した。

ストーリーに沿って話していくと、
最初の方は「あ〜なんかありきたりな映画だなぁ」と思って見てた。でもまず驚いたのがむげのラブレターを読み上げちゃうクソな男子がちゃんと報復にあう痛快なシーン。むげが教卓で押し潰したあとにしおりちゃんが更に追い討ち。ああいうとこでちゃんとスッキリさせてくれるのは良い映画だなと思った。

中盤、義理の親に対して必死に取り繕う子供の気持ちとか、目の前でラブレターを読まれてつい強い物言いをしちゃう中学生男子の気持ちとかが上手く描写されてて、感情がすっと伝わってきてすごかった。まあタイミングが悪かったりと脚本家からしたご都合展開ではあったものの面白かった。

終盤は良い世界観だった。きなこがすんなり猫に戻りたいと思ったのはちょっと早すぎないかと思ったし展開は予想通り過ぎた感じあったけど、、基本的に主人公が絶望しすぎないようにできてる優しい世界なんだなって思うことにしてた。あと三木さんがかっこよかった。

あと、むげが日出を好きになった理由が好きだった。
家庭環境に苦しめられていたときに猫になって、日出に出会って、そしてなんか好きになっちゃった。順番そうきたなと思ったけど、そういう運命的な好きという感情は嫌いじゃない。

所々わかりやすいギミックがあってストーリーに深みを持たせてたと思う。視聴者にハッとさせる場面というか、「あ、これでこいつは違和感を覚えたかな」って思わせる場面がいくつかあったのが良かった。

中学生というのは脆くて危うくて、扱いやすい題材なんだなと感じた。高校生より性知識も常識もない、小学生よりは理性で考えて一人一人の個性も出てきてる。本当にちょうどいい時期だなと思った。

あと書きたいことはなんかあったかな、、

自分もよく「猫になりたい」とか「鳥になりたい」とか思うけど、実際なってる物語を見たら、色々大変なんだなと思った。もう10数年生きてしまったら覚悟決めて人間で生きていくしかないんだね…と思った

あ、この作品の脚本家が鉄血のオルフェンズの人と一緒って聞いて、終盤が大衆向けなのとか生々しい演出とか色々納得しました()

終わり!また気が向いたら






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