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MERIDA SCULTURA400(メリダ・スクルトゥーラ400)のカスタマイズ

前回の書いた記事から少し時間が経過してそこそこの距離を乗りました。100キロ超のライドも何度もしましたし、日々のトレーニングライド等にも活用しています。

一般的なカスタマイズしました!的な記事って、やれ「ハンドルを替えました」「サドルこれにしました」みたいなモノが多いですし、そうかと思うと「Di2にしちゃいました(ドヤァ)」みたいな内容になったりもします。
「それが必要かどうか?」の観点に欠けたりするのです。まぁ、無目的なカスタマイズや「かっこいいからやりたかった」は重要な動機でもあるのですが。。。

▪️あれ?機械式変速&油圧ディスクブレーキのコンポーネント悪く無いじゃん

実際のところハンドルもサドルも身体に触れる部分は、前の記事の段階で換えてしまっています。純粋に「借り物感」を無くして真剣に評価したいからなんですけどね。
真剣に「機械式変速&油圧ディスクブレーキのコンポーネント」を使った事無かったんです。店員稼業をしていて、かつレースやライドの指導などをしていると、当たり前のようにハイエンドコンポや、それに準じたものを使う事が多いのです。
機械式変速&油圧ディスクブレーキは試乗や納車前の確認作業の時くらいというショップスタッフ多いのでは無いでしょうか?

結論から言うと「あれ?これでも別によくない?」という印象になりました。正直最初は主にブラケットの形状が大きい事がストレスでした。でも、それは電動コンポを常用してるからなんですよね。実際正しいブラケットの握り方をしたらそこまで問題に感じなくなりました。ただし手が小さい方や女性ライダーは電動コンポーネントのメリットが大きいと思います。
ブレーキブラケットの握る位置のリーチ(長さ)で言うとあまり変わりはありません。
ポジションが出ないと言う事もなかったのです。確かに変速は電動の方が圧倒的に楽ですが、速く走る為にマストか?と言われたら優先順位は下がります。
強いて言えば「ニッセンのインナーケーブル」等にワイヤー交換のタイミングで変更してあげると動きはスムーズになります。
ここに関して言うと無理にヘッドにワイヤーを入れたりと言った構造をしていない事もありワイヤーの流れがスムーズです。これは機械式変速だと重要なポイントで、格段にシフトはスムーズですね。フレームに変な専用グロメットや専用パーツも無いので末長く使えるのも良いです。

そう、基本構成のパーツから変更しなかったのです(笑
ただ、、、Di2仕様に変更して遊びたい!と言う欲求はモリモリ湧いては来るんですよね。恐らく重量的に3−400gくらい軽くなる筈なのです。ただ20万以上の出費に見合うかな?とフト考えてしまいました。学生や若いレーサーなら機械式のままでいいですね。

▪️パワーメーターを使いたいからクランクを手持ちのFC9100~Pに

やはり何となくパワーメーターを使いたいと言うのがあって。。。クランクをFC9100~Pに交換しました。2023年仕様のSCULTURA400はクランクが105グレードではないものが付いています。チェーンリング構成も50/34(SCULTURA700は52/36)なのですが、普段の使用では問題ないのですが練習会などでやはり52−53辺りは欲しくなるのです。

やはりクランクはバイクの「顔」なんて言う事もある部品ですので雰囲気はかなり変わりますね。重量も軽くなりますし、やはり剛性が高いのが分かります。踏んだ時に「パリっ」とした感覚が増しました。
フト思ったのですがレースに出始めたタイミングくらいでパワーメーターを導入するライダーが結構居ると思うのです。最近は安価な製品が出回っていますので、それに交換する事を考えたら、この構成で価格を抑えられているのはなかなか良心的ですね。

▪️ホイールやタイヤは色々替えました

タイヤは純正装着のMAXXISが結構良かったです。でも、、、色々試したのが性でして。。。ヴィットリア・コルサ・ヴィットリア・コルサNEXT 30C ヴィットリア・コルサPRO  コンチネンタル・GP5000 CL (25C・28C)
ホイールも純正装着のホイールとボントレガーXXX4を使用しました。

前回の紹介記事でも書きましたが、この純正ホイールが真面目に秀逸なんです。
市販されてませんが、恐らくXXXの1/4位の価格だと思います。重量は重たくなりますが日常のトレーニングならコレでOKです。ラチェット音はDT系と比べると値段を感じますが、そんなのペダル踏んでたらしない訳で関係ないですよね!(脳筋)
やはりディープ系のホイールは高速域での伸びが良いです。あとは。。。見た目!(笑高速域での出力高めのペダリングであっても、フレームはしっかり受け止めてくれます。
大抵のメーカーは小サイズのスケルトンって何処か破綻します。それを上手く纏め上げるのがメーカーの手腕だったりするのですがTREK系と比較してもMERIDAは総じて小サイズの作り方が上手だなと感じます。

色々な所を走ったりするとコルサNEXT 30Cは不快な振動もエアボリュームでカバーしてくれて純正タイヤに飽きたら替えてしまっても良いですね。

▪️カスタマイズの記事と言いながら完成車の基本構成から殆ど変わらなかった

レーサーらしく「速く走らせるのには」を軸に考えていくと。。。そこに「コスト」の意識も少し考えていくと基本構成からあまり「変える必要がなくなってしまう」と言うのは、よく考えて作られたからでしょうな。カスタマイズした仕様(純正ホイール時)で8.8キロ(ペダル・ボトルケージなど付き)激軽!じゃなくても走りが良いので、問題を感じませんでした。
昨今のエントリー系ロードバイクはエンデュランス系やグラベルの流れを汲んだものが多いのですがSCULTURA400は生粋のレーサーがベースです。
やはり競技畑出身のスズキは嬉しくなってしまいます。

新学期からロードレースのある競技部に入ろうとして学生さん&親御さん!中古のよくわからないバイク買うくらいなら。。。断然コレだと思います。
時期が来たら決戦用ホイールとパワーメーターを買う以外何もしなくて良いと断言できますよ。フレーム割っちゃうくらい乗ればどんどん強くなります。
そのタイミングが来たら、是非ハイエンドバイクを買っちゃいましょう!

スズキ