たちどまって考えることの大切さ。 今だからより響く言葉なのかもしれません。
ヤマザキマリさんの本は、読んでみたいなぁと思いつつ、読む機会がなかったのですが、友人に薦めてもらったこともあり読んでみました。
他の本や漫画も是非読みたいな、と思えるような独自の視点でとても魅力的な内容でした。
また、「たちどまって考える」を読む少し前に、
たまたま、ちきりんさんの「自分のアタマで考えよう」を読んでいたこともあり、「考えること」に関して考えることの出来たいい機会でした。
たちどまって考える(ヤマザキマリ さん)を読んでみて
”今”という視点で見れば、寂しかったりつらかったりすることも、時間が経てばその人の強みに転化されるということは、誰にでも起こることではないでしょうか。 (本文 第3章より)
本の中ではコロナ禍で行動が制限されている中、ということで書かれていましたが、私の場合は自粛期間中も夫と一緒に過ごしていたこともあり、特に寂しさや不安を感じることはありませんでした。
しかし、11月初旬に入院生活が始まってからは、始めての出産に対する不安とお医者さんと看護師さん以外ほとんど誰にも会うことのない閉鎖的な空間にいることでうまく言葉に出来ないような沈んだ気持ちになっていました。
比較的、楽観的でポジティブな性格なので、「しかたがない」と開き直り本を読むことを楽しんだりダラダラしてみたりはしていましたが・・・(笑)
ヤマザキさんの本を実際に読んでみて、今は充電かつ色々と考える期間にしてみようと改めて思うことが出来ました。
考えるのは面倒かもしれない。でも、その納得のいかなさの要因を、ネットやテレビで誰かが発信している言葉からではなく、自分の考えの中から見つけてみてはどうでしょうか。(本文 第5章より)
書いている通りで、考えるのは面倒で、無意識的に避けてきたことが多いです。
今までは「結果が全て」「結論だけ知りたい」ということが多く、ネットが小学生の頃から身近にあった身としてはすぐに答えを探すことも容易でした。
それで、答えを探す癖はついていましたが、考えるクセはついていなかった。
入院生活は、そんな自分自身への考えることの大切さを知らせるいいタイミングだったのかもしれません。
自分のアタマで考えよう(ちきりんさん)を読んで
ちきりんさんご自身の言葉でも、本文内に書いていますが、「考えるって何をどうやって!?」と思った時に読むと考えるヒントをもらえる本です。
「私は考えた」というのは、「私はあるインプットをもとに、なんらかの結論を出した。ある考えに至った」という意味です。
(本文 34ページより)
とてもわかりやすく、かつスッと自分の中に入ってきた考えるの定義でした。この一文を知れただけでも、この本を読んで良かったなと思えます。
情報・知識と考えることがごちゃまぜになってしまいがちですが、それをきちんと分けて、整理していくことの大切さが書かれています。
大学時代、恩師から「仮説をたてて考えるクセをつけなさい」と言われていましたが、その大切さがやっとわかった気がします。
考えないと自分の意見としてうまくアウトプット出来ませんよね。
ちきりんさんの本を読んで日が浅いうちにヤマザキマリさんの本を読むことになったのも何かのご縁なのかも知れません。
「考える」ことを意識的に習慣化したいと思います^^
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